本記事では、ブログの直帰率を下げるための方法について解説しているとん
ブログに多くのアクセスを集めるためには、SEO対策が必要です。
しかしながら、ブログはただアクセスが多ければ良いというものではなく、この記事で解説している直帰率も重要な指標になっています。
ブログ初心者の方は直帰率について見逃しがちですので、この機会にブログの直帰率について正しい知識をつけて、対策していきましょう。
直帰率とは?
直帰率って何なのぷう?
そもそも直帰率とは一体なんなのか知らない方が多いと思いますが、直帰率は、ブログ記事を1ページだけ見て、ブログを離れてしまう割合のことを言います。
直帰率とは、ブログに訪れたユーザーが他ページを閲覧せずにブログを離れた率のこと
例えば、
A記事へのアクセスが100
そのうち20人が他のページもついでに閲覧した場合
この場合直帰率は80%になります。
20人が他記事を見てくれているという反面、残り80人は1ページだけ見て離脱してしまっているので、そう考えるともう少し直帰率を下げたいですよね。
1人のユーザーが多くのページを見てくれれば、それだけでブログ全体のPVが上がりますので、一度来たユーザーを上手くブログ内で回遊させるように心がけていきましょう。
直帰率を下げる必要性
初心者の方は、ブログのアクセス数ばかりを気にしてしまいます。
もちろんアクセスがなければ何も始まらないので、アクセス数は収益を上げる上で最重要です。
ただ、これから収益化を本気でしていきたい場合、ブログ運営のレベルを一歩上げるために、直帰率にも着目していきましょう。
なんで直帰率を下げる必要があるのぷう?
そもそも直帰率を下げる必要性について疑問に思っている方も多いと思います。
結論から言うと、直帰率が下がるとSEOに好影響を与えます。
Googleの基準として、
サイト滞在時間
直帰率
がページの評価を決める項目の一つになっています。
シンプルに考えて、1記事しか見られないブログよりも、1ユーザーが何ページも見るブログの方がデータ上良く見えます。
そして、先ほども書きましたが、その方が効率が良いのです。
ブログの収益は、どれだけページが閲覧されたかによってどんどん上がっていきます。
ですので、たまたま訪れてくれた1ユーザーが、なるべく多くのページを閲覧しPVを稼いでくれた方が、収益が上がる確率がグッと高まります。
1ユーザー当たりの収益が上がりますので、直帰率を下げることには多くのメリットがあります。
また、SEOには色々な施策があるのですが、直帰率対策は割とすぐに実践できる内容なので、対策しやすい部類になります。
この機会にブログ運営のレベルを一つ上げていきましょう。
グーグルアナリティクスで直帰率を確認する方法
そもそも直帰率ってどこで確認するんだぷう?
直帰率の重要性について書きましたが、そもそもどこで直帰率を確認するのかという疑問にお答えしたいと思います。
ブログを運営している方は、当然Googleアナリティクスを導入していると思います。
もしまだアナリティクスの設定をしていない場合は、まずはこちらの記事を参考に設定しておきましょう。
設定が終わっている方は、Googleアナリティクスにログインしてみましょう。
するとトップページに、「直帰率」という項目がありますね。
この数値が正に直帰率そのものです。
トップページを見れば、指定の期間でブログ全体での直帰率を確認することができますので、毎日チェックしておきましょう。
ちなみに、Googleがこれらの項目をトップページに出すということは、それだけ重要な項目であるということになります。
Googleが答えを出してくれていますので、これらの数値に着目して、今後ブログ運営を行なっていくことをオススメします。
ページ毎の直帰率はどうやって確認するぷう?
トップページに表示されているのは、あくまでブログアクセス全体での数値です。
これでは細かい対策が出来ませんので、記事ごとの直帰率にも着目していきましょう。
具体的な確認方法は、集客>search console>ランディングページで、各ページの数値を確認することが可能です。
この数値を参考に、どの記事を改善すればいいのか、優先順位を確認することが出来ます。
そして逆に、直帰率が低いページを参考にして、直帰率の低いページの特徴を学ぶことも可能です。
ご自身のブログで、どのページの直帰率が高くてどのページが低いのか、なるべく意識して運営していきましょう。
離脱率とは?
直帰率と離脱率は何が違うのぷう?
SEOを学んでいると、直帰率の他に離脱率という言葉を目にすることがあります。
似ている単語ですが意味合いが違いますので注意しましょう。
離脱率とは、そのページのアクセスのうち、どれくらいの割合が離脱したのかを表す数値
少しわかりにくいと思いますが、簡単にいうと、そのページが離脱の原因になった割合になります。
そのページを最後に見てユーザーがブログを閉じた割合を表していますので、何かしらの原因がそのページにあるのかもしれません。
そのヒントとして使うことがあると思いますが、基本的には直帰率を見ておけば問題はないでしょう。
離脱率については優先度は低めです。
直帰率の目安や平均
次は、直帰率の目安や平均値についてです。
直帰率というのは、実はブログのジャンルによっても違いますし、どんな用途のページなのかでも大きく変動します。
ですので、一概に何%以下でないといけないという基準はなく、あくまで目安になります。
もちろん下げていく施策は必要だとは思いますが、直帰率を下げるのには限界もありますので、ジャンルごとの平均値などを参考に、なるべく平均より下回らせる意識で運用することをオススメします。
業界別の直帰率の目安
参考までに、一般的に言われている業界別の直帰率について紹介しておきます。
業種 | 直帰率 |
---|---|
金融サービス | 53% |
病院 ヘルスケア | 54% |
医療機器 医薬品 | 55% |
不動産 | 57% |
コンピューター ソフトウェア | 60% |
ヘルス フィットネス | 63% |
IT関連サービス | 64% |
経営コンサルティング | 67% |
主に50%〜60%くらいが目安になりますね。
もちろん、この数値にならなかったからといって、価値のないブログとは一概には言えませんので、あくまで参考としてください。
ページの種類ごとの直帰率の目安
続いて、ページの種類ごとの直帰率の目安についてご紹介します。
ページの種類 | 直帰率 |
---|---|
EC | 20~45% |
B2B | 25~55% |
リードジェネレーション | 30~55% |
ランディングページ | 60~90% |
辞書、ブログ、ポータルサイト | 65~90% |
ページの種類での目安は以上になります。
当然ながら、商品やサービスを直接売り込むランディングページは直帰率が高めになっています。
その他に関しては、かなり振れ幅はあるのですが、ブログなどのサイトは割と直帰率が高い傾向にありますね。
もちろんブログのジャンルにもよるのですが、この数値を見れば自分のブログの直帰率が多少悪くても、少しは安心できると思います。
流入元ごとの直帰率の目安
お次は、流入元ごとの直帰率の目安についてです。
流入元とは、そのページにユーザーがどこからきたのかというデータになります。
ほとんどが検索エンジンからの流入だと思いますが、マーケティングの手法によっては他からのアクセスもありえます。
ですので、流入元による直帰率の違いについて調べる際に参考にしてください。
流入元 | 直帰率 |
---|---|
バナー広告 | 56% |
SNS | 54% |
直接訪問 | 49% |
リスティング広告 | 44% |
検索 | 43% |
被リンク | 37% |
メール | 35% |
だいたい想像はできるとは思いますが、広告から入った場合の直帰率が高めになっていますね。
検索からの流入は、直帰率としては真ん中くらいです。
その他、ユーザーが興味を持って訪れる可能性が高くなるほど直帰率が下がる傾向にあります。
はじめのうちは、ブログは検索からの流入がメインだと思いますが、余裕があったら他の方法を試してみても良いと思います。
直帰率が少し高いからと言って、悩みすぎるのもよくないとん
直帰率が上がってしまう原因
ここでは直帰率が上がってしまう原因について解説していきたいと思います。
一番わかりやすいのは、ご自身が普段検索して訪れたページをすぐ閉じてしまう場合、どんなシチュエーションがあるのかを思い出すことです。
「こんなサイトだったらすぐにページを閉じてしまう」とあなたが思ったことは、他の人も同じように思っている可能性が非常に高いです。
一例ですが、原因として代表的な物を7つ挙げておきます。
- タイトルで釣ってしまっている
- ユーザーの求めている内容がない
- サイトの表示時間が長い
- デザインがダサい
- レイアウトが見辛い
- 1記事で満足してしまっている
- 他記事への導線がない
関連する項目はまとめて詳しく説明しますね。
タイトルと中身のギャップ
これはかなり代表的だと思いますが、サイトタイトルやメタディスクリプションに書いてある内容と記事の内容が違っていたら、目的と違うので離脱の原因になりますね。
ユーザーの求めている情報がページにないという根本的な問題になりますので、この点は今すぐ改善する必要があるでしょう。
ちなみに、メタディスクリプションについてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
サイト表示時間の問題
こちらもシンプルに、サイトの表示時間が遅いサイトはユーザーのストレスになってしまいますので、直帰の原因になってしまいます。
ちなみに、サイトの表示時間が2秒遅くなるだけで、直帰率は50%も上昇してしまいます。
サイトの表示時間も優先的に考えなければいけませんね。
デザイン、レイアウトの問題
デザインやレイアウトの問題も、直帰率に影響が出るでしょう。
ごちゃごちゃしていて見辛いサイトは、次のページに行くまでもなく、離脱してしまいます。
逆に1記事で満足してしまっている
これは難しい問題ですが、直帰率が高いからといって、価値の低いページとは限りません。
その記事だけでユーザーの気持ちを満足させてしまっている場合、直帰率が高くなります。
例えば、場所を知りたい人は、マップがそこにあれば目的はすぐに叶えられてしまいます。
調べたい情報がシンプルな場合、すぐに目的を達成して直帰率が上がってしまうことがあるので、そういったポジティブな面もあるということを一応覚えておきましょう。
他記事への導線の問題
そもそも、サイドバーや関連記事で他記事へ飛ばす仕掛けがなければ、他ページの存在すら知ることが出来ません。
直帰率上昇の原因は関連記事への導線がないことの場合が多いです。
ユーザーの気持ちになって、離脱したくなる要素を避けてサイトを作っていくとん
直帰率を下げるための改善方法は?
では、直帰率を下げるために、具体的にどのような施策が必要なのでしょうか?
改善方法について詳しく解説していきます。
上記で挙げた原因に対して一つずつ対策し、少しでも直帰率を下げる努力をしていきましょう。
ただ、基本的には直帰率を下げる方法には正解がないです。
ですので、結局のところ、データをこまめにチェックしながら少しずつ改善していくしかありません。
かなり大変な部分ですが、少しでも意識して取り組んでいきましょう。
- 記事のリライト
- サーバー移動
- プラグインの導入
- テーマの変更
- 関連記事への導線作り
記事のリライト
直帰率を下げるには、やはり記事に手を加えていくのが一番です。
根本的な問題として、検索してきたユーザーの求める情報が書いてあるのかという点を、しっかり確認していく必要があります。
タイトル
メタディスクリプション
記事
これら全てが一直線で繋がった時に、最高の結果が生まれます。
そして、そのキーワードで検索してきた人が別に興味をもちそうなものも把握しておく必要があります。
基本的に専門性のあるブログを作っているので、好きなジャンルはある程度一致していると思いますが、それでも記事によって次に見たい内容は違ってきます。
ですので、記事の途中や最後に、ついでに見ておきたそうな記事へのリンクを貼ることも重要になりますね。
また、記事に使用する画像や色使い、デザインにも気をつけていきましょう。
例えば、ジャストサーバーのブログのようにキャラクターを入れたり、文字の下線やボックスデザインを採用したりして、見栄えの良いサイトを目指せば、直帰率は下がります。
見やすさ、分かりやすさも大事な要素です。
オリジナルキャラを作ってみるとん
サーバー移動
こちらはサイト表示時間への対策になります。
格安サーバーやプランによっては、サイトの表示時間に著しい差が出てしまうケースが多いです。
サーバーはブログを運営する上で基盤になる部分ですので、しっかりとしたサービスを選びましょう。
ちなみに、ジャストサーバーはサイトの表示速度に全く問題なく運営が継続しています。
今までサイト表示速度に関するクレームや悪評は一つも出ていませんので、この機会にジャストサーバーへのサーバー移動もご検討ください。
プラグインの導入
続くプラグインの導入も、主にサイトの表示時間に対する施策の一つです。
対策を何もしないでいると、基本的にワードプレスで作ったサイトは若干重い状態になります。
そこで、プラグインという拡張機能を使うことによって、サイトの表示時間を早くすることが出来ます。
キャッシュをコントロールするものや画像サイズを圧縮してくれるプラグイン、表には見えない内部のコードを最適化してくれるプラグインも存在しています。
プラグインは非常に便利な機能ですので、まだ使ってない方はこちらの記事を参考に導入してみましょう。
プラグインの入れすぎは逆に重くなるので注意するとん
テーマの変更
こちらの対策は、サイトの表示時間とデザインやレイアウトの問題に関連しています。
まず、テーマによってはサイトの表示時間が遅いものがあります。
逆に、中にはサイト表示時間にとことんこだわったテーマもあるくらいです。
デザインや機能ももちろん大事なのですが、サイト表示時間の方が優先順位は高いので、その点にも気をつけてテーマを選んでいきましょう。
そして、テーマによって、そのブログのデザインやレイアウトがほぼ決まります。
大まかなデザインについては、多くの人が使っているテーマを使えば、少なくとも致命的なことにはならないでしょう。
ただ、カスタマイズのセンスがないと使いづらいサイトになってしまいますので、センスに自信のない方は有名ブログのレイアウトを真似しましょう。
それだけである程度はオシャレで見やすいサイトになると思います。
ちなみに、こちらの記事ではワードプレスのオススメテーマについてまとめていますので、参考にしてみてください。
関連記事への導線作り
直帰率を下げたいなら関連記事への導線作りも重要になってきます。
先ほど記載したブログ記事内で他の記事に誘導するやり方も、導線作りの一つになります。
ジャストサーバーのブログでも、1記事で解説しきれない内容については上記のように別記事へ誘導するようにしています。
また、導線作りはサイドバーや記事下で行うと効果的です。
サイドバーのウィジェットには、人気の記事や最近の記事、カテゴリーなどを配置し、ユーザーが回遊できるようにしましょう。
ヘッダーのメニューも、もちろん重要です。
そして、記事を読み終わった後、満足してそのままページを閉じないように、関連記事を表示するようにしましょう。
スマホ表示も忘れずに
忘れないでいただきたいのは、スマホでの表示を確認することです。
現在、総アクセスの7割がスマホですので、スマホ表示で導線が出来ているのかもチェックが必要です。
フッターメニューを整えたりメニューを表示できるボタンをつけたりと、その点についてはジャストサーバーのブログを参考にしてください。
スマホ表示に気を遣いながら、他記事への誘導を積極的にしていくとん
アフィリエイトと直帰率の関係性
サイトの直帰率について色々と解説してきましたが、最後にアフィリエイトブログとの関連性について触れておきます。
収益化ブログは主にアフィリエイト広告を貼って収益を出すと思います。
その際、必然的に他サイトへのリンクを貼って誘導しなければいけません。
つまり、収益を上げるためには、自サイトから離脱をさせなければいけないのです。
上記のサイト直帰率を下げる対策と矛盾していることをしなければ、収益が生まれないというわけですね。
アフィリエイトリンクを貼れば貼るほどそちらに流れる可能性が高く、直帰率が上がっていきます。
また、サイトの見栄えが悪くなってしまいますので、それも直帰率上昇の原因になります。
ですのでこの問題については、広告を貼る量のバランスを考えるしかないと思いますね。
広告は必要最低限に貼り、あくまでユーザーに情報を提供し、その延長で広告に誘導するというスタンスが重要だと思います。
収益と直帰率、どちらを取るのか難しい問題ですが、よく考えて運営していきましょう.。
広告の貼りすぎには注意するとん