この記事ではここ20年のGoogleアップデートの歴史と2021年のSEO対策について解説していくとん
早くも2021年が3ヶ月を過ぎようとしていますね。
去年はコロナウイルスの影響で苦労された方が多いと思いますし、大きな変化のあった年だと思います。
そして、それはウェブの世界でも同じです。
現実世界のコロナウイルス騒動により、ウェブもそれに合わせて様々な変化がありました。
今回の記事ではコロナに関連したGoogleのアップデートを含め、Googleアルゴリズムの変化について振り返っていこうと思います。
また、今年の2021年はどのような点に注意してSEO対策を行っていけば良いのかについても合わせて解説していきます。
Googleアップデートとは?
Googleアップデートとはなんだぷう?
そもそもGoogleのアップデートとはなんなのでしょうか?
SEO対策を勉強していると必ず耳にする言葉だと思います。
Googleのアップデートは、主にGoogle検索順位のアルゴリズムのアップデートを指すために使われています。
アルゴリズムとはルールみたいなものです。
Googleは様々な要素を数値化して、キーワードに対するページの検索順位を決定しています。
このルールが定期的に変わることによって、検索順位の変動が起きているのです。
また、ひとえにGoogleのアップデートと言っても、検索順位の話だけではありません。
Googleは様々なサービスを運用していますから、それぞれのサービスの仕様変更もGoogleのアップデートに含まれます。
例えば、検索した時に店舗の情報が出てくるGoogleマイビジネスですが、コロナ禍になった後コロナ対策に関する項目が増えたりと、様々な箇所で細かいアップデートがされています。
また、YouTubeもGoogleのサービスですから、こちらについての仕様変更等もGoogleのアップデートに含まれますね。
ただ、そこまでいくとキリがないので
この記事では、ウェブ検索に関連する変化や日頃使うサービスに直結する変化について、振り返っていきたいと思います。
SEOにおけるGoogleアップデートとは?
では、SEOにおけるGoogleのアップデートとはどんなものなのでしょうか。
まずほとんどの方はGoogleのサービスを何も考えずに無料で使っていますが、彼らのやっていることは公共サービスではありません。
あくまで利益を上げるためのビジネスとして検索エンジンを提供しています。
本来検索エンジンがなければ、ネット上に存在する無数の記事から目的の記事を探すのは非常に困難になります。
それを検索エンジンというサービスを提供することによって、こんなに便利な世界を作っているのです。
言われてみれば確かに!意識したことなかったブゥ
もちろん無料というのは企業の知名度を上げ、他の有料サービスに誘導するためにあります。
ただ、そのためにはまず、検索エンジンをユーザーが満足できるような仕様にしてユーザーを定着させる必要があります。
ですので、Googleは頻繁にシステムのアップデートを繰り返して、適切なページが上位にくるように改善を行っているのです。
Googleアップデートの必要性
先ほども触れたように、Googleは使用するユーザーにとって為になる記事を上位に表示しようと試みています。
しかし、ユーザーに役立つ記事というのは抽象的で、数字やデータだけでは分析が難しいです。
一つの検索クエリにしてもユーザーごとに様々な目的、それぞれの悩みがあります。
一概に「A=B」という風に判断できませんよね。
ですのでGoogleは、高度なAI技術によってユーザーの行動分析などを行い、最適な検索結果の提示を常に求めています。
ただ、現状のGoogle検索エンジンの仕組みですと、どうしても昔からある老舗のサイトの方がドメインが強く、中身に関わらず上位に表示してしまいます。
基本的にドメインパワーの強いサイトがずっと居座る形になってしまえば、記事コンテンツの低下が予想されます。
それを避けるためにも、Googleは定期的なアップデートで検索順位を入れ替えたいのでしょう。
更新をサボっている老舗のサイトよりも、現役で最新情報を発信し続けている新米サイトの方が、価値のある情報を届けていることもあるからです。
どれだけユーザーの為になる情報を配信したとしても、どうしても始めたばかりのサイトでは検索上位にいけませんので、その辺の格差が適切に埋まればいいですね。
検索エンジンにも新陳代謝の面があるんだトンね
ただ、どうしても記事を上位に上げるためには、ある程度の記事数が必要になります。
どれだけ濃いコンテンツを提供したとしても、スカスカのブログでは上位にいけませんので、量と質のバランスは必要ということは覚えておきましょう。
Googleの目指すところを理解しアップデートを味方にしよう
SEO対策のテクニックはたくさんありますが、本質的なところを見逃してはいけません。
Googleが目指しているところは、あくまでユーザーファーストです。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することがGoogleの目指すところですので、その本質を見失わないように運用を行っていきましょう。
小手先のテクニックに捉われてばかりいると、いずれGoogleから相手にされなくなってしまいます。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを継続して投稿していけば、どんなアップデートがあっても、検索順位は安定します。
逆にアップデートによって検索順位が上がる可能性の方が高くなるため、SEO対策はコツコツ真面目に行っていきましょう。
2010年代前半のGoogleアップデート
Googleのアップデートについて理解を深めるために、まずは2010年代の前半から、過去のアップデートについて振り返っていきましょう。
この時代は世の中にブログアフィリエイトが浸透し始めた頃で、まだまだ検索エンジンの精度は不確かな頃でした。
なので、ブラックハットSEOという裏技的なノウハウで、検索1位をとって稼ぐという手法もたくさんありました。
その結果、ユーザーに便利なサービスとはとても言えず、かなり悪質な記事が上位にある状態だったのです。
流石にGoogleもそんな状態を放置するわけにはいかなかったので、当時は歴史に残る大型のアップデートが行われました。
SEOを勉強していれば必ず一度は聞いたことのあるアップデートですので、それらについて紹介したいと思います。
ペンギンアップデート
まずはペンギンアップデートです。
このペンギンアップデートでは、スパムサイトからの悪質な被リンクを受けているサイトの掲載順位を落とすというアップデートが行われました。
被リンクについてはこちらの記事で解説していますので、意味を知らない方は参考にしてください。
SEO対策をする上で、被リンクを集めるという手法が今も昔も重要な項目になっています。
しかし、昔は「自作自演のスパムサイトをたくさん作りそこから被リンクを集める」という手法がありました。
こんな方法でも上位に表示される仕様だったため、悪意を持ったユーザーが悪質サイトをどんどん上位に上げていったのです。
これを見かねたGoogleは、ペンギンアップデートという対策を行い、スパム的な被リンクを集めているサイトに対して順位を下げる対処を行いました。
これがいわゆるペンギンアップデートの内容です。
これによってスパムサイトが大幅に減り、検索の質がかなり上がって、その流れは今に続いています。
パンダアップデート
続いてのパンダアップデートでは、コンテンツの品質に関するアップデートが行われました。
昔の検索エンジンは、質の低い記事でも上位表示できたため、これが改善されたのです。
具体的には以下のような記事が低品質とされ、Googleはこれらに該当するサイトの評価を下げました。
- コピーコンテンツ
- 自動生成コンテンツ
- 内容が薄いコンテンツ
昔はコピーコンテンツや自動生成コンテンツでも検索上位に上がれた時がありました。
当然、これでは検索エンジンは不便なものになってしまいますので、パンダアップデートをしたというわけですね。
また、昔はブログアフィリエイトを行う上で、500文字程度書けばある程度上位にいけていました。
しかし、内容の薄いコンテンツは評価が下がり、今ではそれくらいの文字数で上位に上がることは不可能でしょう。
500文字では、リード文くらいにしかなりませんからね。
今では当たり前のことですが、ひと昔前にはそんなこともあったということの参考になればと思います。
悪質なサイトを排除する流れが強かったんだとん
2010年代後半のGoogleアップデート
続いて、2010年代後半に起きたGoogleのアップデートについて解説します。
割と直近の出来事になりますが、時代の変化に沿ってGoogleの評価対象も色々と変わってきています。
モバイルファーストインデックス
まず2010年代後半では、モバイルファーストインデックスの流れが加速しました。
今までは、インターネットを閲覧するためのメインの端末と言えばパソコンでした。
携帯電話ではスムーズに閲覧出来ず、画面も小さくて非常に見づらい環境でした。
しかし、スマートフォンの普及によってネット環境も大きく変わります。
スマホ端末でネットを閲覧するのが当たり前になり、Googleもそれに合わせる形になりました。
現に、多くのサイトでは、アクセスユーザーの実に70%がスマホからのアクセスになっています。
それを受けて、Googleはスマホ表示に対する重要性を上げ、ページの評価はスマホサイトを基準に決める流れになっています。
それがモバイルファーストインデックスです。
モバイルファーストインデックスの詳細については以下の記事で確認してください。
ランクブレイン
続いてはランクブレインになります。
ランクブレインとは、ユーザーの検索意図に沿って、適切な記事を上位に表示するGoogleの取り組みのことです。
今までの検索エンジンでは、キーワードをある程度詰め込んでいれば、ユーザーの検索意図に合わないサイトも上位に入ることが出来ました。
キーワードさえ入れておけば上位に上がれてしまうので、当然ながら悪用もされてしまいます。
また、ユーザーにとっても、関係ない記事が上位に入ってくると目的を達成出来ませんので、満足できないでしょう。
それを改善する為に、GoogleのAIがユーザーの検索クエリを分析し、検索意図に沿った記事を上位に表示するようになったのです。
この取り組みによって、検索意図をより意識しながらユーザーに記事を提供していく必要が出てきたというわけです。
2020年のWEB業界の出来事
2020年はどのような変化があったんだぷう?
さて、続いては昨年の2020年に起きたWEB業界の変化について紹介します。
今も続いているコロナウイルス騒動は2020年から始まり、その影響はWEB業界にまで及びました。
アクセス数や収益の面で考えれば、WEB業界にとってはかなり追い風になり、多くの企業が利益を増やせたことでしょう。
ここでは2020年に起きたウェブ業界の変化について、以下の3点を軸にまとめていきます。
- 検索行動の変化
- コロナによるアップデート
- コアアルゴリズムのアップデート
検索行動の変化
まず2020年に起きたことは、検索需要の変化です。
先ほども少し触れましたが、コロナウイルスの騒動はネットの世界にも大きな影響を与え、人々の行動の変化に繋がりました。
特に外出の自粛が基本的になりましたので、家でできる娯楽などの需要が増えました。
例えばネットフリックスやアマゾンプライムビデオなど、動画配信サービスの需要が急速に伸びましたね。
それにいち早く気づき、VOD(ビデオオンデマンド)のアフィリエイト案件などに着手していたユーザーは、利益を増やすことができたでしょう。
また、Googleの別サービスでGoogleプレイストアというアプリストアのサービスがありますが、アプリの需要も大幅に増えました。
とにかく2020年は、家でできる娯楽の需要が一気に増した年であり、この流れはまだしばらく続くでしょう。
コロナによるアップデート
続いて、コロナによってGoogleのサービスにも多くのアップデートが行われました。
例えば、Googleでコロナ関連のキーワードを検索すると、コロナのために作られた特別仕様の検索結果が表示されるようになりました。
病院を検索するとコロナに関する注意書きが表示されるようになったり、
Googleマイビジネスの情報欄には、飲食店のイートインやテイクアウト、宅配に関する項目が表示されることになりました。
これらは明らかにコロナ後に追加された仕様ですので、世の中の状況に合わせて、Googleがアップデートを行ったということになるでしょう。
一目でわかるのはユーザーにとって便利だトン
コアアルゴリズムのアップデート
2020年はGoogleの検索エンジンについても大きなアップデートがありました。
アップデートがあったのは、2020年の1月、5月、12月です。
こちらはユーザーの検索意図を検索結果により反映させるための細かいアップデートになります。
アルゴリズムのアップデートでは毎回大きな検索順位の変動があります。
2020年の1回目と2回目についてはそこまでの変動はありませんでしたが、12月のアップデートでは大きな変動がありました。
それは他ブログでも情報が多々出ており、何よりこのジャストサーバーのブログも、検索順位が大きく上がりました。
こちらの画像を見ていただければわかる通り、12月から検索順位が明らかに上がっていることがわかります。
このことから、12月のアップデートの影響は大きく、さらに検索エンジンが健全化されたことでしょう。
2021年に意識したいGoogleアップデートの傾向
2021年はどんなGoogleのアップデートに注目していくべきか教えて欲しいぷう
さて、過去のGoogleのアップデートについて紹介してきましたが、今年はどのようなアップデートがあるのかについて、予想も含めて解説したいと思います。
今後は以下の5点に注目しましょう。
- E-A-Tが重要に
- スピードアップデート
- ページの視認性
- オーガニック検索以外の重要性
- コアウェブバイタル
E-A-Tが重要に
2021年のGoogleの検索エンジンは、E-A-Tが重要になります。
このE-A-Tとは、専門性・権威性・信頼性を表す指標になります。
今後のウェブメディアではこの3つの要素が重要になり、検索結果へも徐々に反映されてくるでしょう。
ユーザーが安心して検索を行うためにもかなり重要な内容になりますので、詳細をこちらの記事で学んで適応させていきましょう。
スピードアップデート
続いてはスピードのアップデートです。
2020年もそうでしたが、これからのウェブページではよりスピードが求められます。
検索結果に表示されたページを開こうとしてなかなか開けない場合、ユーザーにとってかなりの不利益になります。
ですので、今後の評価ではページの表示速度はさらに重要になるでしょう。
しかしこのユーザーのためのスピードアップはおそらく表向きの理由で、実際はクローラーの負荷を下げるためと言われています。
ページ情報を読み取るクローラーというシステムの負荷を下げて、より効率よく検索結果を決めるために、Googleはページスピードの向上を促しているようです。
理由はどちらにせよ、ページスピードが早いに越したことはありませんので、こちらの記事を参考に改善していきましょう。
オーガニック検索以外の重要性
続いてはオーガニック検索以外の重要性についてです。
昔はSNSが普及していませんでしたので、調べごとのほとんどはGoogleかヤフーで行われていました。
しかし、昨今は世の中に検索サービスが溢れていますので、ブログビジネス=SEO集客とは限らない状態になっています。
こちらはGoogleのアップデートとは直接関係ありませんが、SNSで話題に上がっていたりSNSからの流入が多いと結果的にページの評価が上がる、とも言われています。
SEO対策も必要ですが、各種SNSの運用も対策していきましょう。
コアウェブバイタル
最後に、一番重要なのはコアウェブバイタルというアップデートです。
これは
LCP
FID
CLS
という3つのラインキングシグナルを検索順位の参考にするという内容です。
こちらは長くなってしまうのでここでは割愛します。
ただし、2021年のSEOを攻略する上で、非常に重要な内容になってきますので、続いてはこちらの記事をお読みいただき、2021年のGoogleアップデートについて把握してください。