この記事では、FTP接続についての概要、やり方を解説しているとん
ここ最近、ネットビジネス系のオンラインサロンの紹介で、ジャストサーバーに契約していただける方が増えています。
トレンドブログに関するノウハウも発信しているということで、このブログの内容がピッタリだと思います。
そしてこれからブログを始めていく方に向けて、今回はFTP接続という用語について解説していきます。
ウェブサイトを触ったことがない方だと聞き馴染みのない言葉ではありますが、これから稼いでいく上で知っておいて欲しい単語ですので、この機会にFTPについて学習しましょう。
まず、FTP接続には様々な種類があります。
- FTP
- FTPS
- SFTP
- SCP
ウェブ用語特有のわかりにくいアルファベットなので、なんのことかわからないと思いますが、概要だけでもこの記事で覚えておきましょう。
それでは一つずつ紹介していきます。
FTP接続とは?
FTP接続ってなんだぷう?
FTP接続とはFile Transfer Protocolの略で、自分のパソコンとウェブサーバー間でファイルを転送する伝統的な仕組みになります。
FTP接続=自分のパソコンとウェブサーバー間でファイルを転送する仕組みのこと
この方法は1970年代から利用されているシンプルな通信方法で、主にFTPソフトを利用することで誰でも簡単に利用することが可能です。
基本的にこの仕組みはワードプレス以外でウェブサイトを作る際に使うことが多いです。
実際、ワードプレスのインストールやテーマのアップロード、プラグインの追加はFTPでも可能ですが、ワードプレスではワンクリックでできる仕組みがあるため、普段FTPを使うことがほとんどありません。
普通のウェブサイトを作る際は、ウェブサイトを構築するためのhtmlファイルや画像ファイルをFTP接続を通してサーバーにアップロードする必要があります。
この仕組みを知らないと、そのようなシーンで苦労することがありますので、FTP接続について覚えておきましょう。
FTPの仕組み
少し難しいと思いますが、FTPの仕組みについて軽く紹介しておきます。
- FTPサーバーにファイルをアップロード
- TCP/IP経由でFTPホストのファイルを送信
- 受信者はファイルを受け取りダウンロード
このようにサーバー上のファイルとパソコン上のファイルを中継してデータのやり取りをしています。
FTPのメリット
FTPにはどのようなメリットがあるのかについて、以下の3つを紹介しておきます。
- 迅速でシンプル
- 40年間利用されている実績がある
- 複数ファイルを同時に転送可能
基本的にFTP接続でファイルを転送すると、迅速にファイルを転送可能です。
また、転送の仕組みもシンプルですので、そこまで高度な技術も必要ありません。
そのため専門的なツールは不要で、誰でも利用できるツールで行うことが可能です。
また、FTP接続は一番歴史が長い方法ですので、ある程度信頼できます。
そして複数のファイルを同時に転送できますので、その点もメリットになるでしょう。
FTPのデメリット
続いては、FTP接続のデメリットについても紹介します。
- 暗号化されていない
- ハッカーにデータを盗まれるリスクが高い
一番歴史があるFTP接続ですが、一番はじめに出てきた技術なので、暗号化がされていません。
つまり、ハッカーにデータを盗まれるリスクが高く、サーバーにファイルを転送するやり方としては、リスクの高い方法になります。
この記事では、諸々の接続方法をFTPという単語でまとめていますが、シンプルなFTP接続は一番元祖のやり方になりますので、なるべく使わないということを覚えておきましょう。
FTPS接続とは?
FTPS接続ってなんだぷう?
FTPS接続とはFile Transfer Protocol over SSL/TLSの略で、1990年代後半に作られたFTPの拡張機能です。
FTPのセキュリティをさらに強化する目的で作られました。
この方式は、SSL/TLSの仕組みを活用した暗号化技術が採用されています。
SSL/TLSについてはこちらの記事で解説しましたので、それを見ればある程度のイメージがつくと思います。
FTPSのメリット
FTPSのメリットを2つご紹介します。
- 多くのシステムがSSLに対応している
- 強力な認証機能
FTPSのメリットはなんといってもセキュリティの高さです。
セキュリティ的に脆弱なFTP接続のデメリットを解消するために作られた仕組みですので、暗号化の技術を応用することによって、より高いセキュリティを実現しています。
また認証機能によって安全性を保っていますので、FTPとFTPSで迷ったら必ずFTPSを選ぶようにしましょう。
FTPSのデメリット
FTPSのデメリットについても紹介しておきます。
- ファイアウォールに妨げられることがある
FTPSのデメリットとして、ファイアウォールというセキュリティに妨げられる場合があります。
FTPS接続では複数のチャネルを使用するので、接続を許可するためにファイアウォールの設定を一部変更する必要があり、全くの初心者には少しハードルが高くなるかもしれません。
SFTP接続とは?
SFTPってなんだぷう?
SFTP接続とはSSH File Transfer Protocolの略で、この接続方法も1990年代の後半にFTPの代わりとして開発された技術になります。
SFTPでは、セキュリティ性能の高いSSHという仕組みを介して、様々なファイル形式を転送しています。
FTPとは異なり、1回の接続で済み、転送中のファイルを暗号化することが可能です。
その結果ハッカーが情報にアクセスすることが困難になるのです。
SFTPのメリット
SFTPのメリットを紹介します。
- データファイルを暗号化できる
- ユーザー名パスワード認証
- ファイル転送を一つのチャネルで行える
- 公開鍵認証
- コマンドの実行
基本的にSFTPのメリットは、ファイルを暗号化することが可能で認証厳重というところでしょう。
そのため非常に高いセキュリティでファイルを転送することが可能です。
またファイル転送を単一チャネルで行なうので、ファイアウォールの設定変更を行なう必要がありません。
そのためFTPS接続と違いファイアウォールとの相性もいいです。
SFTPのデメリット
- 非対応のサーバー・ソフトがある
SFTPのデメリットですが、FFFTPのような定番FTPソフトでは使えないというデメリットがあります。
またFTPSはほとんどのサーバーで対応していますが、SFTPは対応していないサーバーもあるので、契約前に確認するようにしましょう。
ただし、SFTP接続が使用できる場合、デメリットと言えるような項目は特にないので、迷った場合はSFTP接続を選択するといいかもしれませんね。
SCP接続とは?
SCP接続ってなんだぷう?
SCP接続とはSecure Copy Protocolの略で、SSHというセキュリティの仕組みを利用した接続方式になります。
SFTPと比較されることも多く、SFTPはより高機能、SCPはより軽いと評されます。
SCPのメリット
SCPのメリットはこちらです。
- SSHの仕組みを利用した方法でセキュリティが高い
- SFTPよりも通信速度が速いことが多い
こちらもFTPの代わりになる手段として開発されたものですので、その認識で把握しておきましょう。
またSFTPと同様にSSHによる暗号化が採用されており、SFTPに比べ通信速度が速いとされています。
SCPのデメリット
そんなSCPのデメリットはこちらになります。
- ファイルの複製ができない
- 転送の再開ができない
- UNIX系のシェルが必要
ファイルの複製、転送の再開についてはSFTP接続では可能ですが、SCP接続ではできません。
またSCPを利用する場合、サーバーにUNIX系のシェルが備えられている必要があります。
SCP接続ではファイルが転送できない、という場合が出てくるかもしれませんので注意しましょう。
どの接続方式を使うべきなのか?
結局どの接続方式が良いんだぷう?
以上代表的な4つの接続方法を紹介しましたが、結局どれを使えばいいのか?
一番名前が知れ渡っているのがFTP接続ですが、この方式はセキュリティが緩いので今使うのは危険でしょう。
SCPは通信速度が速いとされていますが、転送やファイルに関して制限があるので少し使いづらいでしょう。
となると残りはFTPSとSFTPです。
どちらもセキュリティを高めた方式で、安全性も高いのでご利用のサーバーやFTPソフトとの兼ね合いで、選ぶのがいいでしょう。
ただ、どちらかというと、SFTPは全く新しい接続方式でセキュリティも万全で多機能です。
2021年現在では、SFTP接続を行うのが最も安全な方式と言えるでしょう。
FTPアカウントを作成する方法
FTPアカウントの作成方法について知りたいぷう
そしてこのFTPで接続を行うには、接続するためのアカウントが必要になります。
FTPへのアクセス情報はどこにある?
FTPへのアクセスはレンタルサーバーと密接に関わってきます。
FTPはサーバー上のファイルをいじるための機能なので、そこにアクセスするにはサーバー側での設定が必要です。
レンタルサーバーによりますが、申し込み時のメールにFTPへのアクセス情報が載っていることが多いので確認しましょう。
参考までにジャストサーバーでは、このようにメール記載しています。
基本的にはここに書いてある情報をFTPソフトにコピペするだけでサーバーにアクセスすることが可能です。
pleskでFTPアカウントを追加作成する方法
ジャストサーバーを利用している方はpleskという管理画面を利用していますね。
ここで追加のFTPアカウントを作成する方法もありますので紹介しておきます。
まずはpleskにログインして、FTPアクセスという項目をクリックします。
次の画面で、お好きな内容で設定しましょう。
アカウント名はログインIDのようなものです。
ホームディレクトリはそのままでOKです。
パスワードを任意のものに設定したら完了です。
以降はこの情報をFTPソフトの入力することによって、自分のサーバーのフォルダを操作することが可能になります。
おすすめのFTPソフト
おすすめのFTPソフトについて知りたいぷう
最後におすすめのFTPソフトについて紹介します。
利用方法については、基本的にログインしてフォルダを操作するだけなので割愛します。
フォルダの操作はパソコン内のフォルダと全く同じで、それをサーバー上でやり取りするだけです。
nova 旧Coda
まずnovaというソフトを紹介します。
(以前はCodaというソフトとして販売されていました。)
正式にはコードエディターというプログラムを書くソフトなのですが、このソフトの凄いところは、FTPの機能とコードエディターが一緒になっている点です。
FTPでフォルダの操作をしつつ、そのままファイルを開くとコードをリアルタイムで変更することができます。
本来、普通のFTPソフトであれば、一回ファイルをパソコンにダウンロードしてから、そこでファイルを編集し保存。
そしてまたサーバーにファイルをアップロードして上書き保存という手順が必要です。
しかし、novaであればその作業をしなくてもFTP上でファイルの中身を触れるのです。
サイトを構築する方にとってかなり便利なソフトでしょう。
Filezilla
続いてはFilezillaです。
このソフトはWindowsでもMacでも利用できるメジャーなFTPソフトです。
無料で利用でき機能もシンプルですので、特に初心者におすすめです。
そしてこのソフトではSFTPも利用可能です。
この点がFilezillaのおすすめポイントです。
以上がFTP接続の概要でした。
最初は難しいと思いますが、感覚がわかればすぐにできるようになります。
まずはFTPにアクセスしてみて、サーバー内のファイルがどうなっているのかを確認してみましょう。
手を動かしていくとわかるようになるトン!