この記事では、SEO対策と同時に行うと最適なSXO対策について解説しているとん
ブログで収益を稼ぐために頑張っている方は、もちろんSEO対策という言葉をご存知ですよね?
記事を検索エンジンで上位表示させ少しでもアクセスを増やせるように、日々多くのブロガーがSEO対策を行なっていると思います。
SEO対策についてよくわからないという方は、まずはこちらの記事をご確認ください。
そして、この記事ではSEO対策と名前が似ている、SXOという言葉について解説していきます。
SEOはほとんどの方が聞いたことあると思いますが、SXOという言葉はあまり馴染みがないと思います。
SEO対策と同じく、グーグルに評価されるブログを作る上で重要な対策になっていますので、SXO対策についてこの記事でしっかりと学んでいきましょう。
SXOとは?
SXOってなんだぷう?
SXOとは「Search experience Optimization」の略で、検索体験最適化という意味を持った言葉になります。
単純に頭文字をとると「SEO」となり紛らわしくなってしまいますので、
experienceのXを取って、SXOと名付けられたようです。
この手法は2016年ごろから注目されており、Googleもこの施策を推奨しています。
キーワードで検索したユーザーに更に役立つ情報を提供するという意図のある施策ですので、SEOの本質に近いものがあるでしょう。
SXOのポイントは主に以下の二つになります。
- ユーザーがキーワードで検索を行なった際に、正確かつ信頼のおける情報を提供する
- ユーザーが扱いやすいサイトデザイン、構造にする
まず、SXOの基本はユーザーに向けた施策であるということです。
ユーザーがキーワードを検索するというのは、ある意味、検索エンジンに質問をしているということになります。
その質問の答えをどれだけ正確に伝えることが出来るのかという点が、SXOにおいて重要なポイントになってきます。
しかも、その答えは、ユーザーが意図した質問の答えでなければいけません。
ユーザーがどんなことを知りたくてそのキーワードで検索しているのかを読み解き、それに対するパーフェクトな回答をする必要がありますので、その分難易度は上がるでしょう。
同じキーワードでもユーザーによって検索意図は違いますので、それらをいかにカバーしていくのかも重要ですね。
そして、ユーザーのことを考えてSXOを行なっていく場合、サイトの構造やデザインも重要になってきます。
いくら質の高い記事を書いたところで、ユーザーがそれに辿り着かないと意味がありません。
ユーザーにとってわかりやすいサイト構造にすることによって、SXO対策にもなります。
SXOとは、とにかくユーザーファーストを考えてサイトを構築していくことという認識を持っておきましょう。
ユーザーの視点を常に忘れないようにするとん!
SXOの具体例
それでは、SXO対策をするとは具体的にどういうことなのでしょうか?
一例を紹介していきます。
まず、とあるユーザーが【新宿 ドンキ アクセス】と検索したとします。
検索結果に表示されるサイトにアクセスした時、検索意図に沿った内容が提供されるのかどうかがポイントです。
新宿のドンキの店舗が複数掲載されており、それぞれの駅からの行き方が解説されている
新宿のドンキで売られている商品の情報や店内のマップが解説されている
これはもう一目瞭然ですね。
今のは極端な例になりますが、ユーザーが検索した意図を把握し、それに対する答えをサイトで解説することによって、SXOを満たすことが可能です。
タイトルで釣ったりあらゆる方法で検索上位に持っていくことは可能ですが、中身が合っていないと結果的にページの評価が下がりますので、ユーザーの意図をしっかり考えて運営していきましょう。
SXO対策をするメリット
続いて、SXO対策を行うメリットについて解説します。
SXOのメリットは主に以下の4点になります。
- ユーザーの満足度が上がる
- ファンになってくれる
- 広告の成約率が上がる
- SEOにもプラスになる
ユーザーの満足度が上がる
SXOはユーザーに寄り添った対策ですので、対策することで当然ながらユーザーの満足度が上がります。
Googleの検索エンジンが目指していることは、ユーザーに満足してもらえる検索結果の表示です。
ユーザーの満足度を上げることはGoogleの目的と合致しており、そういうサイトは高評価の対象になります。
ユーザーの満足度向上はメリットしかありませんので、ページを作るときはとにかくユーザーのことを考えましょう。
ファンになってくれる
ブログの内容がよければ、そのブログの運営者のファンになってくれる可能性が上がります。
ファンになってくれることでブログへのリピートも増えますし、広告の成約、そして有料商品を売った場合でも買ってくれる可能性が非常に高まります。
長期的な収益を考えた時にファンの数は非常に重要になってきますので、SXOを行なってファンの獲得も進めていきましょう。
広告の成約率が上がる
続いて、広告の成約率が上がるというメリットも考えられます。
SXOはユーザーの問いに対して的確な答えを提供する対策になります。
その的確な答えにアフィリエイトリンクを提供すれば、ユーザーにとっては知りたかった情報を得ることが可能ですので、当然成約する可能性も上がります。
無料情報でしたら飛ぶように成約されるでしょうし、例えそれが有料商品だったとしても、ユーザーの悩みを解決出来るものでしたら成約する可能性は高いです。
その流れをスムーズに作ることが出来れば相当強い収益源になりますので、心がけていきましょう。
SEOにもプラスになる
そして、SXOは当然ながらSEOにも有利に働きます。
ユーザーファーストのSXOは、まさに検索エンジンの本質と言ってもいいでしょう。
Googleは、ユーザーの求める情報を的確に提示できる検索エンジンを提供することで、多くのユーザーを集めたがっています。
その多くのユーザーに対して企業の出している広告を表示させ、Googleの収入源である広告収入の増加に繋げているのです。
こういったGoogleの思惑を把握しておけばSEO対策の面においても有利に働きますので、どちらも意識しておくことをオススメします。
SEOとSXOの違い
SEOとSXOは何が違うんだぷう?
SXOの概要について説明しましたが、今度はSEOとの違いについて解説していこうと思います。
SEO→検索エンジン最適化
検索キーワードに対して上位表示を目指す施策で、対策対象は検索エンジン
SXO→検索体験最適化
検索キーワードに対するユーザーの満足度を上げる施策で、対策対象はユーザー
このように似たような言葉ですが、対策の対象が検索エンジンなのかユーザーなのかという違いがあります。
Googleのシステムという機械に対して対策を行うのか、人に対して行うのか。
もう少し具体的に言うと、アクセスを集めることが目的なのか、満足度を上げることが目的なのかという違いもありますね。
どちらも似ている言葉で共通点も多いですが、以上のような違いがあることを把握しておきましょう。
SEOとの差別化は必要?
SEOとSXOって別々に対策した方がいいの?
SEOとSXO、これらの二つを差別化して、それぞれ独立して施策を行う必要があるのでしょうか?
結論からいくと、あえて差別化し別々に行う必要はないと思います。
GoogleはSXOという新しい言葉を作りましたが、本質的に言えばSEOもSXOも意味に大差はありません。
ブログの上位表示を目指していく上でどちらの施策も同じくらい大切になります。
SEO対策をしないとSXO対策も出来ません。
また、SXO対策をしないとSEO対策も出来ません。
このように両者は切っても切れない関係性にありますので、Googleが求めていることを考えながら同時進行で行なっていくのが良いと思います。
SXO対策はSEO対策の一部
二つの言葉があると、二つとも独立した用語に思えてしまいますが、SXOはSEO対策の一部だと思った方がわかりやすいと思います。
SEO対策には色々な方法がありますが、「その中の一つとしてSXOという概念がある」という認識で良いでしょう。
SXO対策に重要なU-R-Aについて
続いて、SXOの基礎としてU-R-Aという項目について解説したいと思います。
単語の頭文字をとったこのU-R-Aはそれぞれ以下のような意味があります。
一つずつ見ていきましょう。
U=ユーザビリティ
R=レリバンス
A=オーソリティ
U=ユーザビリティ
ユーザビリティとは操作性を意味する言葉になります。
シンプルに言うとサイトの扱いやすさのことですね。
サイトの構造が複雑でわかりにくい場合、当然ながらユーザーの満足度は下がってしまいます。
ユーザーの見たい記事にたどり着けるような導線作りが重要です。
例えば、記事の中に関連記事のリンクを貼って誘導したり、カテゴリーを整えたりして、ユーザーが他の記事を確認しやすいようにしておきましょう。
カテゴリーやタグの整理も忘れずに
また、全体的なデザインについては、テーマを使用していればそこまで問題にならないはずです。
今は無料・有料問わずオシャレなテーマがたくさん出てきていますので、初心者の方でも最低限のデザインはできるはずです。
R=レリバンス
レリバンスとは、適合性を意味する言葉になります。
これはSXOの基本的な考え方である、「ユーザーの検索意図に適した内容を提供する」という意味になります。
こちらについては先ほど事例を出しましたし、記事の後半でも対策を公開していますので、そちらで解説したいと思います。
A=オーソリティ
オーソリティとは権威性を意味する言葉になります。
ブログにおける権威性とは、ブログを書いている人がどれだけ信頼できるのかということです。
例えば美容品について解説しているサイトがあったとします。
匿名の個人が書いているブログ
現役の専門医が実名で書いているブログ
どちらの方が信用できるブログだと思いますか?
もちろん、現役の専門医が実名で書いているブログの方が、情報に信憑性を感じますよね。
今の時代、そのブログを誰が書いているのかということも重要になっていますので、SXOを行うにあたり自分の実績もどんどん公開していきましょう。
自分が何者なのか、どんな情報に精通している人物なのかをプロフィールに記載することで、記事の信憑性がより上がっていきます。
この権威性については、SEO的にも重要な項目になってきます。
Googleは信頼性のある記事を上位に上げる傾向にありますので、なるべく匿名ではなく、「自分は信用のおける人物なのだ」ということをアピールした方が良いと思います。
経歴詐称はやめましょう。
SXO対策を行うポイント
実際SXO対策って何をすればいいんだぷう?
それでは、SXOを達成するにはどのような施策が必要なのかについて解説したいと思います。
簡単なものから練習する必要のあるものまで様々ですが、基本的にはユーザーのことを第一に考えれば良いので、あまり難しく考えすぎないようにしましょう。
重要項目として以下の7点が挙げられます。
- モバイルファースト
- サイトの表示速度改善
- セキュリティ対策
- ネイティブアド
- 検索意図を満たす記事
- 読みやすい記事
- 体験談記事
モバイルファースト
まず行うべき施策として、モバイルファーストがあります。
モバイルファーストとは、スマホからのアクセスに対して優先的に対策を行なっていくという方式になります。
近年はパソコンよりもスマホからのアクセスの方が増えています。
パソコンは約30%
スマホは約70%
が今のところ一般的な数値になっています。
この数値を見てわかる通りほとんどがスマホからのアクセスですので、当然ながらスマホユーザーを優先的に考えた方が合理的です。
また、Googleもこの考えにのっとり、近年ではモバイルファーストインデックスという対応がされています。
パソコンよりもスマホサイトの質の方を重要視し、スマホサイトの評価で検索順位を決めるという内容です。
ですので、デザインや構造についてはスマホサイトを優先して設計していくようにしましょう。
モバイルファーストインデックスについて、詳細は以下の記事を参照してください。
サイトの表示速度改善
自分のサイトの表示速度、ちゃんと確認していますか?
SXOはユーザーのことを考えた対策になりますので、当然サイトの表示速度も重要です。
サイトの表示速度は、訪れたユーザーが一番はじめにサイトを評価するポイントになります。
当然ながら、サイトの表示が遅いと、その時点でページを閉じてしまう可能性が高まります。
検索意図の答えを与える以前の問題ですよね。
表示速度はサイトを構築する上で一番重要と言っても過言ではないでしょう。
サクサク開くのが一番快適♪
しかも仕組み上、スマホの方が表示速度が遅くなる傾向にあります。
ですので、モバイルファーストを行う上でも、表示速度を上げていく必要があります。
サイトの表示速度を上げる方法についてはこちらの記事で解説していますので、まずはこちらをご確認ください。
セキュリティ対策
ユーザーを第一優先にした場合、セキュリティも重要な項目になってきます。
どんな内容を配信していたとしても、サイトのセキュリティが弱いと、ユーザーは安心して訪れることが出来ません。
ですので、最低限のセキュリティ対策が必要になります。
それがサイトのSSL化です。
SSL化は「常時https化」と言われており、サイトのセキュリティを高める対策として、ほとんどの方が行なっている方法になります。
SEO的にもこの対策をしないと不利になってしまいますので、ブログ構築時に必ず行なっておく必要があります。
やり方についてはこちらの記事で解説していますので、確認して行なってみましょう。
ネイティブアド
続いてはネイティブアドです。
ネイティブアドとは、ここでは「ユーザーに適した広告を表示する」という意味で使用します。
収益化ブログを作っている方の多くはアフィリエイトをキャッシュポイントにしていると思いますが、その表示広告にも気を使わないといけません。
なぜなら、ユーザにとって興味のない広告を表示したとしても、それはユーザーにとって邪魔でしかないからです。
広告というのは難しいもので、興味のない方からするとただの邪魔なものですが、興味のある方にとっては有意義なものになります。
ですので、広告はなるべく訪問するユーザーに合わせて表示する必要があります。
その点も意識して、広告の選定を行なっていきましょう。
検索意図を満たす記事
こちらについては先ほども解説した通りです。
SXOを行う上で最も基本的な考え方になる施策ですので、記事を書く際はまずこれを意識していきましょう。
簡単そうで実は難しいのが検索意図の把握ですが、こればかりは経験を重ねるしかないでしょう。
様々なキーワードをリサーチして、そのワードで検索したユーザーの目的をとにかく考えましょう。
そしてそれに対する最適な回答を記事で行うという意識を持っていれば、徐々にSXOに最適な記事を書けるようになりますよ。
日々の心がけが大事だとん!
読みやすい記事
検索意図を意識した記事ももちろん大事なのですが、そもそも読みやすい記事を提供することも大切です。
特に初心者の方は、読みやすい記事の基本を飛ばしがちです。
基本を無視していきなりいい記事は書けませんので、まずはユーザーにとって読みやすい記事から意識しておくのも良いと思います。
ちなみに、読みやすい記事の書き方についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
体験談記事
体験記事というのは意外と世の中で必要とされており、しかもGoogleからの評価もよくなりがちです。
例えば、〇〇プログラミングスクールに参加した正直な感想など、実際に体験したリアルな記事であればあるほど、ユーザーにとって参考になります。
SXOはユーザーの満足度を上げるための施策ですので、実体験というユーザーの参考になる内容を提供することによって、評価される確率が上がります。
なかなか難しいと思いますが、その分ライバルも少ないのでぜひ試してみてください。
自分のリアルな言葉がむしろ大事だとん!
以上がSXOについての解説になります。
一番重要なことは、
ユーザーを第一に考えた情報配信
になります。
あらゆるサービスを提供する上での基本となりますので、この点は忘れずに、長期的な目線で良質な記事を量産していきましょう。