この記事では、2021年のSEO対策のポイントについて解説しているとん
ブログを収益化する上で基本となるのは、やはりSEO対策でしょう。
このブログでは収益化のノウハウやSEOに関する情報を発信していますが、ブログ構築の土台となるのがSEO対策です。
おそらくSEO対策については、ブログを頑張っている方にはもう聞き飽きている内容だと思います。
重要なことはわかっているが内容があまりに多くて、なかなか実践しきれていない方も多いでしょう。
ただ、すでにSEO対策で苦労している多くのブロガーに対し、Googleは容赦無くアルゴリズムのアップデートを仕掛けてきます。
当然ながら2021年もGoogleの検索ランキングのルールが少しずつアップデートされており、検索結果もかなり変わってきています。
ですので今回の記事では、2021年のSEO対策で重要なポイントについておさらいしていこうと思います。
2021年のSEOについて以前各記事で出てきたことはありますが、今回はそれらの情報をまとめて、2021年のSEOに特化した記事にしました。
今年も様々なアップデートが控えていますので、それに対応出来るようにしていきましょう。
Googleアップデートの歴史
まずはGoogleのアップデートの歴史について知りたいぷう
最近ブログを始めた方はあまり知らないと思いますが、Googleは過去に幾度となく検索順位のランキングルールをアップデートしてきました。
特にここ10年でGoogleの検索ランキングは大きく変動し、SEOの手法も全く違ったものになっています。
極端にいうと、昔はスパムでもなんでもキーワードさえ詰め込んで機械的に記事を量産していれば、誰でも検索上位を取れた時代でした。
しかし昨今は、当然ながらそのようなブラックな手法は一切通じず、コンテンツの質がより重視されるようになってきています。
また、ここ10年でインターネットの環境も大きく変化しました。
今までは調べごとをする際は、ほとんどがGoogle検索に頼らざるを得ない状態で、Googleが一強の時代でした。
しかし現在はどうなのかというと、各種SNSが誕生し、Googleでの検索需要が大幅に減っています。
従って、GoogleSEOの重要性が低くなってしまい、より色々な施策をもって、SNSなどのマルチチャンネル運用が必要になっているのです。
このように、時代が進むにつれGoogleや周辺の環境もかなり変化していますので、よりスピード感を持って変化に対応していく力が必要です。
ですので、初心者の方には少し厳しいと思いますが、このジャストサーバーのブログなどを通して、なるべく情報をアップデートしていきましょう。
ちなみに、Googleのアップデートの歴史についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
この記事内でも2021年のSEOについて触れていますが、今回の記事ではより細かく2021年のSEOについて解説したいと思います。
2021年に注目すべきSEO対策のポイント3選
2021年に注目すべきSEO対策のポイントを教えて欲しいぷう
それでは早速ですが、2021年に注目すべきSEO対策の重要点について解説していきますね。
まずは3つのポイントから紹介したいと思います。
- ページエクスペリエンス
- 検索結果の変化に対応
- 検索意図に応じたコンテンツ提供
それぞれ中身が細かいので、次の章から詳しく見ていきましょう。
ページエクスペリエンス
ページエクスペリエンスってなんだぷう?
まず1つ目のSEO対策として、ページエクスペリエンスについて解説していきます。
ページエクスペリエンスとは、ユーザーがページを訪れた際の体験のことを意味します。
今まではコンテンツを機械的に判断し検索結果を並び替えていましたが、今後はユーザーの利便性が高いサイトなのかどうかもAIが判断し、評価に加えていくという内容になります。
ページ エクスペリエンスがランキングに与える影響について
ロードマップの記載どおりに変更が実施された場合、ページ エクスペリエンスは、Google が検索結果を生成する際に考慮する数百のシグナルのひとつになります。
https://developers.google.com/search/docs/guides/page-experience
利便性について、あまりイメージができないと思いますが、簡単に言うと以下のような項目になります。
- ページの見やすさ
- 表示速度
- 操作性
今後のSEOは、ただ文章が読みやすいというだけではなく、ページ自体の利便性も評価されるということを覚えておきましょう。
そして、この指標は2021年の6月中旬に導入されると予定されています。
新しい検索ランキングのシグナルとして導入されますので、検索結果の順位が変動する可能性もあります。
かなり直近のアップデートですので、なるべく意識して改善していくことをおすすめします。
そして、このページエクスペリエンスを実現するために、Googleは以下の7つの施策を提案してくれています。
- LCP
- FID
- CLS
- モバイルフレンドリー
- ブラウジングの安全性
- HTTPS
- インターステイシャル
一つずつ見ていきましょう。
LCP・FID・CLS(コアウェブバイタル)
まずははじめの3つです。
- LCP =ページの表示速度
- FID =次の操作が行えるようになる時間
- CLS =予期せぬレイアウト崩れ
これら3つの項目をまとめて「コアウェブバイタル」と呼ばれており、2021年のSEO対策として代表的な項目になります。
それぞれのアルファベットについて覚える必要は特にありませんが、その意味はなるべく意識しておきましょう。
コアウェブバイタルは、主にページの機能面、利便性に着目した項目になっていますので、少なくとも市販されている優秀なテーマを使用しておけば、問題ありません。
ただ、その中でも運用方法によってこれらの値が下がってしまうこともありますので、その都度対策を行っていきましょう。
具体的な対策方法についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
モバイルフレンドリー
続いては、モバイルフレンドリーについてです。
モバイルフレンドリーとは、これまでのPCサイト基準のページの評価よりも、スマホサイトを基準にしてページを評価するという内容になります。
近年、スマホの普及によって検索のニーズは大きく変化しました。
従来はパソコンからの検索が大半を占めていましたが、これが逆転。
現在は7割がスマホ、1割がタブレット、2割がパソコンという割合になっています。
半分以上がスマホで検索してるとんね
ですので、当然ながら改善していくのであれば、スマホサイトが優先となるのです。
ユーザーのほとんどが利用しているスマホ向けの利便性について着目し、改善を行っていきましょう。
そして、モバイルサイトを基準に検索ランキングを決めるよというGoogleの施策が、MFI(モバイルファーストインデックス)になります。
この施策は2021年の3月にすでに始まっています。
そこからアクセス数が変わった方もいるのではないでしょうか?
すでに始まっている内容ですので、この点については早急に対応していくことをおすすめします。
詳細についてはこちらの記事でご確認ください。
ブラウジングの安全性
続いての項目はブラウジングの安全性についてです。
これについては、簡単にいうとサイトの安全性になります。
当然ながら、ウイルスが仕組まれたページを上位表示するわけにはいきませんから、そのようなスパム的なサイトのランキングは下げられてしまいます。
セキュリティ項目は以下の3個になります。
- マルウェア
- 偽サイト
- 有害なダウンロード
その名の通り、明らかにおかしいファイルをダウンロードさせようとしたり、詐欺目的の偽サイトですと、ランキングから除外されます。
こちらについては、普通にページを運用していれば問題ないでしょう。
HTTPS
続いては、HTTPSです。
これはURLの先頭につくアルファベットの違いになります。
従来は、httpから始まるURLが主流でした。
しかし昨今は、httpsというさらにセキュリティが強化された形式が一般的になりつつあります。
Googleも2014年辺りから、httpsについての重要性を発信し、これに対応していないサイトの検索順位を下げるという対応を行っています。
ですので、この対応はブログを運営する上で必須になります。
まだ行っていない方は今すぐ対応しましょう。
インターステイシャル
続いては、インターステイシャルについてです。
Googleは煩わしい広告掲載を嫌っています。
特にページを開いた直後に表示される、大きなインターステイシャル広告は、ユーザーをイライラさせる行為です。
スマホ表示の場合、画面自体が小さいため、このような広告が表示されるとメインのコンテンツが見えなくなってしまいます。
さらに、×ボタンも小さいため間違えてクリックしてしまうことも多く、ユーザーの利便性の追求からかけ離れた結果になるでしょう。
モバイルファーストを推しているGoogleにとって、このような煩わしい広告は敵でしかありませんので、このような広告を貼っているサイトの順位が下がる可能性があります。
なので広告を掲載する際は、ユーザーの邪魔にならない位置に貼るようにしましょう。
今後さらに拡充される
このページエクスペリエンスの対応は2021年6月から始まる内容です。
3つの項目で構成されているコアウェブバイタルは、今後アップデートされる内容の一部に過ぎません。
今後、さらに新たな項目が追加される可能性は十分ありますので、引き続きチェックしていきましょう。
検索結果の変化に対応
「検索結果の変化に対応」とはどういう意味だぷう?
続いては、検索結果の変化に対応していく必要性について解説します。
これは何かと言うと、Googleの検索結果に表示される項目は、サイトだけではなくなったことを表しています。
普段スマホなどで検索を行っている方であればわかると思いますが、現在の検索結果には様々な情報が掲載されます。
数年前までは、検索結果には
- PPC広告
- 一般サイト
の2つしか掲載されていませんでした。
しかし、昨今の検索結果を見てみると、検索のキーワードによって様々なコンテンツが表示されていることがわかります。
- 広告
- 一般サイト
- サムネイル画像
- ナレッジパネル
- Googleマップ
- 強調スニペット
- リッチリザルト
- 画像
- 動画
- 関連ワード
- トラベル
- 求人
<広告とナレッジパネルの例>
<強調スニペットの例>
このように、Google検索結果で表示される項目が年々増えているのです。
それは一般サイトの役割がどんどん減っていることも意味します。
ですのでコンテンツSEOで収益化を計ろうとする場合、サイトのSEOに囚われず、あらゆる方法で検索結果に自社コンテンツを表示させる必要があるということになりますね。
ちなみに上記で紹介しているリッチリザルトについてはこちらの記事で
強調スニペットに関してはこちらの記事
で解説していますので参考にしてください。
検索結果1位の価値が薄れてる
検索結果に表示される項目が増えているので、どんどん一般サイトの表示箇所が下に追いやられています。
広告→マップ→動画→サイト
というような結果になることもありますので、サイトにいくまでに何スクロールかする必要も出てきます。
そうなると、検索1位を獲得したとしても、それは実質検索結果の一番上とはならない時代になっているのです。
特定のキーワードで1位を取ったとしても、なかなかアクセスが伸びないなんてことも十分に考えられます。
ですので、今後は検索1位を取ることだけが重要ではないということも、頭の片隅で意識しておいた方が良いと思います。
サムネイル画像の重要性が増している
検索キーワードによっては、記事のサムネイルや記事中の画像が検索結果に表示されるようになってきています。
例えば、「流行り 髪型」で検索するとこのようになります。
髪型を検索しているので、「ユーザーは画像を探している」とGoogleに認識されたのでしょう。
その結果、画像つきの検索結果が表示されるようになっています。
一般的に、文字よりも画像の方がユーザーの視点を奪うコンテンツになりますので、画像が表示される場合、どんな画像なのかが非常に重要になります。
YouTubeと同じく、サムネイル画像の重要性が増していますので、画像を前提とした検索キーワードを狙う場合は、この部分の画像にも力を入れていきましょう。
文章だけじゃなく画像も大切!
コンテンツの形式が最適なのか?
以上のように、検索結果に表示されるコンテンツの種類が大幅に増えています。
そのため、検索ワードによって、それが最適なコンテンツなのかどうかも今後重要になります。
例えば、「ドリブルの仕方」という検索ワードがあったとします。
その検索ユーザーは、ドリブルの仕方を検索していますので、当然ながら文章での解説は望んでいません。
そのため、検索結果には動画の一覧が上位表示されるでしょう。
となると、このキーワードを狙ってアクセスを狙う場合、そもそもブログよりも動画で情報発信をした方が良いという結果になってしまいます。
なので、長期的に見れば、ブログだけではなく、キーワードによって必要なコンテンツの種類を検討しながら、情報を発信していくことになるでしょう。
検索意図に応じたコンテンツ提供
検索意図に応じたコンテンツ提供ってなんだぷう?
3つ目のポイントとして、検索意図に応じたコンテンツの提供になります。
これはユーザーが検索した意図に沿ってコンテンツを提供することによって、最適な検索体験をしてもらえるという内容になります。
検索意図とは、検索をした目的になります。
先程の、流行りの髪型では、ユーザーは流行りの髪型の画像を探しているでしょう。
その結果、それをGoogleが読み取って、画像を優先表示させているというわけです。
このように、Googleの検索システムの進化によって、日々コンテンツの表示機能が変わっていますので、それに合わせてコンテンツを作成していきましょう。
そして、近日中に公開される予定の、Googleの二つの機能についてここで紹介しておきます。
- パッセージインデキシング
- サブトピック
パッセージインデキシング
まず1つ目が、パッセージインデキシングです。
これは何かと言うと、簡単に表現すると、超ニッチなキーワード検索に対応するという内容です。
ほとんどの人が検索しないようなマイナーな検索に対して、その答えと合致するようなサイトを探し出す仕組みになります。
例えば、「SEO対策 中級者 しなくても良いこと」
というような変わった検索をしたユーザーがいたとします。
それで検索すると、今の検索エンジンですと、
「SEO対策 中級者」というキーワードを中心に検索をかけ、全体的に答えに近そうなサイトを表示します。
しかし、これでは答えになる記事は見つかりません。
そこでGoogleはこういったニッチな検索に対応するために、サイトの文中から検索ワードを探し、答えを見つけようとするのです。
例えばブログの文中に、
「SEO対策として中級者がしなくても良いことと言えますね〜」
という文章があったら、タイトルにその検索ワードが入っていなくても、この記事が上位に表示されるのです。
これであれば、ニッチな検索に対して答えを表示しやすいですよね。
このような機能が加わるので、ブログの文中でも、誰かが検索しそうなニッチな疑問を書いておくことで、思わぬところで上位表示できる可能性が高まります。
サブトピック
2つ目の機能はサブトピックです。
こちらは対照的に、ビッグワード向けのテーマ分類になります。
例えば「iPhoneケース」という検索が行われたとします。
この検索はワードが大きいので、ユーザーの検索意図を中々読みづらい傾向にあります。
男性向けなのか女性向けなのか、シンプル、高機能、高級、派手……
iPhoneケースにも様々な種類がありますので、このカテゴリー分けをGoogleが自動でサイトごとに行い、多様性のある検索結果を表示してくれるのです。
Googleがユーザーごとの趣味趣向をデータとして集め、それに最適な検索結果を表示するようになります。
ですので、今後の検索結果はユーザーごとに大きく動き、ランクの固定が緩くなるでしょう。
その分チャンスも広がるでしょうし、ペルソナに応じた最適な記事作成も重要になります。
なので、こういったGoogleの新機能も意識しつつ、特定のペルソナに向けた記事を書いていくことをおすすめします。
以上が2021年のSEO対策のポイントでした。
これからも地道に記事を更新していきましょう。
時代に合わせて柔軟に対応していくトン!