この記事では、顧客の心理状態に関するOATHの法則について解説していくとん
ブログ記事の作成は順調でしょうか?
以前の記事でも触れましたが、ブログの収益を2倍、3倍へ増やすためには、コピーライティングの学習と実践が必要になってきます。
普通の記事であれば、どんな初心者の方でもある程度時間をかければ誰にでも書けてしまいます。
そこにアクセスを流していけば、一定の割合で広告が成約するのですが、それだけでは少し物足りません。
どうせ同じアクセス数なのであれば、もっと効率よく成約数を伸ばして稼ぎたいと思いませんか?
もし今と同じアクセスの状態が続いたとしても、成約を一件でも多く取りたい方は、積極的にコピーライティングや心理学的な要素も学習していきましょう。
今回の記事では、顧客別の心理に応じた記事を提供するために活用可能なOATHの法則について解説していきます。
非常にシンプルな法則ですので、この機会に覚えましょう。
OATHの法則とは?
OATHの法則ってなんだぷう?
OATHの法則とは、顧客が抱えている問題意識のレベルを4段階に分ける方法になります。
マイケル・フォーティンという方が考えた法則であり、OATHのそれぞれのアルファベットには意味があります。
- Oblivious
- Apathetic
- Thinking
- Hurting
これらを略したものがOATHの法則となります。
この法則は、マーケティングやコピーライティングをする際に必須である顧客のターゲット設定に利用します。
以前の記事で、顧客のターゲット設定の基本としてペルソナ設定について解説しました。
ペルソナ設定は、男女や年齢などの細かいデータを設定するものでしたが、OATHの法則は、もっと大雑把に顧客を分類する手法になります。
その人のステータスというよりも、その人の心理的な状態に注目した法則になりますので、ペルソナ設定とは少し異なりますね。
それでは具体的に、4つの段階とはどのようなものなのかについて、次で紹介していこうと思います。
4つの段階別タイプ
先ほど4つの英単語を並べたと思いますが、それだけでは意味がわからないと思います。
先程の英単語は、それぞれこのような意味があります。
- Oblivious=無知
- Apathetic=無関心
- Thinking=関心
- Hurting=悩み
上から順番にユーザーの興味関心が変化していくことを表しています。
日本語にしてみれば、なんとなくこの4段階の意味がわかってきたと思います。
ネットビジネスをはじめとしたマーケティングでは、このような顧客の心理状態に合わせたアプローチが必要になります。
無知の見込み客に対して、どれだけ凄い商品を紹介したとしても、当然ながら全く相手にされないことは簡単に想像がつくと思います。
また、ブログの記事やランディングページでは、この無知の状態から悩みの状態にもっていくことも必要になってきます。
この流れもLPに組み込まれることがありますので、この4つのステップはしっかり意識することをおすすめします。
それぞれの詳細については後ほど解説しますね。
OATHの法則の特徴
このOATHの法則については、2つの特徴があると言われています。
- 無知から悩みにいくに連れて対象人数が減少する
- 無知〜悩みの段階によって訴求方法が変化する
無知から悩みにいくに連れて対象人数が減少する
まずは対象の人数について特徴があります。
無知〜悩みの4つの段階があると説明しましたが、それぞれ対象となる人数には大きな違いがあります。
無知の人数が一番多く、悩みの人数が一番少ないのが現実です。
この4つの段階を見て、賢い方は、悩みの層にアプローチすれば商品が成約しやすいとお気づきでしょう。
しかし、だからと言って、悩みの層だけを考えてビジネスをするわけにはいかないのです。
悩みの層は対象となる人数が一番少ないため、彼らにだけアプローチするとかなり効率が悪くなってしまいます。
施策の影響も少ないですし、あまり結果に結びつかないので、モチベーションも下がると思います。
確かにもともとの数が少ないと結果が限られそう…
なので、ブログやLPをライティングする際は、なるべく無知の層も拾える形で内容を考えなければいけません。
ブログへのアクセスのほとんどは、無知か無関心のユーザーが占めています。
そのため直帰率も60%以上と高いのが一般的です。
これらの現実を知らずに「自分のブログには悩みの層のユーザーしか来ていない」と勘違いしている方も多いので、この人数分布についてしっかり把握しておきましょう。
無知〜悩みの段階によって訴求方法が変化する
そして、該当する層によってアプローチの仕方は当然変わってきます。
無知であればあるほど、その人の悩みに気づかせ、解決を促していく必要があります。
そのためには、「なぜその悩みを解決する必要があるのか」という説明も必要です。
しっかり丁寧な文章を作成し教育することによって、無知のユーザーを関心へと導くことが可能になります。
また、その逆で、強い悩みを持っているユーザーに対しては、そこまで丁寧に解説する必要はありません。
稀に、すでに商品を購入する気満々のユーザーに対して、かなり長いLPを挟んで説明する人がいますが、それは逆効果です。
かなり濃いユーザーに対しては、必要最低限の項目が入っている申し込みページだけでも成約します。
あまりくどくなってしまうと逆に離脱の原因にもなってしまいますので、ユーザーの分類にも気を使って、アプローチ方法を変えていきましょう。
OATHの法則を活用するメリット
続いて、OATHの法則を利用するメリットについて解説したいと思います。
主なメリットは以下の4つです。
- 滞在時間が上がる
- クリック率が上がる
- 成約率が上がる
- ブログの満足度が上がる
滞在時間が上がる
OATHの法則を活用することによって、ブログの滞在時間が上がります。
これは、ユーザーに適した内容の記事を提供することによって、読者の心に刺さり、続きを読みたくなってくるからです。
先程解説したように、ここを悩みユーザーだけに向けて書いてしまうと、無知・無関心ユーザーはほとんど離脱してしまいます。
ですので、なるべく無関心ユーザーに沿った内容にすることをおすすめします。
その上で、興味のある方だけは内容の濃い、悩みユーザー向けのページに誘導するのが効果的でしょう。
クリック率が上がる
属性にマッチした記事の内容と広告を提案することによって、広告のクリック率が上昇します。
広告のクリック率が上昇するということは、その分案件に流れる母数が増えるということです。
そうなれば案件のLPの成約率に沿って、アクセスが多いほど広告の成約数も増えますので、収益の効率化に繋がります。
成約率が上がる
そして、ユーザーに適したアプローチをすることができれば、当然ながら成約率も上昇します。
無知なユーザーには悩みに気づかせるアプローチをすることで、どんどん関心に繋げることが可能です。
そして悩みを解決したいという気持ちにさせることができれば、ブログに集まった多くのユーザーをキャッチして、広告を成約させることが可能になります。
この点も非常にメリットとして大きいでしょう。
ブログの満足度が上がる
4つ目として、ブログの満足度が上がるというメリットもあります。
これも当然ながら、ユーザーに適した広告をアプローチしているからです。
自分のことをわかってくれているブログということで、ブログの評価が上がり、運営者のファンになってくれることもあります。
見込み客を増やすことに繋がりますので、その点でもOATHの法則を活用することはメリットになるでしょう。
OATHの法則の活用シーン
では、このOATHの法則は、どのような場面で利用することが出来るのでしょうか?
こちらについては先程から出てきている以下のような場面です。
- ブログ記事
- ランディングページ
- 営業
ブログ記事では、ペルソナ設定も含めて、どのような層に対してアプローチするのかを決定してから記事を書きます。
多くはキーワードを浅く広く取って、多くのユーザーを集めるための集客用記事になります。
そして、キーワードの検索意図に合わせて、悩みを強く持ったユーザーには、成約率を高めるためのクッションページ、そしてランディングページへの導線を作ります。
また、そのランディングページ内でもOATHの法則を活用したブロック分けを行います。
はじめの章では、問題提起を行って見込み客が持っている悩みを洗い出します。
そしてその悩みを解決する手段として、様々な教育を中盤で行い、「無関心」を「関心」に変えていきます。
後半のブロックでは、クロージングと言って、悩みが強くなったユーザーに最後のセールスを行っていきます。
このようにネットビジネスでは随所でOATHが活用されていますので、覚えておきましょう。
またこの流れは対面の営業でも活用できますので、ビジネスシーンでの基本的な項目と言えます。
無知タイプ
無知タイプの属性について教えて欲しいぷう
まずはブログに訪れるユーザーの中で一番人数が多い、無知タイプの属性について解説したいと思います。
無知に分類される属性については、アクセスしたブログで推している商品について、興味もなく、全く自分の問題に気づいていない層になります。
なんとなくキーワードを検索してブログに訪れたユーザーはほとんどこれに該当します。
この属性は、母数は多いものの商品について全くもって興味がないため、セールスを行う相手としてはふさわしくありません。
しかしながら、母数が多いため、長期的に見て無知タイプの属性にもアプローチを行う必要があります。
主にアクセス集めの対象として行い、その中で問題意識を持ってもらうことに注力していきましょう。
アフィリエイトでの活用方法
アフィリエイトでの活用方法ですが、この無知層については、そこまでアフィリエイトの成約を期待しない方がいいです。
どちらかというと、クリック型広告の方が成果が出やすいでしょう。
特定のジャンルの悩みを持っているわけではない、もしくはまだ悩みに気づいていない状態ですので、アクセスさえ集めれば問題ない、クリック型の方が初心者の方は稼ぎやすいと思います。
また、今後長期的にアフィリエイトを成約させていくために、無知層への教育も行っていく必要があります。
ポイントとしては、「全く気づいていない悩みに気づいてもらう」という点です。
- 最近胃の調子が悪くないですか?
- 10年前よりシワ増えていませんか?
- 最近抜け毛が増えていませんか?
というように、「その人が悩んでいそうな項目について確認してあげる」というライティング方法がおすすめです。
とにかくその人が潜在的に持っている悩みを掘り出すための工夫をしていきましょう。
無関心タイプ
無関心タイプの属性について教えて欲しいぷう
続いては無関心タイプの層について解説します。
無関心の層については、問題意識については気づいている段階になります。
しかし、問題の認識はあるものの、今すぐ解決しようと積極的に調べているタイプではありません。
いつか問題を解決する必要があるとはわかっているものの、先延ばしにしている状態です。
ですので、このタイプについては、さらに教育を行うことによって行動してもらうことが可能になります。
その教育とは、
- 今すぐ解決しなければいけない理由
- 解決することによって得られる未来
について提案することが重要になります。
無関心タイプについては、とにかく行動させること。
そのための理由を書き出すことが必要です。
このことを意識しておきましょう。
アフィリエイトでの活用方法
無関心属性へアフィリエイトを成約させるためには、とにかく悩みについて強く自覚させ、悩みを解決させたくするのがポイントです。
そのために以下の3つの項目が必要になります。
- 簡単に出来るポイント解説
- 第三者の声による安心感
- 無関心でいることのデメリット
簡単に出来るポイント解説
まず無関心の層は積極的に問題を解決する気があまりありませんので、とにかく簡単に、手軽に出来るという点をアピールする必要があります。
そうでないと、面倒臭がって結局行動してくれません。
お手軽に出来るというポイントを解説し、やる気のないユーザーでも行動出来るようにしていきましょう。
10秒で登録可能
1日1杯だけ
1ヶ月で効果が期待できる
第三者の声による安心感
こちらについては、どの層へのアピールにも大切ですが、お客様の声があることによって自分もやってみようかという気にさせることが可能です。
ユーザーは自分以外の人も行っているという点に惹かれますので、第三者の声はしっかりと入れておきましょう。
満足度99%
全国で○万人が利用
無関心でいることのデメリット
そして3つ目に、このまま無関心でいることのデメリットを伝えていきます。
人は損をすることを嫌がる生き物です。
このままだと未来で損をすることがわかると、それを回避しようとします。
ですので、このままでいるとどんな恐ろしい未来が待っているのかを伝えましょう。
これを知らないと100万円損するのと同じです
今のままだと寿命が10年縮みますよ
このままの人生で満足ですか?
関心タイプ
関心タイプの属性について教えて欲しいぷう
続いては、関心タイプの属性について解説したいと思います。
関心タイプについては、すでに自分の悩みが顕在化しており、悩みを解決したいと積極的に思っている層になります。
基本的にビジネスでは、関心タイプ以上の顧客をターゲットにしてセールスを行っていきます。
関心タイプは、悩みを解決するための具体的な解決策を探している状態です。
どんな商品があるのか、どのような解決手段があるのかという情報を探している状態ですので、そういった層に商品をアプローチしていきましょう。
アフィリエイトでの活用方法
関心層はすでに解決策を探しているユーザーになりますので、基本的に商品のリンクを貼っているだけで、成約してしまうことが多いです。
さらに成約率を高めるためには、2つのポイントを重視しましょう。
- 他社製品との違いをアピール
- 権威性
他社製品との違いをアピール
基本的に関心層は、様々な商品を比較検討している段階にあります。
ですので、その最適な答えとして、自分がアフィリエイトしたい商品を提案します。
その際、競合となる商品との比較を行うことによって、商品購入の決め手になることがあります。
なので、競合商品よりも優れている点をまとめ、それを提案できるようにしておきましょう。
権威性
続いては権威性です。
購入を迷っている段階のユーザーは、正直どの商品でも買える状態です。
なので、逆にいうと、あなたがアフィリエイトしている商品を購入する明確な理由が特にないのです。
類似商品はたくさんある上に、紹介しているサイトは他にもたくさんありますので、あえてあなたから購入する必要はないのです。
ですので、そこで周りを差をつけるために必要なのが、権威性になります。
権威性とは、簡単にいうと自分の肩書きになります。
例えば、医薬品を勧めるのであれば、当然ながら医者が勧めた方が安心できるでしょう。
それと同じく、自分がどの分野の専門家なのかを明示することによって、あなたを経由して商品を購入してくれる可能性が広がります。
権威性は今後のSEO対策を行う上でも必要になってきますので、ブログでアピールできるようにしておきましょう。
お悩みタイプ
お悩みタイプの属性について教えて欲しいぷう
最後にお悩みタイプの属性についてです。
お悩みタイプは、ビジネスを行う上でもっとも貴重な存在になります。
非常に母数が少ないので、見込み客の中に1%いれば良い方でしょう。
ただ、このお悩みタイプは非常に購買意欲が高く、かなりの高い確率で商品を購入してくれる層になります。
ですので、少し背中を押してあげれば、簡単に成約を取ることが可能です。
すでに商品の魅力については十分理解している段階なのですが、お金を支払うという点で少し躊躇してしまう方が多いです。
ですので、お悩み層には今すぐ購入してもらえるようなアピールをしていきます。
アフィリエイトでの活用方法
お悩み層はすでに商品について明確な興味を示している状態ですので、LPでいうと購入ボタンまでたどりついているでしょう。
ですので、あとはすぐに購入するためのベネフィットを伝えれば良いのです。
3日間限定で割引
送料無料
モニター価格
返金保証
2つ買うと1つプレゼント
このようなコピーがよく使われていますね。
最終的に商品を購入してもらうための工夫ですので、こういったライティングを少しずつ体で覚えておくと、成約が取れるLPを簡単に書くことが可能になりますよ。
OATHの法則はかなり身近で利用されていますので、積極的に使ってみましょう。
真似して実践していくトン!