ワードプレス

WP Super Cache設定方法|キャッシュ処理プラグインでサイト表示速度UP!

ジャス㌧

この記事では、WP Super Cacheの使い方について解説しているとん

ブログを運営する上で、一番大切なのはSEO対策です。

そしてSEO対策の中で特に大切な項目に入ってきているのが、サイトの表示速度です。

サイトの表示速度の改善については当ブログで何度も解説してきましたが、今回もサイトの表示速度改善に繋がるプラグインについて紹介したいと思います。

本日紹介するワードプレスプラグインは、WP Super Cacheというプラグインになります。

このプラグインを導入すれば、初心者の方でも簡単に速度アップを実現できる可能性が高まりますので、ぜひ取り入れてみましょう。

WP Super Cacheとは?

ジャス㌧

WP Super Cacheってなんだぷう?

WP Super Cacheとは、ワードプレスサイトのキャッシュをコントロール出来るプラグインになります。

キャッシュとは、ページの読み取りを高速化するために、一時的にサーバーに保存されるデータ

通常はウェブサイトを初めて開いた時、ページの内容を全て読み込むため多少時間がかかってしまいます。

しかし、2回目以降ページを訪れる際は、閲覧に使用しているブラウザにページのデータ=キャッシュが残っているため、素早くページを開くことが出来るのです。

ワードプレスのキャッシュを生成するために、WP Super Cacheを使用し、ユーザーにとって便利なサイトを目指していくというわけです。

このキャッシュプラグインは、ワードプレスで収益化ブログを運営しているほとんどの方が導入していますので、まだ使っていない方はぜひ導入しておきたいプラグインの1つです。

WP Super Cacheで出来ること

WP Super Cacheというワードプレスプラグインで一体何が出来るのか紹介したいと思います。

機能は主に以下の3点です。

  • キャッシュの生成
  • 保存期間の設定
  • キャッシュの削除

キャッシュの生成

まず基本機能として、先ほど解説したキャッシュの生成、保存が可能です。

このプラグインは非常にシンプルなので、キャッシュの生成が主要機能となっています。

保存期間の設定

キャッシュには保存期間が存在しています。

保存期間がないといつまでも古いページがそのまま残ってしまいますので、ブログの運営方式に沿ってキャッシュの保存期間を設定することが可能です。

この機能も地味に便利ですので、使いこなしていきましょう。

キャッシュの削除

また、WP Super Cacheはキャッシュを生成するだけではなく、削除することも可能です。

キャッシュはページを読み込むために非常に便利な機能ではあるのですが、時と場合によってそれが邪魔になってしまうこともあります。

例えば、ページのデザインを編集し変更を加えた時、ページを読み込んで出来上がりを確認してみると、変わっていないということがあります。

そういった場合、キャッシュが邪魔をしている可能性が高いです。

ですのでその際は、キャッシュを削除することによって新しく更新した内容がページに表示されますので、正しく確認できるようになります。

キャッシュの削除によって、そのようなトラブルを回避することもできますので、この機能も地味に便利な機能と言えるでしょう。

WP Super Cacheのメリット

続いて、WP Super Cacheを使用するメリットについて解説していきます。

主なメリットは以下の5つです。

  • 信頼のある会社が運営している
  • 100万人以上が使っている人気プラグイン
  • 機能がシンプルで初心者も使いやすい
  • モバイル対応している
  • ページの表示速度が早くなる

信頼のある会社が運営している

WP Super Cacheは信頼のおけるAutomattic社が運営しています。

Automattic社と聞いてもなんの会社かわからないと思いますが、実はWordPress.comを運営している会社なんです。

WordPress.comという有名なサイトを運営している企業であり、しかも別の記事でご紹介したJetpackをリリースしている会社でもあります。

基本的にワードプレスのプラグインは個人でもリリース出来るため、中には信頼出来ないプラグインもたくさんあります。

しばらく更新されておらず最新のバージョンに対応していなかったり、セキュリティ面で問題のあるプラグインもあります。

ですので、運営元が信頼出来るという点は、プラグインを使う上で非常に重要な要素です。

ジャス㌧

信頼できる配信元のプラグインを使うとん!

100万人以上が使っている人気プラグイン

そして信頼性という点では、すでに100万インストールされているという実績も大きいです。

利用者の多さはそれだけでも信頼の証になります。

また、利用者が多いため使い方の解説記事や最新の情報を知る機会も多くなりますので、この点もメリットと言えるでしょう。

しっかりした運営で更新作業がされており、多くの利用者に使われているため安心です。

機能がシンプルで初心者も使いやすい

WP Super Cacheは機能がシンプルで初心者でも使いやすいプラグインになっています。

プラグインは多機能なものも良いのですが、やはり初心者にとってはなるべく機能が少ない方がわかりやすいと思います。

設定画面もほとんどが日本語対応されており、用語は少々難しいですが、理解は出来る範囲です。

設定も簡単で使い勝手が良いので、その点も多くの利用者がいる理由の1つになっているでしょう。

モバイル対応している

モバイルサイトに対応しているという点も大きいです。

他にも似たようなキャッシュプラグインは存在するのですが、他のプラグインではモバイルサイトのキャッシュを作るには有料プランに加入する必要があることが非常に多いです。

ですがWP Super Cacheの場合、無料プランのままでPCとモバイルサイトの両方をキャッシュすることが可能です。

無料で両方使えるという点も大きなメリットでしょう。

ページの表示速度が早くなる

最後に、これは冒頭から書いている内容ですが、1番のメリットはやはりページの表示速度が早くなるという点でしょう。

ページの表示速度が早くなることで、もちろんユーザーの利便性が上がります。

ユーザーの利便性が上がると、ページの直帰率低下に繋がります。

ページの直帰率はサイトの表示時間と密接な関わりがあり、なおかつSEOにも影響があります。

ページの表示速度が検索順位に影響を与えるということはGoogleも認めているので、とても重要なことです。

ですので、まずはキャッシュプラグインを導入して対策しましょう。

ちなみにページの表示速度についてはこちらでも解説していますので、参考にしてください。

WP Super Cacheのインストール方法

ジャス㌧

WP Super Cacheのインストール方法を教えて欲しいぷう

それでは、実際にWP Super Cacheをインストールしていきましょう。

まずはワードプレスのサイドバーから「プラグイン」を選択しましょう。

続いて、「新規追加」をクリックします。

続いて、「WP Super Cache」を検索窓で検索し、「今すぐインストール」をクリックします。

最後に「有効化」をクリックしましょう。

これでWP Super Cacheのインストール作業が終了です。

WP Super Cacheの設定方法

ジャス㌧

WP Super Cacheの設定方法を教えて欲しいぷう

インストールが完了したらWP Super Cacheの初期設定を行なっていきます。

基本的に最初に設定しておけばその後は触らなくていいので、最初の一回だけ頑張りましょう。

まずは、「設定」→「WP Super Cache」を選択します。

簡単

まずは「簡単」という項目から行なっていきましょう。

この項目は非常にシンプルです。

キャッシングという項目で、「キャッシング利用」にチェックを入れればOKです。

デフォルトの状態では「キャッシング停止」になっていますので、まずはこれをオンにして大まかな機能を有効にしましょう。

チェックを入れたら、「ステータスを更新」ボタンを押して終了です。

またその下にある「キャッシュされているページの削除」については、先ほど触れた、キャッシュを意図的に消したい時に使用します。

デザインを変更した際など一旦キャッシュを消したい時に使用する機能ですので、普段はいじらなくて大丈夫です。

高度な設定

キャッシング

続いて「高度な設定」に移ります。

上部にある「キャッシング」については有効化にチェックがついていると思いますので、このままで問題ありません。

「キャッシュの配信方法」は、シンプルを選択しましょう。

基本的にWP Super Cacheの設定は、推奨されている箇所にチェックを入れれば問題がないように出来ています。

その他

続いての項目では、(推奨)と書かれている下記の4つの項目にチェックを入れます。

  • ログイン中のユーザーに対してはキャッシュを無効化する。
  • ページを圧縮し、訪問者により早くページを供給する。
  • キャッシュリビルド。新しいファイルの生成中にこのサイトの登録ユーザー以外のユーザーにsupercacheのファイルを供給する。
  • 304ブラウザーキャッシング。ブラウザーが最後にリクエストして以来ページが変更されたかどうかを確認することで、サイトのパフォーマンスを向上させます。

「ログイン中のユーザーに対してキャッシュを無効化する。」という項目は、色々なトラブルを避けるために地味に大切な部分になりますので、忘れずにチェックを入れておきましょう。

その他の項目については、用語が難しいので特に覚える必要はありません。

チェックを入れておけば自然とサイトの表示速度が改善されます。

高度な設定

続いては「高度な設定」です。

この箇所については下記の3点のみチェックを入れればOKです。

  • モバイルデバイスサポート
  • 投稿や固定ページの公開、または更新時にすべてのキャッシュファイルをクリア
  • コメントが投稿されたときに該当のページだけリフレッシュする。

モバイルデバイスのサポート先ほど記載したモバイルサイトへ対応するための設定になります。

ここにチェックを入れておくとPCサイトと同時にモバイルサイトのキャッシュも有効になりますので、必ずチェックを入れておきましょう。

ちなみに、今現在はモバイルサイトの評価がSEOに直結します。

詳細はこちらの記事をご確認ください。

投稿や固定ページの公開:記事の更新を行なった際に、キャッシュファイルをクリアすることによって、常に最新の状態をユーザーに表示することが可能になります。

これにチェックを入れないと、記事を更新してもしばらくは編集内容が反映されません。

しっかりチェックを入れておきましょう。

コメントが投稿された時の箇所にいれるチェックも同様の理由になります。

有効時間とガーベージコレクション

続いてはキャッシュの有効時間の設定を行います。

キャッシュの有効時間が長すぎると、アクセスの大きいサイトではキャッシュデータが溜まりすぎて、逆にサイトが重くなる可能性があります。

ですので、キャッシュの期間はサイトの規模に合わせて、適度に区切る必要があるのです。

画像で設定した項目は、あくまで個人のサイトで1日に1度くらいの更新頻度のサイトに丁度良いキャッシュの間隔になります。(キャッシュタイムアウト:86400秒(24時間))

もしあなたのサイトが、アクセスが膨大で1日に何度も更新をするサイトの場合は上記の数値を10分の1にするなど、適度に変更していきましょう。

以上でWP Super Cacheの初期設定は終了です。

そのほかにも項目はあると思いますが、特に変更の必要はありませんのでご安心ください。

WP Super Cacheの注意点

ジャス㌧

WP Super Cacheの注意点があれば教えて欲しいぷう

最後に、WP Super Cacheを使用する際の注意点についてまとめていきたいと思います。

このプラグインはたびたびトラブルの報告が上がっているのですが、その原因のほとんどは以下の作業を行えば解決出来ますので、注意しましょう。

  • バックアップをとる
  • wp_is_mobile関数と一緒に使わない
  • 更新時にキャッシュを削除する
  • ECサイトに使用しない
  • 他プラグインとの干渉に注意

バックアップをとる

まず基本ですが、ワードプレスのシステムに手を加える際はなるべくバックアップを取っておいた方が安心です。

新しくプラグインを導入するときは何かとトラブルが起きがちです。

ほとんどの場合はプラグインを停止すれば直るのですが、そうもいかない場面もあるでしょう。

ですので、なるべくワードプレスのバックアップを取っておくことをオススメします。

バックアップは、FTPソフトでワードプレスのフォルダごとパソコンにダウンロードするなどやり方はたくさんありますので、要望があれば追加の記事を出しますね。

wp_is_mobile関数と一緒に使わない

こちらについては、ある程度プログラムに詳しい方に限った話になります。

wp_is_mobileというワードプレスの関数を用いてPCサイトとモバイルサイトの切替えを行なっている方が稀にいますが、これとこのプラグインは同時に使用してはいけません。

もしこれを同時に行なってしまうと、モバイルサイトを表示しているのにPCサイトに表示するコンテンツが表示されてしまったりと、トラブルが起きてしまいます。

これはプラグインの仕様上仕方のないことですので、該当している方は併用はやめましょう。

更新時にキャッシュを削除する

ワードプレスを運用していると、phpやcss等のファイルを更新することがあります。

また、それ以外にテーマを変更したりテーマの内容をカスタマイズしたりと、色々な更新をサイトに加えるシチュエーションが出てくるでしょう。

その際に、キャッシュが邪魔をして、更新内容がすぐに反映されないというトラブルが起きてしまいがちです。

実はこのトラブルが一番多く、プラグインの不具合なのかと疑う方もいるようです。

ただ、これは仕様上仕方のないことですので、もしそのような状態になってしまった方はプラグインでキャッシュを削除してからプレビューしてみましょう。

ECサイトに使用しない

該当している方は少ないと思いますが、ECサイトにはキャッシュプラグインを使用しないことをオススメします。

そもそも多くのキャッシュプラグインはブログサイトを前提に作られています。

ですので、ECサイトでの利用が想定されていません。

ECサイトは会員登録して使用することが多く、そもそもキャッシュの仕組みが不必要です。

また、キャッシュが悪さをして他人のカートの中身が見えてしまうといったトラブルも大手で起きていますので、その点も不安になりますね。

ですので、もしECサイトを運営しているのであればプラグインの導入はやめた方が懸命です。

他プラグインとの干渉に注意

最後に、キャッシュプラグインは、他のプラグインと干渉が起きてしまいがちです。

特に多いのは、他プラグインのキャッシュ機能とのバッティングです。

先ほど紹介したJetPackもプラグイン内でキャッシュの機能がありますので、それらとのバッティングには気をつけましょう。

原則としてキャッシュ系のプラグインは1つのワードプレスに1つと覚えておくと、様々なトラブルを回避することが出来ます。

ジャス㌧

キャッシュ系プラグインの併用は禁物だぶぅ!

以上がWP Super Cacheの設定方法でした。

とても簡単ですので、ぜひ取り入れてみましょう。