この記事では、ブログを運営中に稀に受けてしまう、スパムリンクの危険性や対処方法について解説しているとん
ブログビジネスを行なっているみなさんは、当然SEO対策に力を注いでいると思います。
しかし実は、悪いSEO対策が存在しているのはご存知ですか?
それがいわゆる逆SEOと呼ばれるものです。
この逆SEOとは、検索順位を上げるための普通のSEO対策の逆で、検索順位を下げるために行われているSEO対策です。
これに巻き込まれてしまうと、自分のサイトの評価を不当に下げられて、検索順位が落ちてしまうことがあります。
そしてこの逆SEOは、主にスパムリンクを送信されることによって起こり得るのです。
この記事では、自分のサイトがスパムリンクの被害に合っているのかという確認や、その対処方法について解説していきたいと思います。
スパムリンクとは?その定義は?
スパムリンクってなんだぷう?
スパムリンクとは、Googleが定めている品質ガイドラインに違反した悪質なサイトから貼られた被リンクのことを主に指します。
被リンク=他サイトに自分のサイトのリンクを貼ってもらうこと
被リンクの効果についての詳細は以下の記事を参照して下さい。
本来であれば、被リンクが貼られるとサイトの評価が上がります。
しかし、スパムリンクを貼られてしまうと、逆に自分のブログの評価が下がってしまう可能性があるのです。
なので、このスパムリンクへの対処が必要になります。
Googleの品質ガイドラインから見る粗悪サイト
でもどれがスパムリンクかわからないぶぅ〜!
スパムリンクと言われても、それが悪意のあるリンクなのか自然に貼られたリンクなのか、初心者には見分けがつきにくいと思います。
ですので、ここではGoogleの定める品質が低いサイトの定義を紹介したいと思います。
これらのサイトから被リンクをもらったら、後ほど解説する対処方法を使ってスパムリンクを防いでいきましょう。
まず、Googleが定めている品質ガイドラインを参考に項目をまとめていきます。
以下の13点項目に当てはまるサイトには要注意です。
- 自動生成されたコンテンツ
- リンクプログラムへの参加
- オリジナルコンテンツが全く存在しないページ
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキスト、隠しリンク
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 価値のないアフィリエイトサイト
- コンテンツに関係ないキーワードの詰め込み
- ウイルス等悪意のあるページ
- 構造化データの悪用
- Googleへの自動化されたクエリの送信
自動生成されたコンテンツ
こちらについては、明らかにロボットが自動で作ったサイトがこれに当たります。
今はかなり減ってきましたが、日本語が不自然なサイトや、明らかに機械的に作られたサイトから貼られた被リンクですと、自分のサイトに悪影響が出る可能性があります。
完全にスパムリンクですので、対処していきましょう。
リンクプログラムへの参加
リンクプログラムとは、ひと昔前に流行った「リンク集サイト」や「ブックマークサイト」のことを指します。
ひと昔前は、そのようなリンク集サイトに自分のサイトを登録することで被リンクを獲得するというSEO対策がありました。
しかしそれらの対策はもう古いもので、今はスパムと判定されてしまう時代です。
なので、リンク集サイトに自ら被リンクを掲載することは避けましょう。
また、自分から登録しなくても意図的に登録されている場合も稀にあります。
その場合もスパムリンクになってしまいますので、必ず対策は行っておきましょう。
SEO対策は時代によって変わるので情報をアップデートしていくトン!
オリジナルコンテンツが全く存在しないページ
オリジナルのコンテンツが全く存在しないサイトからの被リンクもデメリットになります。
オリジナルコンテンツがないページとは、主にまとめサイトなど、他のブログの引用しかないサイトですと、非常に評価の悪いサイトになります。
そのようなサイトからの被リンクも避けることをおすすめします。
クローキング
クローキングとは、同じURLなのですが、ユーザーに見せるページとクローラーに見せるページを分けることを意味します。
かなり特殊な方法になりますが、SEO対策を悪用するために行われている手法ですので、このようなサイトは評価が低くなります。
こちらについては外から見分けるのがかなり難しいので、対処は特に不要でしょう。
ただ、見るからに怪しいサイトで、自分のブログのジャンルとまったく違うところからの被リンクの場合、ブロックしても良いと思います。
不正なリダイレクト
不正なリダイレクトも要注意です。
リダイレクトとは、ページに訪れたユーザーを自動で他のページに飛ばす仕組みになります。
リダイレクト自体は正しい方法で行えば良いのですが、稀に不正なリダイレクトを行う人がいます。
ユーザーの意図しない全く関係のないページに飛ばすと、それは不正なページの判定になってしまいます。
ですので、そのようなサイトから被リンクされた場合、対処が必要になります。
リダイレクトの詳細については以下の記事でご確認ください。
隠しテキスト、隠しリンク
WEB上には、テキストやリンクを意図的に隠しているケースがあります。
背景色と同じ文字色にしたり、極端に小さい文字にしてリンクを貼っていることがバレないようにしている、などです。
このような場合、Googleから不正と認定されてしまいます。
なので、そのようなサイトからリダイレクトされてしまった場合、ブロックが必要となります。
誘導ページ
誘導ページとは「ドアウェイ」とも呼ばれており、ユーザーを特定のページに誘導するために使われているページのことを指します。
誘導目的のみのページになりますので、リンク集のような扱いです。
この場合も低品質なコンテンツと判断されますので、そのようなサイトからの被リンクには注意が必要です。
無断複製されたコンテンツ
こちらはいわゆる、コピーコンテンツだけのサイトに当たります。
当然ながら、他人のサイトをコピーしただけのサイトは悪質なサイトと判断される仕組みになっています。
そのようなサイトから被リンクをもらうと自分のサイトの評価も下がってしまいますので、その点もチェックしていきましょう。
価値のないアフィリエイトサイト
続いては価値のないアフィリエイトサイトです。
こう聞くと、アフィリエイトをするのがダメなのかという話になりますが、アフィリエイト自体は別に悪いことではありません。
ただし、ユーザーに価値を与えず、ただアフィリエイトをさせるためだけのサイトはダメです。
機械的なサイトで、アフィリエイトのみを目的としたサイトにしてしまうと、Googleから低品質という評価を受けてしまいます。
意図的でなくても、そのようなサイトからの被リンクは迷惑になりますので、そちらについてもブロックしていくことをおすすめします。
コンテンツに関係ないキーワードの詰め込み
続いては、コンテンツに関係のないキーワードを詰め込んでいるサイトについてです。
これはGoogleのSEOを悪用するために、スパム的に色々なキーワードを詰め込んでサイトを作っている場合がそれに当たります。
確かに時々単語の羅列だけのページを見かけるぶぅ
これは明らかなスパムサイトですので、そのようなサイトからの被リンクは逆効果です。
ウイルス等悪意のあるページ
こちらについては、言うまでもないですね。
特にアダルトサイトなどで多いですが、ユーザーが意図せずに変なサイトに飛ばされたりと、明らかにウイルスが仕込まれてそうなサイトからのリンクはもらわないようにしましょう。
構造化データの悪用
続いては構造化データの悪用です。
構造化データとは、Googleのクローラーにページの内容を伝えるためのコードになります。
この構造化データを悪用して、ページとは関係ない内容のキーワードを設定し、Googleを騙すようなことをしているページもあります。
そのようなページについても、スパムリンクの対象になりますので、覚えておきましょう。
Googleへの自動化されたクエリの送信
こちらについては、ツールを利用して、大量の検索ワードをGoogleに送信する行為のことを意味します。
検索エンジンに負荷をかける行為のため、これを行っているサイトも価値のないコンテンツとされています。
こちらについても、外からはわかりませんが、念の為覚えておきましょう。
ナチュラルとスパムリンクの違いは?
ナチュラルリンクとスパムリンクの違いはなんだぷう?
SEO対策を行う上で、被リンクをもらうのは非常に重要な項目になっています。
しかし、被リンクの良し悪しを完璧に見分けるのは、明らかなものを除き、難しいです。
ナチュラルリンクは、自分のブログの情報を便利と感じた他者が、それを紹介するために貼った自然なリンク。
スパムリンクとは、自分のブログの順位を下げるために、意図的に悪いリンクを送られている状態です。
ただ、そのほとんどは意図的に行われているものの、悪意なくリンクを貼っているパターンも少なからずあります。
その場合は見分けがつきませんので、先ほど紹介した記事で解説している、良い被リンクのみを残すというやり方をするしかありません。
一番簡単なのは、自分のブログと同じジャンルのサイトの被リンクのみを歓迎するスタイルです。
また、被リンク元のサイトの見栄えや記事の更新状況などを見れば、まともに運営されているサイトかどうかは簡単に見分けることが可能です。
そのような考え方で、受け取る被リンクを分けるようにしていきましょう。
スパムリンクを受け取るデメリット
スパムリンクを受けるとどんな影響があるんだぷう
スパムリンクは、基本的には受けるメリットはありません。
デメリットしかありませんのでスパムリンクを受けないに越したことはないです。
では、スパムリンクを受けてしまうとどのような影響があるのか?
以下の4つを紹介したいと思います。
- ドメインパワーが下がる
- サイトの掲載順位が全体的に下がる
- アクセスが減少する
- 収益が減少する
ドメインパワーが下がる
まず、他サイトからの被リンクは、自分のサイトにまで影響が出る場合があります。
上質な被リンクでしたら自サイトのドメインパワーが上がる要因になりますが、その逆もあります。
スパムリンクをもらってしまった場合、自分のドメインパワーが下がることもあるのです。
これはなんとしてでも避けたいですよね。
ちなみに、ドメインパワーについてはこちらの記事で解説していますので、ご確認をお願いします。
サイトの掲載順位が全体的に下がる
ドメインパワーの低下によりサイトの掲載順位に影響が出始めるでしょう。
ドメインパワーが下がると、その分各記事のパワーが弱まり、順位の低下が起こってしまいます。
アクセスを集める上で検索順位は命ですので、順位の低下は致命的なダメージになります。
アクセスが減少する
検索順位が下がってしまうということは、アクセス数の減少に直結してきます。
ブログへのアクセス数は検索順位に左右されますので、例え1つ順位が下がっただけでも、月間で考えると数百、数千アクセスが減ることもあるでしょう。
ブログはまずはアクセス数が重要ですので、致命的なダメージになってしまいます。
収益が減少する
最後に、アクセス数が減少してしまうと、当然ながら収益も減少してしまいます。
いくら成約率が高いコンテンツを作ったとしても、アクセスがなければ意味がありません。
アクセス数と収益はある程度比例しますので、収益が減るのは致命的な結果です。
なので、スパムリンクを定期的に確認して、自分のドメインを守っていきましょう。
サーチコンソールで被リンクを確認する方法
被リンクを確認する方法を教えて欲しいぷう
さて、スパムリンクの有害性について理解した上で、自分のサイトがもらっている被リンクを確認する方法を解説したいと思います。
被リンクは、ブログでビジネスを行っている方であれば誰もが登録している、Googleサーチコンソールで確認することが可能です。
まずは、Googleサーチコンソールにログインしましょう。
サイドバーのリンクをクリック
まずはサイドバーのリンクをクリックしましょう。
上位のリンク元サイトを確認
次の画面で「上位のリンク元サイト」という箇所に表示されているのが、被リンクをされているサイトになります。
このサイトのページに自分のブログのリンクが貼られているということです。
詳細を確認
続いて、詳細をクリックすると、全ての被リンクを確認することが可能です。
基本的には、ここに表示されている上位のリンクから順にURLをコピペして、手動でサイトを確認していきましょう。
その際は、先ほどのスパムリンクの特徴や良い被リンクサイトの特徴と照らし合わせて、悪質なものはメモを取りましょう。
スパムリンクを否認する方法
スパムリンクを否認する方法を知りたいぷう
そして、最後にそれらのスパムリンクを否認して一連の流れは終了です。
否認の手順について今から解説します。
スパムリンクをテキストファイルにまとめる
まずは、パソコンに標準搭載されているテキストエディタを開いてスパムリンクをまとめていきます。
リンク否認ページにアクセスする
続いては、以下のリンク否認ページにアクセスします。
こちらのサイトはサーチコンソールとは別のサイトになりますので、ブックマークしておくと良いでしょう。
プロパティの選択
続いて、サーチコンソールに登録している自分のブログを選択します。
選択したら「否認リストをアップロード」をクリックします。
ファイルのアップロード
そして、自分のパソコンの中から先ほど作成したテキストファイルを選択します。
そうすることでスパムリンクの否認が完了します。
今後ブログを運用していく上で何度か行う作業になりますので、覚えておきましょう。
スパムリンクから自分のブログを守るトン!