この記事では強調スニペットについて解説しているとん
収益化ブログを運営している方は、ブログ記事を上位表示させるために様々な対策を行なっています。
その代表がSEO対策だと思いますが、ページを上位表示する方法はいくつかあります。
一番理想的なのは、SEO対策を行い自然とページが上位表示されることですが、それ以外にも広告を配信するという方法があります。
広告を配信することによって強制的に検索ワードの上位に表示されますので、一気にアクセスを集めることが出来るでしょう。
ただ、広告配信にはコストがかかってしまいますので、出せる方は少ないです。
そして、上記二つのやり方の他に、実はもう一つページを上位表示させる方法があります。
それが強調スニペットと呼ばれる仕組みになります。
今回の記事では、「強調スニペットの概要」や「掲載のためのコツ」について解説していきます。
強調スニペットとは?
強調スニペットとはなんだぷう?
まずは強調スニペットとは一体なんなのかについて、概要を説明していきます。
普段ネット検索していて、検索結果にこのような表示がされたことはありませんか?
これが強調スニペットと呼ばれる機能になります。
強調スニペットは、Googleの検索結果の一番上に表示される情報であり、ここの表示にはGoogleにインデックスされている記事の内容が反映されます。
しかも、ブログ記事へのリンクも貼られるので、ここから記事に飛んで詳細を確認することも可能になります。
いわばGoogleから特別扱いされて表示してもらっている項目になりますので、当然ながらこの項目に載せられるのであれば、載せたいですよね?
ここに掲載されるための条件について現時点では確定したものはありませんが、ある程度のテクニックはあります。
そちらについては後ほど解説していきます。
強調スニペットに表示させるメリット
強調スニペットに表示されることによって、どのようなメリットがあるのか?
主なメリットは以下の3点です。
- 検索1位を取ることが出来る
- アクセスアップに繋がる
- SEOに好影響が出る
検索1位を取ることが出来る
まず1番のメリットとしては、強調スニペットに表示されることによって検索1位を必ず取ることが出来るという点でしょう。
本来、検索1位を取るためにはSEO対策を地道に行なったり、お金を使って広告を出稿する必要があります。
しかし、運よく強調スニペットの表示に成功した場合、強制的に1位を取ることが可能になります。
誰もが羨む検索1位を取ることができ、しかも目立つ表示がされますので、この効果は絶大でしょう。
なので、強調スニペット表示を目指す意識はしておいた方が良いですね。
アクセスアップに繋がる
強調スニペットに表示できたら、当然ながらアクセスアップに繋がるでしょう。
基本的に、検索結果のクリック率は上から順番に高くなっていきます。
ですので、検索数の多いキーワードで強調スニペット表示に成功した場合、膨大なアクセスアップも期待出来るでしょう。
ただ、強調スニペットに表示されることによって、クリック率へのネガティブな情報もありますので、そちらについても後ほど解説したいと思います。
SEOに好影響が出る
そして、強調スニペットに表示されることによって、SEOにも良い影響が出ると言われています。
強調スニペットは短期間で表示が入れ替わるという不安定な一面もあるのですが、一度選ばれたサイトはそのあとも上位に表示されることが多いようです。
強調スニペットに表示されるということは、ある程度記事のクオリティは高いという評価をGoogleにされていますので、さらにアクセスが集まることでデータがたまり、ドメインパワーが強化されるのでしょう。
強調スニペットに一度でも採用されることによって、長期的なメリットも生まれますので、是非とも狙っていきたいですね。
強調スニペットのメリットは計り知れないとん!
リッチリザルトとの違いは?
リッチリザルトとはどう違うんだぷう?
以前、リッチリザルトについての記事を公開しましたが確認済みでしょうか?
もしまだの方はこちらの記事で概要をチェックしてみてください。
「リッチリザルト」と「強調スニペット」の違いは、表示順位に影響が出るのかという点が一番大きいです。
リッチリザルトとは、あくまで検索結果に表示されるタイトルなどの他に情報が追加されるという機能です。
対して強調スニペットは、検索の一番上に強制的に表示されて、各情報が追加される形式になっています。
ですので、強調スニペットの方がメリットが大きいでしょう。
ナレッジグラフとの違いは?
じゃあナレッジグラフとはどう違うんだぷう?
そもそもナレッジグラフとはなんなのかというと、Googleで検索した際に、以下の画像のように右に表示される枠になります。
強調スニペットと同様にほぼ上位に強制的に表示される項目ではありますが、まず表示場所に違いがありますよね。
そしてナレッジグラフに出てくる情報は、あくまでネット上にある情報の集合体です。
何か一つのサイトから取得した情報ではなく、複数のサイトから取集した情報がナレッジグラフにまとめられていますので、その違いも大きいです。
ナレッジグラフについては、特定のサイトへのリンクがありませんので、ブログ運営において特に役に立つということはないでしょう。
強調スニペットの種類
強調スニペットにはどんな種類があるんだぷう?
ひとえに強調スニペットといっても、実は様々な種類が存在しています。
どれにするかこちらで選ぶことはできませんが、種類を把握しておけば、強調スニペットに表示されることを想定して記事を書くことも出来るでしょう。
ですので、ここで種類についても把握しておくことをオススメします。
強調スニペットの種類は主に以下の5つです。
- テキストのみ
- テキスト + 画像
- 表 or 料金
- 作り方
- 動画
テキストのみ
こちらが最も一般的な形式になると思います。
主に用語の意味について表示される形式です。
〜とは、
〜意味
と検索した際によく表示されますので、見たことがある方も多いと思います。
用語について解説している記事の一部が引用で表示され、記事へのリンクが貼られる形式ですので、この形式で掲載されれば嬉しいですね。
テキスト + 画像
テキスト + 画像はこのような表示になります。
画像が1枚、または複数枚表示され、その下に文章で解説が引用される形式になります。
そしてテキスト形式と共通して、記事のタイトルとリンクが紹介されるという形式になっています。
画像があった方が目立ちますので、何かを解説している記事であれば画像つきで表示された方が望ましいでしょう。
表 or 料金
続いては表や料金が表示される形式になります。
上記は「映画 料金」で検索した際の検索結果です。
年齢別の料金がわかりやすく表になっており、こちらも非常に便利な表示ですよね。
料金についてはあまりブログで書くことはないと思いますが、もし情報をまとめる機会があったら表形式でまとめると、このように掲載してくれるかもしれません。
作り方
続いては、料理などの作り方に関する強調スニペットになります。
ステップをわかりやすく表示してくれる強調スニペットですので、非常に目立ちます。
このような表示は目立つためクリックも増えると思いますので、メリットになるでしょう。
作り方、いわゆるハウツーに関しては何も料理に限った話ではありません。
「〇〇のやり方」というようにあらゆるジャンルに応用可能だと思いますので、記事を書く際は順番を意識して書くといいでしょう。
動画
続いては、動画形式の強調スニペットになります。
こちらについては「〇〇動画」と検索した際に表示されることが多いです。
検索の一番上に、動画が大きく表示されます。
動画の強調スニペットが一番大きく、画面を占領しますので、視覚的なインパクトは一番大きいでしょう。
動画についてはブログをメインに行なっている方にとっては関係が薄い項目かもしれませんが、YouTubeもやっている方にとってはアクセスを呼び込む手法の1つになり得るでしょう。
ブログ記事を強調スニペットに表示する方法
どうやったら強調スニペットに掲載出来るんだぷう?
それでは、実際にどういった対応を行なっていけば強調スニペットに掲載されるのかについて解説していきます。
ただ、前提として、強調スニペットに必ず表示出来る方法はありません。
掲載基準は非公開であり、Googleのみが知っています。
ですので、ここの情報は数ある強調スニペットの共通点などをまとめたものになりますので、あくまで参考ということでご理解下さい。
考えられるコツは以下の4点です。
- 上位表示をさせる
- 明確&シンプルな日本語で回答する
- クローラーがわかりやすい構造にする
- Googleポリシーを守る
上位表示をさせる
まずは、ブログページを特定のキーワードで上位表示させる必要があります。
これに関して言えば、SEO対策を地道に行なって達成するしかありません。
目標は「検索10位以内」に入ること。
強調スニペットに採用されるもののほとんどが検索10位以内にランクインしている記事になります。
強調スニペットに表示されているページの99%が、10位以内にランクイン。
https://ahrefs.com/blog/featured-snippets-study/
10位よりも下の記事は、どうしても10位以内の記事よりも評価が劣ってしまう傾向にあるため、スニペットには表示されにくいのでしょう。
もし検索8位にある記事がスニペットに採用された場合、膨大なアクセスアップに繋がると思いますので、そのメリットは絶対に受けたいところですね。
元から検索1位の記事に関しては、クリック率にもよりますが、そこまでアクセスに大差はないでしょう。
また、検索上位を狙うのであれば、強調スニペットに表示されやすいキーワードで対策を行うことをオススメします。
強調スニペットに表示されやすいキーワードとは主に以下の4つです。
〇〇 とは
〇〇 意味
〇〇 価格
〇〇 作り方
このようにシンプルな質問形式のキーワードは強調スニペットとして採用される可能性が高いでしょう。
記事のタイトルや見出しなどにこのキーワードを挿入して、Googleに「質問と答えを書いている」と認識されやすいような構成を目指しましょう。
「シンプル」「質問形式のキーワード」を意識していくとん!
明確&シンプルな日本語で回答する
続いてのコツは、明確、かつシンプルな日本語で回答するという内容になります。
Google検索で優位に立つ基本は、ユーザーが検索したキーワード(質問)に対して適切な回答を行うことにあります。
ですので、ユーザーが検索した質問にシンプルに答えられているサイトが、強調スニペットに採用されやすいです。
長々と前置きしてワードの説明をするよりも、まずはシンプルに短い文章でその言葉の意味を解説した方が、スニペットに収まりやすいです。
「〇〇とは?」という見出しをまず作り、その直下に「〇〇とは〜〜である」というような断定的な言葉を使用することもオススメします。
ポイントとしては以下の3点が挙げられます。
- 〜と思うではなく、〜です、〜だという断定表現
- 質問と回答を両方記載
- なるべく短い文章で解説
この構造はGoogleのシステムに判断されやすいですし、ユーザーにとっても読みやすい記事になりますね。
ちなみに、初心者ブロガーが読みやすい記事を書くコツについてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
クローラーがわかりやすい構造にする
Googleのスニペットへの採用はシステムが行なっていますので、システムにもわかりやすい構造にすると採用率が上がるでしょう。
これは主にHTMLの構造を整えることによって解決できます。
ブログ記事を作る際は以下の5点を意識しましょう。
- テキストで解説
- 画像にはalt属性を記述
- 段落には<p>タグを使用する
- 箇条書きは<ul>/<li>タグを使用する
- 順番解説には<ol>/<li>タグを使用する
スニペットのメインはテキストでの解説ですので、内容を説明する際はテキストで簡潔に伝えましょう。
画像を使用する場合はalt属性にその画像についてのキーワードを入れるように心がけた方が良いです。
また、そのほかのHTMLについては、最近のテーマを使用していればほとんど問題ありません。
改行をするだけで自然と<p>タグは入りますし、箇条書きリスト、番号付きリストを使用すればそのタグも自然に入ります。
今はワードプレスのブロックエディターで普通に記事を書くだけで達成できますので、この点は心配いらないでしょう。
テキストで解説&画像にはalt属性にキーワードを入れる、この2つを意識するとん!
Googleポリシーを守る
こちらについては当然ですが、Googleのポリシーは守りましょう。
ここを守らないと、当然ながらスニペットに採用されることはありません。
以下のような表現がないか気をつけましょう。
・露骨な性表現
https://support.google.com/websearch/answer/9351707
・差別的である
・暴力的である
・有害で危険である
・公共性の高いトピックにおいて広く合意が得られている内容と反している
通常の記事を書いていればこのようなポリシーに抵触することはないと思いますが、過激な表現は避けるように心がけましょう。
強調スニペットに関する注意点
強調スニペットに表示されやすい施策について解説しましたが、実は強調スニペットには以下のような注意点もあります。
一種のデメリットのようなものになりますが、こちらについても参考にしてください。
強調スニペットの注意点としては主に以下の3点が挙げられます。
- 掲載記事は予告なく頻繁に更新される
- 通常検索結果に表示されなくなる
- 答えを知ってしまうためアクセスが来ない場合もある
掲載記事は予告なく頻繁に更新される
強調スニペットは非常に不安定な表示として有名です。
おそらくGoogleも今開発中の機能で色々と模索しているのでしょう。
同じ検索ワードで検索しても表示される時と表示されない場合が頻繁にあります。
また、数時間の差で掲載されている記事が変動することもよくあります。
ですので、一度強調スニペットに表示されたとしてもすぐに別の記事に変わってしまうこともありますので、覚えておきましょう。
ただ、一度でも掲載されればGoogleからある程度評価されている記事ということになります。
また、先ほど記載したように、一度掲載された記事はその後も上位表示を継続しやすい傾向にあります。
ですので、そこまでネガティブになるようなことではないと思います。
通常検索結果に表示されなくなる
強調スニペットの特性として、強調スニペットに表示された記事は通常の検索結果に表示されなくなります。
2重では表示されないということを覚えておきましょう。
強調スニペットは元から検索10位以内に表示されている記事が選ばれやすいと書きましたが、その場合は一旦検索順位からは消え、スニペットにのみ表示されます。
そして、スニペットから表示されなくなった際は再び検索順位の中に表示されるという仕様になっています。
どちらが良いのかは、元々どのくらいの順位にいたのかによりますが、基本的にはスニペットに表示された方が良いと思います。
答えを知ってしまうためアクセスが来ない場合もある
強調スニペットはGoogleの一番上に表示され、記事の一部が引用されて表示されています。
〜とは
〜意味
という検索をしたユーザーは、強調スニペットだけでその単語の意味を知ることが出来るため非常に便利です。
しかし、これはデメリットにもなり得ます。
ユーザーは検索結果の画面で答えを知ってしまうため、わざわざ記事を見る必要がないのです。
本来は意味を知るために記事を見るという流れがなくなり、アクセスされることなく問題解決をされてしまうのです。
こういったデメリットもありますので、念の為把握しておきましょう。
いいことばかり、というわけでもないんだぷぅ〜
強調スニペットのクリック率
実は、強調スニペットに表示されることによって、クリック率が下がるというデータも公表されています。
従来の検索1位 | 26% |
強調スニペット | 8.6% |
強調スニペットの下 | 19.6% |
ケースバイケースだと思いますが、クリック率が下がる可能性もあるということは知っておきましょう。
ただ、先ほどから主張していますが、スニペットに選ばれるだけでページがある程度評価されているということになりますし、その後のSEOへの影響もポジティブです。
ですので、まずは気にせずスニペットへの掲載を狙っていきましょう!