リード文の役割とは？簡潔に書くコツやテンプレートを無料公開

ブログ記事を書く際、冒頭から書き始める方が大半だと思います。

しかし、多くの方は特に意識しないままおまけ的な感覚で書いているのではないでしょうか。

実はこの冒頭の文章、つまり「リード文」には、記事全体の評価に関わる重要な役割があるのです。

当記事ではリード文を上手く書くコツについて解説していきます。

この記事を読むことによって、リード文作成に困ることはなくなり、ブログの離脱率低下が臨めるでしょう。

リード文とは？

リード文とは、ブログの冒頭の文章を指す用語になります。

基本的には、最初の見出しが始まる前の文章のことを言いますね。

このブログでしたら、目次の上の文章がリード文に該当します。

ここの文章は、ほとんどの方が軽い挨拶文のようなノリで書いていると思います。

しかし、このリード文は、SEO対策やブログの離脱率を下げる面でも意外と重要な部分になります。

記事のクオリティはここからもう判断されると思っておきましょう。

ですのでこの記事でリード文の大切さを理解し、正しい書き方を学んでいきましょう。

リード文の役割

それでは、リード文の役割についてまずは解説していこうと思います。

リード文の役割は主に以下の４点になります。

読者の興味を惹きつける

まず、リード文には読者の興味を惹きつけるという役割があります。

これは動画でも同じですが、最初に見られる部分でユーザーの興味を引けなければ、その後に進んでもらえない可能性が高まりますよね。

ブログ記事の場合、ユーザーはまず検索結果のタイトル→記事のアイキャッチ画像→リード文という順番で見ますので、このリード文がかなり重要な部分であることがわかります。

リード文だけでその記事のクオリティを判断することもできるでしょう。

第一印象でブログの評価が変わってしまうこともありますので、その点も意識してリード文を書いていきましょう。

読者の共感を得る

リード文には読者の共感を得るという役割もあります。

読者に共感してもらうことによって、記事の内容を見てくれる可能性がより高まります。

読者の悩みに直結する内容で共感してもらえれば記事の評価も上がりますし、アフィリエイトの成約率も格段に上がるでしょう。

ですので、記事を書く際にターゲットにしたペルソナ設定の人物が、どんな悩みを持ち、どんな文章に共感してもらえるのかを意識することが重要です。

記事の内容を知ってもらう

次に、リード文には、シンプルに記事の内容について知ってもらうという役割もあります。

記事の概要はブログタイトルを見ればわかりますが、それだけでは詳細はわかりません。

この記事でどんな役立つ情報を得られるのかを具体的に知ってもらうことによって、続きを見てもらえる可能性が高まります。

読者を離脱させない

つまりリード文は、記事の最初のつかみです。

この最初のつかみによって、その後の文章を読むか読まないか決める人もいます。

ここで読者を離脱させないように、続きが気になるような文章構成を意識しましょう。

実践するのは非常に難しいですが、一番早い方法としては、自分が普段調べ物をしていて続きが気になったリード文を研究し、その構成を真似していくことだと思います。

リード文に気を遣うメリット

続いてリード文に気を遣うことによって、どのようなメリットがあるのか紹介したいと思います。

リード文に気を遣うことによって、以下の数値が改善されるのです。

直帰率・離脱率は、簡単に言うとユーザーが記事を離れてしまう割合のことを言います。

ユーザーは記事に興味を持てなかったり、続きを読みたくなかった場合はそのページを閉じてしまいます。

逆に、リード文で読者の心を掴めばその後の記事を読んでくれる可能性が高まり、上記の数値の改善が見込めます。

そしてこれらの数値が改善できれば、SEO的にももちろん有利になります。

記事の内容を改善するのももちろん大切なことですが、一番始めに見られるリード文を改善した方が結果に直結する可能性が高いので、リード文を優先して修正していきましょう。

リード文の重要性について

ここまででリード文に気を遣うメリットはある程度把握できたと思います。

ですが、リード文の重要性について、さらにここで追加の解説をします。

この記事をお読みのあなたは「精読率」という言葉をご存知でしょうか？

つまり、

ブログが最後まで読まれた場合の精読率は100%
半分まで読まれた場合は50%
全く読まれなかった場合は0%

になります。

実は記事の離脱は冒頭5%で起こることが多いのですが、その５%の部分に当たるのがズバリ、リード文なのです。

いかにリード文でユーザーを引き止められるかが鍵になってきます。

そして、この最初の5%を読んでくれたユーザーの大半は、その後記事を読み進める確率が高いです。

つまりブログを運営する上では、精読率5%以上を目指せば記事がちゃんと読まれていると判断しても良いでしょう。

この精読率というのはヒートマップというツールを入れないと数値では見れませんが、そう言った指標もあるということは意識しておきましょう。

リード文の書き方

では、リード文の重要性について理解した上で、実際の書き方について解説していこうと思います。

リード文には色々な要素を検討して埋め込んでいく必要があります。

そこまで神経を使えないと思ってしまうかもしれませんが、ブログの冒頭は大切ですので、しっかり実践していくのが理想です。

リード文を書く手順

早速リード文を書く手順から解説していきますね。

ペルソナ設定をする

ステップ１として、ペルソナを設定しましょう。

ペルソナ設定とは、このブログ記事を読むユーザーの人物像を指すビジネス用語になります。

どんな記事にも必ずターゲットがいて、それに応じた人物像があります。

その人物像を決めておくことによって、リード文で心を掴む内容を考えやすくなるのです。

特にその人が抱えている悩みを知ることができれば、共感されそうな内容を書くことで一気に記事に興味を持ってもらいやすくなります。

ペルソナ設定は、そもそも記事を書く前に基本的に行うことですので、最初に行っておきましょう。

ちなみにペルソナ設定についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。

ブログ作成時のペルソナ設定を解説。設定手順はどうするべき？ブログ記事を書く際のペルソナ設定はどうすればいい？具体的な設定手順やメリットを解説しています。...

本文を書く

ステップ２は本文を書くです。

リード文は空欄のまま、本文から書き始めるのがオススメです。

というのも、基本的な考えとして、リード文は記事の内容を凝縮したことを書くからです。

記事の重要な部分をピックアップし、それに応じてユーザーが興味を持つように問題提起をすることで、詳細の本文を読んでもらえるという仕組みになります。

ですので、初心者の方はまずは記事の本文を書いてからリード文に移った方がわかりやすいと思います。

重要な要素をピックアップ

続いては、重要な要素をピックアップするステップです。

先ほども少し触れましたが、本文を書き終えたらその記事で重要な内容を探しましょう。

その記事のタイトルを見てブログに訪れた方が、一番知りたい情報をリード文に書くようにします。

その上で、ユーザーの悩みに対して、一番答えになるような項目が重要になります。

リード文では、あなたの悩みの解決法がこの記事に書いてあることをユーザーに伝えなくてはいけません。

ですので、本文を書いたあとは、記事の中身で一番大切な内容をピックアップし、リード文を書くためのパーツを揃えましょう。

リード文を書く

準備ができましたら、いよいよリード文を書いていきます。

具体的な書き方については、後ほど例やテンプレートを公開しますので、そちらを参考にしながら書いてみましょう。

リード文は短い文章内で重要なことを書くので、初心者の方にとっては少し難しいと思います。

ですので、最初は次に解説するポイントを踏まえて、練習のつもりで書いていきましょう。

リード文作成のポイント

続いては、リード文を作る上で、気をつけた方が良いポイントについて解説します。

ポイントは主に以下の６つです。

共感

まずは共感です。

人は共感してもらった相手に好印象を抱きやすい生き物です。

ここで言う共感とは、読者の悩みに寄り添って「あなたの悩みはわかっていますよ」と伝えることを意味します。

つまり、好印象を抱いてもらうためには、ユーザーに「これは自分のことをわかってくれているブログだ」と認識してもらうことが重要です。

例えば、
ブログ記事を書く上でリード文が大切なことはわかっているが、どのような構成で書けばいいのか、悩んでしまいますよね？

というように、なるべくユーザーの悩みに沿って、それに共感する文章を記載することでユーザーの心を掴むことが可能です。

「自分のことをわかってくれてる」と思ってもらえるような文章を心がけましょう。

問題提起

続いては問題提起になります。

問題提起とは「その悩みを放っておいたらダメですよね？」というように、問題の解決を促す文章を指します。

ユーザーが悩みを持って記事を訪れることは当然なのですが、さらにそこで悩みを放置してはいけないと印象付けることによって、記事を最後までみてくれる可能性が高まります。

例えば、ブログの滞在時間を上げるための記事だった場合、
滞在時間が下がると検索順位が下がってアクセスが全く来なくなりますが、マズイですよね？

というような内容を付け加えると、解決しなくてはいけないという気持ちになって、記事を読んでくれる可能性が上がります。

こういった点も意識できると尚GOODです。

権威性

続いては権威性です。

リード文は、その記事で解決できる悩みの他に、自分の権威性をアピールする場所でもあります。

例えば、ブログアフィリエイトで月収100万円稼いだ実績や、美容のジャンルだったら元化粧品販売員、不動産でしたら宅建の資格持ちというようなアピールです。

読者は誰が書いた記事なのかという点も注視しています。

当然ながら、そのジャンルに精通している人物の方が信頼性が上がりますので、記事を読んでくれる可能性が非常に高まります。

ですので、リード文では自分の権威性を示す実績や肩書きを加えていきましょう。

記事の内容

続いてはシンプルに記事の内容です。

リード文は記事の要約文のような部分ですから、シンプルにどんな内容を解説しているのかも加えると良いと思います。

その際も、なるべく読者の悩みを解決できる内容をピックアップしましょう。

読者のメリット

記事を読んだ読者が得られるメリットを記載するのも重要です。

具体的に、この記事を読んでどんな悩みを解決できるのか、読んだ後にどのような未来があるのかという点を解説できれば非常に良いでしょう。

例えば、このような表を使って、

というような、記事を読んで得られる未来についてまとめると良いでしょう。

この部分についてはかなり面倒な部分ではありますが、載せることによってよりリード文のクオリティが上がりますので、記載することをおすすめします。

結論　

最後に結論という要素を加えることもあります。

つまり、そのブログ記事で言いたいことの結論を先に言ってしまうということです。

結論を最初に提示することで、答えだけを知りたい方はそれで満足できますし、真剣に調べている方はさらに詳細を読んでくれます。

ですので、最初にある程度の結論を書くこともおすすめします。

動画埋め込み

これはプチテクニックですが、リード文の最後に動画を配置するのも一つの手になります。

動画で解説を見たいという方もいますし、動画を見てもらうことでブログの滞在時間を稼げます。

YouTubeと連動すればチャンネル登録者も増えますし、メリットは非常に大きいでしょう。

ですので、プチテクニックとして、動画の埋め込みを紹介しました。

余裕がある方は実践してみてください。

リード文作成時の注意点

続いて、リード文を書く際に注意すべきことを紹介します。

注意点は大きく分けて以下の二つです。

簡潔にまとめる

リード文はあくまで最初の導入文ですので、長すぎると逆効果です。

千文字くらいまでいくと、もはや本文になってしまいますので、リード文は長くても500文字くらいにとどめましょう。

基本的には１００〜３００文字くらい書けばOKです。

根拠のないことは書かない

リード文はユーザーの心を掴む場所ですが、根拠のないことで興味を引いてはいけません。

そうなると過剰に期待を煽ることになり、記事の内容がそれに伴わなかった場合、ユーザーの満足度を下げてしまいます。

なので、興味を持たせるのはいいですが、根拠のあることだけ書きましょう。

リード文テンプレート

上記のポイントを踏まえて、初心者の方でもある程度リード文が書けるようなテンプレートをいくつか紹介したいと思います。

ご自由にご活用ください。

基本はこの流れでリード文は書けるはずです。

これらのテンプレートを使ったリード文の１例をお見せします。

記事テーマは「滞在時間を上げるには？」とします。

このような感じでリード文を書いていくと徐々に上達していきますので、練習を重ねていきましょう。