この記事では初心者でも実践可能なストーリーテリングという手法について解説しているとん
副業の流行っている昨今、特にネットビジネスの代表であるブログアフィリエイトが盛んです。
稼ぎ方を教えるインフルエンサーの影響で多くの初心者が参入していますが、同時にブログアフィリエイトに挫折してしまう人も大勢います。
「文章を書くだけで稼げる」と言うと、どうしても楽に稼げるという印象をもちますよね。
しかし実際にトライしてみると、アクセスが伸びなかったり収益のない期間が続いたりと、思ってたイメージとのギャップにモチベーションが下がり、結果挫折してしまうのです。
今の時代は情報やブログで溢れかえっています。
そんな中でただ事務的に記事を書いているだけでは、なかなかファンを獲得できません。
多くのブログの中から自分のブログを選んでもらう必要があるのです。
そのために必要なのが、差別化です。
同じような内容のブログの中で周りと差別化し、フォロワーを獲得していきましょう。
では、どうやって周りと差別化してアクセスを集めればいいのか?
そこで役に立つのがストーリーテリングという手法です。
今後は「ブログを誰が書いているのか」が非常に重要になってきますので、ストーリーテリングについて学んでいきましょう。
ストーリーテリングとは?
ストーリーテリングってなんだぷう?
ストーリーテリングとは、ストーリーを相手に伝えるという意味になります。
言葉を分解すると、story と telling 。
この二つの言葉を合わせてストーリーテリングです。
ストーリーテリングは、伝えたい物事をストーリー仕立てで伝えることによって、より相手の感情を動かすことができるため、ビジネスシーンで活用されています。
元々人間はストーリーに感情を左右されやすい生き物です。
様々なアニメやドラマが常に世に出されているのは、人間は物語を摂取するのが好きで、それに感情移入しやすい生き物だからです。
そして感情を動かされたとき、人は行動に移します。
ビジネスにおけるその行動とは、いわゆる購買行動のことです。
自分の商品やサービスの良さを伝えるのは事務的ですが、それをストーリー仕立てで伝えることによってより伝わりやすくなりますので、今後のビジネスに活用していきましょう。
メリットや効果
まずはストーリーテリングのメリットから解説していきます。
主なメリットは以下の5つです。
- 興味を持ってもらえる
- 感情を動かせる
- 記憶に残りやすい
- 差別化を図れる
- 協力を得れる
興味を持ってもらえる
まず一つ目に、興味を持ってもらえるというメリットがあります。
基本的にビジネスは、まず興味を持ってもらうことから始まります。
興味を持ってもらわない限り、どんなに良い商品を作っても意味がありません。
まずは興味を少しでも持ってもらい、商品の認知を広げることが優先です。
自分や商品のストーリーを公開することによって、興味を持ってもらえる可能性が格段に上がるでしょう。
面白そうなストーリーだったら継続的に注目してもらるので更に効果的です。
感情を動かせる
感情を動かせるというメリットもあります。
先ほども少し触れたように、感情を動かすことによって人に行動を促すことが可能になります。
感情によって人は全ての行動を決めていますので、ストーリーによってユーザーの感情を変え、購買に至る可能性が大幅に増えるというメリットがあります。
また、感情を動かすことは、つまりは共感を生むことになります。
人は共感をした物事に対して非常にポジティブな感情になり、ファンになります。
この点もメリットになるでしょう。
記憶に残りやすい
続いては記憶に残りやすいというメリットについてです。
人はすぐに忘れてしまう生き物ですので、一度興味を持ってもらったとしても、すぐに忘れられてしまうことがあります。
基本的に商品サービスは、知られてからすぐに購入されることもありますが、大抵は数日たった後に思い出して買われることが多いです。
その際に、記憶に残っているというだけで、他の商品よりも圧倒的に優位になります。
記憶に残らなければ、どんなに良い商品を開発しても意味がありませんので、この効果も大きなメリットになります。
確かにストーリー仕立てだと印象に残りやすいトンね
差別化を図れる
続いては差別化を図れるという点になります。
冒頭で触れたように、今ブログが乱立してる中で勝ち残っていくには、差別化が必要です。
周りと何が違うのかを押し出すことができなければ、周りに埋もれてしまうだけです。
ですので、ストーリーによって周りとの差別化を行い、目立つことができるのは相当なメリットになるでしょう。
協力を得れる
続いては協力を得れるというメリットです。
ストーリーによって得られるのは購買だけではありません。
ビジネス上の仲間を作ったり、ファンからの支援をもらうときにもストーリーが重要になってきます。
例えば最近はクラウドファンディングで資金を集めるシーンが多いですが、その際にもストーリーによって共感を生み、資金を獲得しやすくなるでしょう。
ストーリーによって共感を生み、味方を増やすことも大きなメリットです。
ストーリーは初心者でも生み出せる
初心者の方の中には「自分にはストーリーなんてない」と不安になっている方もいると思います。
ただ、ここで伝えたいのはストーリーは誰でも生み出せるということです。
もちろん経歴詐称のような大胆な嘘はダメですが、自分のストーリーはいくらでも作ることが可能です。
例え今までうまくいっていない人生でも、何かしらを達成したことがあるはずです。
探せば色々なポイントを見つけることが可能ですし、逆に失敗談があるのであれば、それを活かすことも十分可能です。
失敗からの成功というのはストーリーとして一番良いので、逆に失敗がある方が有利です。
その点も忘れずに、自分が主人公だと思ってストーリーを作っていきましょう。
ストーリーの型
ストーリーの型があったら知りたいぷう
このストーリーテリングにはある程度の型があります。
この型にはめるだけで、それっぽいストーリーになりますので、一度試してみましょう。
ストーリーの基本構造
まずはストーリーの基本構造から解説していきます。
大抵のストーリーは以下のような7つの流れでできています。
- 読み手と同じ立ち位置で共感を生ませる
- 失敗や挫折談で惹きつける
- 今までの自分を変えるきっかけとの出会い
- 成功を勝ち取る
- きっかけの重要性を伝える
- 第三者の成功体験を伝える
- 次はあなたの番
今まで様々な広告を目にした方にとっては、なんとなく雰囲気がわかるでしょう。
特に最近流れているYouTubeの動画広告では、このようなストーリー構成の動画が非常に多いです。
特にコンプレックス商品との相性が非常に良いので、アフィリエイトの世界でも非常によく使われています。
これがストーリーの大枠です。
ヒーローズジャーニー(神話の法則)を使いこなそう
上記のストーリーの骨組みは、元はヒーローズジャーニー(神話の法則)からきている流れです。
この法則は、ドラマや映画でよくある主人公のストーリーをテンプレート化した法則で、ビジネスシーンでも多用されています。
ここで解説すると内容が長くなってしまいますので、こちらの記事を参考にしてください。
ストーリーテリング実践のステップ
ストーリーテリングの実践手順を知りたいぷう
続いてはストーリーテリングを行う手順について解説していきます。
以下の5つのステップで構成していきましょう。
- 目的を決める
- 自分の過去の出来事を洗い出す
- ストーリーに必要な要素を埋める
- 時間軸順に並べる
- 文章を組み立てる
目的を決める
まずは、目的を決めることです。
- 自分の会社のアピールなのか
- 商品のアピールなのか
- 自分のアピールなのか
- ユーザーに感情移入させるためなのか
ストーリーといっても、様々な目的があります。
なのでまずは何を伝えるためのストーリーなのかを決定しておきましょう。
それを決定することによって、次のステップで何を抜き出すのかが決定します。
自分の過去の出来事を洗い出す
次に行うべきこととして、自分の過去の出来事を洗い出すことです。
幼少期から思い出しても良いでしょう。
自分がどんな風に生まれて、どんな風に育ったのかも重要です。
特にビジネス系では、裕福な家に生まれているよりも、貧乏な家庭で生まれていた方が共感を生みやすいです。
嘘を書く必要はないですが、ターゲットユーザーに共感してもらえるような、自分の生い立ちなどを振り返っていきましょう。
ダイエット商品を売るのでしたら「子供時代から太りやすい体質だったけど、今はこの商品で改善した」というのも良いですね。
とにかく、成功談でも失敗談でもいいので、自分の過去を振り返ってストーリーとして公開できそうなネタを洗い出しましょう。
ストーリーに必要な要素を埋める
続いてはストーリーに必要な要素を埋めていきます。
これも過去を思い出しながら行っていきましょう。
何を目的にストーリーを作るのかにもよりますが、以下のような項目があった方がいいでしょう。
- 社会性
- 自己開示
- 価値観
- 理想
社会性とは社会に認められる経歴や実績などです。
ボランディア活動などでもいいでしょう。
自己開示とは自分の失敗談などを全て曝け出すことです。
それによって共感を得やすくなります。
また価値観や理想については、今後自分が社会やユーザーに対して行いたいことについて語れればかっこいいですね。
それが共感を生み、味方を作ることにも繋がります。
ここの内容で感情が動かされるから、ここは特に重要だトン!
時間軸順に並べる
それらの項目ができたら、次は時間軸に並べて整理していきます。
その際、先ほど紹介したヒーローズジャーニーのテンプレートに沿って並べると非常に魅力的なストーリーになります。
ここまでできたらほとんどストーリーは完成です。
文章を組み立てる
最後は、文章としてそれを組み立てるステップに入ります。
ここではそこまでの文章の良さは必要ありません。
重要なのは、自分の思いを伝えることです。
ですので、特に深く考えずに、自分の感情のままにストーリーを書いていきましょう。
ストーリーテリングのコツ
ストーリーテリングのコツを知りたいぷう
最後に、ストーリーを作る上でのコツについて解説します。
ポイントは以下の4つです。
- 読み手のニーズに応える
- 心に訴える
- 失敗談を赤裸々に公開する
- 専門用語はなるべく使わない
読み手のニーズに応える
まず大切なことは、読み手のニーズに応えるという点です。
いくらストーリーを作るとは言っても、読み手のニーズに応えないと意味がありません。
販売する商品と全く関係のないストーリーを提示されたところで、一切心に残ることはないです。
ダイエット商品でしたら、体型に関すること。
ビジネス系の商品でしたら、お金に関することを最低限入れるようにしましょう。
また、その際にできるだけ多くのユーザーと同じ立場であることが望ましいです。
その方が感情移入しやすいからです。
この点について意識しておきましょう。
心に訴える
次は、心に訴えるという点が重要になります。
普段のブログ記事では、論理的に正しい文章を書くことが優先されますが、ストーリーの場合は感情が優先です。
多少乱れても、人の心に訴える気持ちで文章を書くことをおすすめします。
失敗談を赤裸々に公開する
続いてのコツは、失敗談を赤裸々に公開してしまうという点です。
人は、生まれつき恵まれているだけで成功してきた人には共感しません。
どちらかというと、今までたくさん失敗して、今はそれを乗り越えて成功している人の方が共感を生みやすいです。
失敗談はむしろ有利に働きます。
なるべく公開したくない恥ずかしいことのように思われますが、いざ公開すると、共感を生んで反響があります。
慣れれば恥ずかしくなくなると思いますので、どんどん開示していきましょう。
この点については、返報性の法則の記事でも解説しています。
専門用語はなるべく使わない
最後のコツは、専門用語はなるべく使わないという点です。
基本的にストーリーテリングは、小学生に読み聞かせるくらいのわかりやすい単語で行うことをお勧めします。
なぜなら途中でわからない単語が出てきてしまうと、感情移入の妨げになってしまうからです。
ですので、ストーリーを重視する文章には専門用語を使わないようにしましょう。
以上がストーリーテリングの解説でした。
この内容は様々なビジネスシーンで活用できますので、参考にしてください。
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