この記事では、AISASの法則とブログへの活用方法について解説しているとん
ブログでのビジネスは順調でしょうか?
このブログでは今まで様々なライティングの法則について解説してきましたが、今回も法則系の紹介をしたいと思います。
すでに似たような法則がたくさん出てきていて、正直混乱してしまうと思いますが、一つずつ法則を見ていくことによってビジネスの本質がわかってきます。
というのも、数々のビジネス法則はありますが、その大枠はどれも同じだからです。
結局のところ、消費者の購買行動の本質は変わりません。
法則によって表現方法が違うというだけで大まかな流れは同じですので、それを何度も見ているだけで感覚として本質を理解することができていきます。
ですので、法則系はなるべく数多く見ていきましょう。
今回は、AISASの法則について解説します。
似たような名前ばかりで大変だと思いますが、このAISASの法則もビジネスの本質的な内容を含んでいますので、この記事で学んでみてください。
AISASの法則とは?
AISASの法則ってなんだぷう?
AISASの法則とは、2005年に電通が提唱した、消費者の購買行動を5段階に分けたマーケティング法則のことです。
まさかあの電通がこのような法則を出していたとは、意外ですよね。
AISASの法則は、ユーザーがインターネットに接続出来るという前提で作られました。
今まで紹介した法則の中には、まだインターネットが発達していない頃にできたものもあるため、少し古い感覚もありましたよね。
しかし、AISASの法則はネットビジネスを前提としてますので、今行っているブログビジネスにも応用することが可能です。
ではこのAISASの法則とは一体どのような構成になっているのか?
それぞれのアルファベットの意味については以下の通りです。
- Attention
- Interest
- Search
- Action
- Share
それぞれどのような意味を持つのかについては、後ほど一つずつ解説したいと思います。
AIDMAの法則との違い
とここで、似たような法則でAIDMAの法則というのがあるのですが、それとの違いについてまずは解説したいと思います。
以前こちらの記事で紹介した法則ですが、内容を覚えていますか?
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
この法則との違いについてよく話題になっていますので、まずはそこから解説したいと思います。
大きな違いは、作られた時代背景と対象の商品です。
先ほどAISASの法則はネットがあることが前提と解説しましたが、ここが1番の違いです。
AIDMAの法則はネットが普及する前に作られたもので、主にアナログな日用品を対象にした法則でした。
ただ、AISASの法則はそれをアップデートし、ネットがあることを前提として改善された法則なのです。
具体的には、記憶の項目が消されています。
その理由は、今やネット検索で簡単に再検索出来るので、記憶に関しての重要性が薄れているからです。
この点がAIDMAの法則との違いになります。
ではこれからAISASを一文字ずつ解説していきましょう。
Attention(注意)
Attentionってなんだぷう?
まずは、Attentionについてです。
日本語でいうと「注意」を意味する言葉ですね。
ビジネス的にいうと、商品サービスの認知に当たる項目です。
この項目では、ビジネスで成功する第一歩として、商品やサービスの認知をとにかく行っていく段階になります。
施策内容
ではどのような施策を行っていけば良いのかについて紹介します。
主な施策は以下の4つです。
- SEO対策
- SNS
- MEO
- 広告配信
SEO対策
まず認知の段階では、SEO対策が最もメジャーな方法です。
このブログではSEOに関する内容をたくさん解説してきましたが、やはり集客の鉄板はSEOです。
最近ではSEOの重要性は下がってきているものの、依然として安定的なアクセスを集めることができるのも間違いありません。
ですので、まずはSEOを学ぶところから始めることをお勧めします。
SNS
続いては、今やSEOと同時に行うことが当たり前になっているSNSの運用についてです。
SNSの運用はTwitterやFacebookから行うのが良いでしょう。
ブログと連動しやすいですし、使っているユーザーも多いです。
SNSを活用することでSEOでは集められない膨大なアクセスを集めることも可能になりますので、この仕組みは活用していきたいですね。
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
MEO
続いてはMEO対策です。
MEOという言葉は聞き慣れないと思いますが、グーグルマップへの上位表示を狙う施策のことを意味します。
実はマップからのアクセスも意外と多く、今後のビジネスでは必須になってくるポイントです。
まだ実践している人が少ないため、率先して実践することをお勧めします。
まだの人は以下の記事をチェック!
広告配信
続いては広告配信です。
こちらについては資金が必要ですので初心者には向いていませんが、いずれは行った方がいいと思います。
ある程度の広告収入を稼げた場合、それをただ貯金するだけではなく、経費として適度に使うこともビジネス上必要になります。
稼いだお金をさらに次の投資に使って、さらに収益を高めるのが基本ですので、いずれ広告にも着手しましょう。
また、初心者でも、最初のアクセスをブーストするために広告を活用することも十分有効です。
Interest(興味関心)
Interestってなんだぷう?
続いては、2文字目のInterestについてです。
こちらは「興味関心」を意味する言葉です。
まず初めに認知してもらって、その次には興味を持っていただくことが重要になります。
結局のところ、ここで興味を持ってもらえないと次に進んでくれません。
ですので、なるべくユーザーの心を掴むフックを入れることをお勧めします。
施策内容
ではユーザーに興味関心を持ってもらうためにはどうすればいいのか?
様々な対策がありますので、今回は以下の3つを紹介します。
- ターゲットを明確にする
- 問題提起を行う
- 惹きつけるライティングを行う
ターゲットを明確にする
まず行うべきことはターゲットを明確にするという点です。
これができていないと、誰にも興味をもたれない内容になってしまいます。
ですのでまずは、ターゲットにするユーザーを決めましょう。
重要なのは全員に興味を持ってもらおうとしないことです。
一部の人でも良いので興味を持ってもらうことが重要です。
詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
問題提起を行う
続いては問題提起を行うという点です。
問題提起とは、ユーザーが抱えている悩みを掘り起こすという作業になります。
人間誰しもが悩みを抱えていますが、その悩みに真っ向から向き合っていないユーザーが多いです。
心の中では抱えていたとしても、それを解決しようと行動に移していない層が一番多いのです。
ですのでまず行うべきことは、ユーザーが悩んでいそうな内容を書き出して、悩みを炙り出すことです。
そうすることで、より自分の提供しているコンテンツに興味を持ってもらいやすくなります。
惹きつけるライティングを行う
続いては、惹きつけるライティングを行うことです。
どんなに商品が良くても、キャッチコピーや広告コピーがダメだったら、そもそも興味を持たれずにクリックされません。
ですので、ユーザーの悩みを引き出しつつ、商品の魅力が伝わるようなライティングを心がけましょう。
Search(検索)
Searchについて知りたいぷう
続いてのSearchは「検索」を意味する項目です。
ある程度興味を持ったユーザーは、商品やサービスについて検索、つまりリサーチを行います。
例えばSNSと連携しているブログや公式サイトを見たり、あなたの経歴などを確認したりします。
その際に、ユーザーに適切な情報を届けられるかが、この項目で重要になってきます。
施策内容
具体的な施策内容は以下の4つです。
- オウンドメディアを持つ
- 情報配信を継続する
- 実績を提示する
- 購買までの導線を作る
オウンドメディアを持つ
まずはオウンドメディアを持つ点が重要になります。
オウンドメディアとは、自分のメディアを指す言葉で、ブログや公式サイト、メルマガ、ライン、SNSなどがこれに当たります。
基本的にユーザーが検索した時に、これらのメディアが出てくることが理想です。
そうすれば、商品についてより認知され、興味をもち、購買に至る可能性が増えるからです。
情報配信を継続する
続いて重要なのは、情報配信を継続することです。
上記でユーザーがメディアを見た際に、更新がないとそれだけで離脱の原因になります。
なので、情報配信を継続して、現役のサービスであることをアピールしましょう。
実績を提示する
続いては、実績の提示です。
自分が何者なのかという権威性のアピールをすることによって、よりユーザーからの信頼を得ることが可能になります。
購買に繋がる重要な項目になりますので、プロフィールはしっかり作りましょう。
購買までの導線を作る
続いては、購買までの導線を作ることです。
いくらメディアを作ったとしても、商品の買い方がわからなかったら意味がありません。
ですので自分が売りたい商品はわかりやすい箇所に設置して、ボタンなどで誘導しましょう。
そうすることで、ユーザーがわかりやすく商品のページに飛ぶことが可能になります。
Action(行動)
Action(行動)について知りたいぷう
Actionは「行動」という意味です。
ここの項目は、ビジネス的にいうと購入を意味しますね。
ここでは購入してもらうための導線に沿って、最終的に購入してもらう段階までいってもらいます。
そのためには前回の項目での導線作りの延長で、わかりやすい購入フローを整える必要があります。
施策の内容
- CTAの設置
- マイクロコピーの活用
CTAの設置
CTAとは簡単にいうとボタンのことです。
購入リンクなどをわかりやすく表示するために、目的のページへ誘導する際はボタンを設置しましょう。
このようなボタンがいいと思います。(※こちらのボタンは押してもどこにも飛びません)
マイクロコピーの活用
続いて、そのCTAに合わせて、マイクロコピーを活用しましょう。
マイクロコピーとは、ボタン内やその前後のテキストなど、ちょっとした箇所に活用するライティングになります。
ちょっと文章を入れるだけでも成約率に影響が出ますので、こちらの記事で詳細をご確認ください。
Share(共有)
Shareについて知りたいぷう
最後の項目はShareです。
「共有」を意味する項目で、これは主にSNSでの拡散を意味します。
ここがAIDMAの法則にはなく、SNSが普及した現代特有の項目になるでしょう。
施策の内容
- クチコミレビューを書いてもらう
- アフィリエイトしてもらう
クチコミレビューを書いてもらう
まずクチコミレビューを書いてもらうことが重要になります。
レビュー特典を用意して、ユーザーにメリットを与えつつ、クチコミを拡散することによってさらにアクセスを集めることが可能になります。
アフィリエイトしてもらう
続いては、アフィリエイトの仕組みを取り入れることによって、さらに拡散を行うことが可能になります。
紹介するメリットを与えることによって、どんどん商品のシェアを誘いましょう。
AISASの法則の活用事例
AISASの法則の活用事例を知りたいぷう
ここでAISASの法則を活用している事例を紹介したいと思います。
それが皆さんの知っているスターバックスです。
Attention
スタバは広告費はほとんど使っておらず、主にSNSで情報を発信しています。
SNSからのアクセスで店舗への集客を行っているので、かなり現代的です。
Interest
スタバはユーザーの興味を引くために、季節ごとに新製品を出したり、インスタ映えする商品を定期的に発表しています。
ユーザーを飽きさせない工夫をしているのが特徴的です。
Search
スタバはハッシュタグを活用し、ユーザーがクチコミなどを検索しやすい状況を作っています。
ユーザーがすぐに情報を呼び出せる環境を作っている点もSNSの使い方が上手いと思える点ですね。
Action
店舗にはWi-Fiを完備したりスマホの充電ができるようにしたりと、ユーザーが足を運びやすいようにしています。
SNSで知ったインスタ映えしやすい商品を求めて、ユーザーがアクションを起こしやすい環境を作っているのです。
Share
こちらについても、SNSのハッシュタグを活用し、ユーザーのクチコミがまとまるようにしています。
そこからさらに拡散が生まれ、さらに集客に繋がるという戦略です。
以上がAISASの法則についての解説でした。
どれもビジネス上重要なポイントですので、意識して活用していきましょう。