この記事では、ブログアフィリエイトで経費にできる項目について解説しているとん
ブログ運営で収益化に成功していれば、たとえ少額でも大変喜ばしいことです。
ただ、そうなると避けては通れない道が出てきます。
それが税金の問題です。
税金は、副業ブログで稼いだとしても支払う必要が出てくる可能性が高いです。
その条件などについてもこの記事で解説していきますが、納税はしっかりしないと後で大変なことになってしまいます。
今はまだ少ない金額だったとしても、後ほど大きく稼ぐ可能性も出てくるため、今のうちからしっかりと確定申告をすることをお勧めします。
その上で重要になってくるのが、経費の部分です。
売り上げに関しては入金があったものを申告すればいいだけですが、そこから経費を引いて、“どれだけ節税出来るのか”が肝です。
税金をなるべく安くすることは、副業を行う上でも重要になってきますので、この記事で経費について学んでいきましょう。
ブログアフィリエイトにおける税金とは?
ブログで稼ぐと税金を払わないといけないのぷう?
まず、副業でネットビジネスを始めた方のために税金の基本からお教えしたいと思います。
多くの方は、会社員をしながら副業としてブログで稼いでいると思います。
会社員の場合、税金の支払いは全て会社が行っていますので、自分で確定申告の作業をすることはまずないでしょう。
そのためいきなりブログで稼いでも、税金の知識がゼロの状態で確定申告を行なうことになります。
この機会に基本から学んでいきましょう。
税金の基本
税理士が監修しているサイトではないので、ここでは細かいことよりも基本的な考え方をお伝えしたいと思います。
まず税金というのは、国民全員に支払う義務があります。
しかも基本的には全ての収入に対してかかります。
何かしらの手段でお金を稼いだということは、それに対して税金がかかると思った方が良いでしょう。
ですのでブログで稼いだお金にも例外なく税金がかかります。
そして税金は基本的にこのような計算方法になっています。
売り上げ − 経費 = 所得
これがまずは基本です。
そして所得税はここで出た所得に対してかかってくる税金になります。
所得 × 税率 − 控除額 = 所得税額
これが超基本的な考え方です。
まずはこの基本的な計算式を頭に入れるトン!
ここからさらに個別の事案によって税額が引かれることになります。
ここでいう控除額とは、全員に共通して引かれる基礎控除額や、青色申告をした際に引かれる特別控除額など多岐にわたります。
ふるさと納税や医療費控除、住宅ローン控除など無数にありますので、ここでは割愛します。
まずは基本として、売り上げから経費を引いた額に税金がかかってくるという認識を持ちましょう。
経費とは?
そして税金を安くするためには、経費の部分が重要になります。
売り上げを下げたら税金が安くなりますが、それでは本末転倒です。
なるべく売り上げを稼いで、税金を減らすためには経費を上手く使うことが肝になってきます。
ここでいう経費とは、売り上げを上げるために使った出費のことを指します。
後ほど細かく羅列しますが、例えばサーバー代なんかはブログで稼ぐ上で必須になる経費になります。
ビジネスを遂行するために支払ったお金は全て経費になりますので、全てメモして把握する必要があるのです。
ここを疎かにしていると、本来払わなくてもいい分の税金を支払う羽目になってしまうというわけです。
副業ブログで稼いだ場合は確定申告をする必要がある?
よくある質問として「副業として稼いだブログで確定申告をする必要があるのか?」ということを聞かれます。
これについては、一定額を稼いだ場合は必要になります。
給料以外の所得が20万円以上の場合は確定申告が必要
(売り上げ − 経費)の金額が20万円以上であれば確定申告が必要になります。
これは1月1日〜12月31日までに稼いだ合計が対象です。
年間で20万円の利益となると、月に数万円稼ぐとすぐに到達してしまうでしょう。
ですので、それなりに副業で稼いだ方は確定申告が必要という認識でいましょう。
確定申告をしないとどうなる?
ただ現実問題、数十万円の収入くらいバレないと思って申告をしない方が多いです。
実際、税務調査が入るのは、年間1千万円以上稼いでいる人の方が多いです。
その方が取れる税金が多いですからね。
しかしながら、副業レベルの収入で税務調査が来ないとも限りません。
実際、メルカリやヤフオクで転売を行って数十万円稼いでいたにもかかわらず無申告だった主婦なども、税務調査をされたという事例があります。
さらには後に大きな金額を稼いで確定申告を行い、そこで目をつけられて過去7年分の調査をされることもあります。
その際、初めの申告をしていなかった期間も見られたら、未払い年数分の追徴課税がされます。
ですので、少ない金額でも確定申告はしっかりしておいた方が良いです。
ブログアフィリエイトで経費にできる項目
ブログアフィリエイトではどんな出費を経費にできるんだぷう?
ではここで、ブログアフィリエイトで経費にできる項目について紹介していきます。
経費にすれば税金は減らせますが、もちろん間違った経費を申告して、後でバレたら痛い目に合います。
なので、申告しても後で説明できる範囲で経費に計上していきましょう。
ブログビジネスでは主にこれらの項目が経費として扱えます。
- 家賃
- 電気代
- スマホ代
- インターネット代
- パソコン周辺機器代
- サーバー・ドメイン代
- WordPressテーマ購入費用
- ツール費用
- オンラインサロンや教材代
- 書籍雑誌代
- セミナー参加費
- 飲食代
- 交通費
- 宿泊費
- 外注費
- 広告費
- 商品購入代
家賃
まずほとんどの個人事業主は自宅兼事務所にしている場合が多いです。
この場合、実は家賃も経費にすることが可能です。
実際会社の給料で家賃を払っていても、家賃を経費にできるのです。
ただし、経費にできる金額は、事業に使っている割合のみです。
仕事部屋を明確に分けているのであれば、面積で割って、その分を経費にするのが一般的です。
曖昧な場合は、50%くらいにするのが一般的な許容範囲のようです。
家賃の負担は大きいと思いますので、忘れずに経費に入れましょう。
電気代
続いて、ネットビジネスを行うために必要な電気代を経費にすることが可能です。
これについても家賃と同じ割合に設定するのが一般的です。
普段の生活で消費するお金を一部経費にできますので、これもお得です。
スマホ代
スマホもネットビジネスを行うために必須ですので、購入代や通信費も経費として扱えます。
専用のスマホを使っている場合は全額、プライベートと兼用している場合は、割合に応じて経費にすることが可能です。
インターネット代
ネット代も経費にできます。
こちらも仕事に使っている割合を、大体でいいので計上しましょう。
パソコン周辺機器代
ネットビジネスにはパソコンが必須ですので、周辺機器も含めて経費になります。
パソコン本体はもちろんのこと、マウスやキーボードなども経費で落とせます。
ただパソコンのような高額商品の場合、「減価償却」といって購入代金を一括で今年の経費にできない場合があります。
その場合は耐用年数で割って、年を跨いで経費にする必要がありますので、注意しましょう。
普段から使ってるものでも仕事で使う頻度で割って経費にできるものが多いんだトンね
サーバー・ドメイン代
ブログを行う場合、レンタルサーバー代やドメイン代も必要経費になります。
これは間違いなく全額経費ですので、忘れずに経費に計上しましょう。
WordPressテーマ購入費用
ブログを構築するためのWordPress有料テーマも経費になります。
意外と高いものが多いので、これも確実に経費にしていきましょう。
おすすめの有料テーマはこちらの記事で紹介しています。
ツール費用
ネットビジネスを行う場合、諸々の便利ツールを利用することがあります。
グーグルアナリティクスは無料ですが、その他の計測ツールや便利ツールの場合、有料プランが用意されていることがあります。
それらも全て経費になりますので、メモしておきましょう。
オンラインサロンや教材代
ブログアフィリエイトを学ぶために入ったオンラインサロンや教材の代金も実は経費で落とせます。
学習代も経費で落とせるということを覚えておくと便利ですので、忘れずに経費にしましょう。
書籍雑誌代
情報収集や学習のために購入した書籍や雑誌も経費で落とせます。
これも案外知らない方が多いので参考にしてください。
セミナー参加費
学習のために参加したセミナーの参加費も経費にすることが可能です。
学習に費やしたお金は全て経費にできると覚えておきましょう。
飲食代
これは内容によってはグレーになりますが、一般的には接待交際費として、飲食代についてもある程度経費にすることが許容されています。
一人の食事はNGですが、取引先との打ち合わせに使った飲食代や場合によってはキャバクラ代も経費にすることが可能です。
ただ、経費全般に言えることですが、合理的な理由を説明できる必要がありますので、その点は気をつけましょう。
むやみやたらに計上するのは控えるトン!
交通費
セミナーに行くための交通費や取引先に行くための交通費なども計上できます。
また、ここだけの話、交通費については経費への計上障壁がかなり低いです。
実際プライベートで移動した際の交通費含め、全てを経費にしても、過剰でない限りは税務署はそこまで突っ込んできません。
なかなか証明しづらい項目でもありますので、タクシー代などはどんどん経費にしてしまいましょう。
宿泊費
こちらはセミナーでの宿泊や出張をした時の経費になります。
プライベートでの旅行は厳密にはダメですが、理由をつければ経費にできてしまう一面もあります。
確定申告はあくまで自己申告ですので、その点どこまでを攻めるのかが肝になってきます。
重要なことは理由をしっかりつけることができるのか。
その理由を証明する方法があれば理想です。
外注費
ライターへ記事の作成を依頼した時や、アイキャッチ画像をデザイナーに作ってもらった時のお金も、もちろん経費にできます。
これも必ず覚えておきましょう。
もし現金などで支払った場合は、領収書を必ず貰うようにしてください。
広告費
GoogleやFacebookに広告を出した時にかかる広告費も、必ず経費にしましょう。
これは経費にして当たり前の部類になります。
商品購入代
そして、ブログで商品紹介をするときに、実際にその商品を購入することもあります。
その購入代も経費として計上可能です。
プライベートでも使用するものは非常にグレーですが、YouTuberなんかは商品レビューをするために買った商品を経費で落としているので、かなり活用しがいのある部類です。
こちらもビジネスとして活用したという証拠は取っておきましょう。
経費にするのが難しい項目
こんな出費は経費にできないのかぷう?
続いては、これは流石に経費にできないという項目についてもお教えしておきます。
- 水道・ガス代
- スーツ代
- メガネ代
- 医療費
- プライベートの飲食
水道・ガス代
ネットビジネスでは水道やガスは使いませんので、電気代とは違って経費で落とすことは難しいです。
スーツ代
セミナーを開催する時などに必要な経費と思われがちですが、プライベートでも着れるという理由で、なかなか経費にしづらいのがスーツです。
基本的に衣服は経費にしづらいので覚えておきましょう。
メガネ代
パソコンを操作するためにメガネが必要と思われがちですが、これもプライベートのでの着用がほとんどなので難しい項目として知られています。
コンタクトレンズも同様です。
医療費
自分自身のメンテナンスのためと思いたいところですが、医療費は原則、経費に出来ません。
ただ、条件を満たせば医療費控除として税金額を減額できるので、病院での診療費や薬局の領収書などは保管しておくようにしておきましょう。
プライベートの飲食
接待交際費とグレーな領域になりますが、少なくとも一人で利用したことがわかるレシートで経費計上は不可能でしょう。
人数が書いていない領収書で、不自然ではない金額ではない場合バレないこともありますが、やめた方が良いと思います。
ブログアフィリエイトにおける節税のポイント
節税のポイントを知りたいぷう
税金についての基本は大体分かったと思いますので、ここでちょっとした節税のコツを3つ紹介したいと思います。
ネットビジネスは経費がとにかく少ない
ブログアフィリエイトをはじめとしたネットビジネスは、経費がとにかく少ないことが特徴です。
原価がかからず、それでいて無限に稼げますので、それもそのはずです。
それがネットビジネスの魅力でもあるのですが、逆に経費が少なすぎて税金を払いすぎるケースが多いです。
法人化しているところは、社用車を買ったりと、経費を使うことに苦労しているところが多いです。
無理に使う必要はないですが、適切な経費を使って税金を抑えるという意識も必要になってきます。
将来の利益に繋がる経費を使おう
税金を減らすために経費を沢山使うのはある意味正解です。
ただ、無意味な経費を使っても、それはただお金が減っているだけになります。
それでは現金が減るだけですので、経費を使うのであれば、将来の利益に繋がるものに投資しましょう。
広告費を使って自分のブログを宣伝したり、性能の良いパソコンを買ったり、学習教材を買ったりと、有益なものに使うと効率の良い節税になります。
なので、ある程度稼げてきたら積極的に経費を活用するようにしましょう。
個人事業主向けの節税商品を活用しよう
そして経費を使うだけが節税ではありません。
将来への投資にもなって節税にもなる商品が世の中には沢山あります。
その一部として有名なのがこちらの3点です。
- ふるさと納税
- NISA
- iDeCo
これらは個人事業主でもできる節税商品になりますので、稼いできたらリサーチしてみましょう。
このように、ビジネスは稼ぐだけではなく、節税することにも大きな意義があります。
税負担が一番の問題になってきますので、賢く節税をしながらブログで稼いでいきましょう。
また経費にしてもいいのか不明な場合や、領収書が増えて本来の業務に支障を来してきた場合は、税理士に外注することも検討しましょう。
税理士に委託する場合、費用は発生してしまいますが「業務委託費」として全額経費として計上できるので、委託している個人事業主も少なくありません。
うまく経費を使って賢い節税を行ないましょう。