この記事では、アフィリエイトに使われている重要な機能であるCookie(クッキー)について解説しているとん
アフィリエイト自体は数十年前からありますが、その中でも特に一般的に利用されているサービスが、アフィリエイト案件のまとまってるサイト、ASPでしょう。
登録して案件と提携し、リンクを取得するだけで誰でも簡単にアフィリエイトを行えるというのは革命的な仕組みです。
今では当たり前のように使われていますが、その仕組みについて考えたことのある方はあまりいないのではないでしょうか?
今回の記事では、アフィリエイトという仕組みを支えている根幹部分について初心者向けに解説していこうと思います。
正直、この仕組みを覚えていなくても稼ぐことは十分可能です。
ただ、これからネットビジネスで稼ぐ立場で、なおかつ今後人に教えていくようなポジションであれば、これくらいは知っていないと恥ずかしい知識と言えます。
アフィリエイト以外でも使われる仕組みですので、大まかな意味や機能だけは最低限覚えておきましょう。
ということで、今回はアフィリエイトとも密接な関係があるCookie(クッキー)について解説していきます。
Cookie(クッキー)とは?
Cookie(クッキー)ってなんだぷう?
Cookie(クッキー)とは、WEB上でユーザーの行動などのデータを一時的に保存する機能です。
このCookieは利用しているブラウザごとに保存されますので、パソコンとスマホで同じブラウザを利用し、同じアカウントにログインしていれば、両方に引き継がれます。
サイトにアクセスしたときに、このような表記を目にしたことはないでしょうか?
初心者の方は特に気にせずOKを押していると思います。
Cookie自体、直ちに危険なものではないのでOKをしても大丈夫ですが、このようにサイトを訪れただけでCookieにその情報が保存されます。
もちろんこのジャストサーバーのブログでもそうです。
サイトに訪れただけで自動的にCookieが保存され、サイト運営者はそれをビジネスに活用することができるのです。
このCookieについてわかりやすい例えでいうと、テーマパークの再入場スタンプのようなものです。
一度サイトに入ったユーザーを記録し、次に訪れたときにそれがわかるように記録をしているのです。
この仕組みは今やネット上で必須の機能になっており、必ず活用されていますので、概要だけは覚えておきましょう。
Cookie(クッキー)とは、ユーザーのデータを一時的に保存する機能のこと
テーマパークの再入場スタンプのようなもの
Cookieの種類
Cookieには以下の2種類があります。
- 1st Party Cookie(ファーストパーティクッキー)
- 3rd Party Cookie(サードパーティクッキー)
1st Party Cookie(ファーストパーティクッキー)
まずは、ファーストパーティクッキーです。
これは、ユーザーがアクセスしたドメインが発行しているCookieになります。
例えば、ジャストサーバーのブログに訪問した場合、Cookieの発行元はジャストサーバーになります。
アクセス先が発行しているCookieは信頼性が高く、ブロックされることが少ない仕組みになります。
3rd Party Cookie(サードパーティクッキー)
対してサードパーティクッキーとは、ユーザーが訪問したサイト以外のドメインから発行されるCookieになります。
これは複数のサイトにまたがって、アクセスの情報などが共有されますので、セキュリティ的には少し心配されている点になります。
基本的には広告の表示目的で活用されている仕組みですので、安全性についてそこまで心配する必要はありません。
ちなみに、GoogleはこのCookieを問題視しており、このサードパーティクッキーを2年以内にサポート終了すると発表しています。
それが実際に行われてしまうと、今後の広告業界に影響が出ますので、詳しくは別の記事で解説したいと思います。
ひとまずここでは、Cookieには2種類あると覚えておきましょう。
Cookieが利用されるシチュエーション
Cookie(クッキー)が何に使われてるんだぷう?
では、このCookieは具体的にどのようなシチュエーションで活用されているのでしょうか?
代表例として以下の5つが挙げられます。
- ログイン情報の保存
- ショッピングカートの保存
- 入力フォームの保存
- アクセス解析
- リマーケティング広告
ログイン情報の保存
サイトを利用しているとき、そのサイトを一度離れてもログイン状態が保存されていることが多いでしょう。
実はこれは、Cookieでログイン状態を保存しているので出来ることなのです。
もしCookieをオフにした場合、サイトに訪問するたびにログインを行わないといけないので、この点でかなり利便性が上がっているでしょう。
ショッピングカートの保存
アマゾンなどのショッピングサイトを利用する際、カートの中身がしばらく保存されていることがあると思います。
サイトを離れてもカートの中身が保存されているのも、Cookieを活用した仕組みです。
これも非常に便利な機能になりますので、知識として覚えておきましょう。
入力フォームの保存
続いては、何かしらの入力フォームを入力しようとしたとき、前回入力した項目が保存されていることがあると思います。
こちらについてもCookieを活用した仕組みです。
基本的にユーザーの利便性を上げるために活用されている情報ですので、メリットの方が大きいでしょう。
アクセス解析
続いてはアクセス解析です。
アクセス解析の代表的なツールは、グーグルアナリティクスになります。
アナリティクスも専用のコードをブログに埋め込んで、Cookieを利用してユーザーの行動をトラッキングしているのです。
トラッキングについては、また後ほど解説しますね。
グーグルアナリティクスはブログ運営では必須のツールになりますので、必ず導入しておきましょう。
リマーケティング広告
続いては、リマーケティング広告です。
ビジネスシーンでかなり活用されているのが、いわゆるリマケ広告。
経験があると思いますが、あるキーワードについて検索したあと、別のサイトを見ている時にそのキーワードに関連する商品が広告として出てきたことがあると思います。
それらは全て、リマケ広告として意図的に表示されているものです。
広告の世界では、一度ブログに訪問したユーザーをサードパーティクッキーで共有し、各種ネット広告でそのユーザーにピンポイントで広告を出します。
一度サイトを離れたユーザーに再度商品を見せることによって、購入の機会を増やしているのです。
今後稼ぐ上で必ず活用することになりますので、覚えておきましょう。
Cookieは危険なの?
ここで心配なのは、Cookieという仕組みは結局のところ危険なのかどうか?という点です。
この点について、Cookieは基本的に安全な仕組みと認識していただいても大丈夫です。
Cookieの仕組み自体、ユーザーにとって利便性の高い利用方法が多いですし、保存される情報に個人情報は含まれません。
同じ広告ばかり表示される不快感はあると思いますが、それもたかが知れています。
なので、この仕組みを積極的に活用していきましょう。
Cookieはリスクよりメリットの方が大きい!
個人情報は含まれないから安心◎
Cookieとアフィリエイトの関連性
Cookieとアフィリエイトではどのような関係性があるんだぷう?
Cookieについての概要は理解できたと思います。
では、この仕組みとアフィリエイトはどのような関係があるのでしょうか?
もう想像できると思いますが、これはアフィリエイトリンクと報酬発生の機能で活用されています。
この仕組みがなかったら、誰が紹介した報酬がいくら支払われるのかを計算できませんので、非常に重要な仕組みです。
Cookieには保存期間がある
ブラウザに保存される各種Cookieには保存期間があります。
それは発行元によって違いますが、よくアフィリエイターが活用しているアマゾンアソシエイトや楽天アフィリエイトでは、24時間と設定されています。
つまり24時間以内にユーザーが購買行動に出れば、報酬としてカウントされます。
しかも、24時間以内だったら繰り返し報酬が発生しますので、いかにこの期間に成約をさせるのかが重要になりますね。
またa8ネットなどの成果報酬型アフィリエイトでは、案件ごとに有効な期間が違います。
一般的には1ヶ月程度用意されている案件が多く、その期間に繰り返し成約が起きた場合、その分報酬が入ることもあります。
そして保存期間を過ぎてしまった場合は報酬が1円も入りませんので、この期間については必ずチェックしておきましょう。
アフィリエイト報酬が発生する仕組み
そのCookieの有効期限内では、以下のような流れで報酬が発生します。
- ユーザーがアフィリエイトリンクをクリック
- ASPがCookieを保存
- ユーザーが商品を購入
- 購入完了ページをトラッキング
- 報酬が反映
このような仕組みになっていますので、予備知識として覚えておくと良いでしょう。
アフィリエイトで稼ぐのであれば、これくらいは知っておいて損はないです。
アフィリエイトをする上での注意点
そしてこの仕組みを知った上で、注意しなければいけないことがあります。
注意点は主に3つです。
- 有効期限
- Cookieの上書き
- Cookieの削除
有効期限
先ほども解説したように、Cookieには有効期限があります。
ASPや案件によって期限が違いますので、忘れないようにしましょう。
Cookieの上書き
またCookieには上書きというのがあります。
あなたのサイトのアフィリエイトリンクを踏んだ後、別のブログのアフィリエイトリンクが踏まれてしまった場合、後に踏んだ方に上書きされてしまいます。
ですので、アフィリをする際は、なるべくすぐに成約させるようにしましょう。
Cookieの削除
3つ目の注意点として、Cookieは削除されることもあります。
ユーザーが任意でブラウザの設定から削除してアフィリが無効になることも稀にありますので、そういったトラブルも念の為把握しておきましょう。
トラッキングとは?
さっきのトラッキングについて知りたいぷう
トラッキングとは、サイトに訪れたユーザーの行動を追跡する機能です。
ユーザーがどのページからどのページに移ったのかというデータや、何分滞在したのかというデータを解析することができます。
ウェブマーケティングで数値計測をする際に必須となる用語ですので、覚えておきましょう。
トラッキングで何ができるのか?
トラッキングでは主に以下の3つのことが可能です。
- アクセス解析
- 広告の効果測定
- LINEマーケティング
アクセス解析
先ほども触れたように、トラッキングはアクセス解析で活躍します。
ユーザーのページの遷移を追うことが可能ですので、本格的な数値計測をブログで行えます。
例えば記事Aに何アクセスあって、そこからLPに何アクセスが来たのか。
そして購入ボタンが何クリックされ、購入完了ページに何人のユーザーが訪れたのか。
これら全てのアクションを計測できますので、詳細な成約率やクリック率を割り出すことが可能になるのです。
広告の効果測定
続いて使われているのは、広告の効果測定です。
例えばフェイスブック広告を使ってLPに広告を流したとします。
それだけではLPのアクセス数は計測できても、実際にそこから何人のユーザーが商品を購入したのかどうかはわかりません。
ここで商品の購入者しか訪問できないページに専用のタグを仕込んでおくことによって、広告経由で購入したユーザーを特定することができるのです。
そうすれば正確な広告計測データを作ることが可能です。
広告費に対して成約数が釣り合っているのかというデータを確認し改善できるので、かなり強力な機能になりますね。
LINEマーケティング
そしてこのトラッキングの仕組みですが、今ではLINEのマーケティングでも活用されています。
Lステップというラインのステップ配信ツールでは、専用のタグをページに埋め込むことによって、ウェブとラインを連携させることが可能になります。
例えば、ユーザーがAというサイトに訪問した時にだけ、特定のラインメッセージを配信することも可能です。
また、購入完了ページにタグを仕込めば、ラインのリストの中で購入者にのみ特定のメッセージを送ることもできるのです。
ページに何秒以上滞在したかという条件もつけることが可能ですので、マーケティングの幅がかなり広がります。
このようにトラッキングの仕組みは現在様々なビジネスに活用されています。
それらに追いつけるように、これらの基礎知識は覚えておきましょうね。
Cookieとトラッキングについてわからなくなったらこの記事を確認するとん!