この記事ではアイキャッチ画像の作成に役立つおすすめのフォントや選定方法について解説しているとん
前回の記事では、ブログのアイキャッチやサムネイル画像を作るために便利な画像作成ツールについて紹介しました。
ブログ収益化のためには、文章はもちろんのこと、昨今は画像の重要性が増しています。
ブログやnoteにはアイキャッチ画像といって、記事の先頭に表示する画像の設置が一般的になっています。
そしてSNSで記事がシェアされた際に、そのアイキャッチ画像が大きく表示されることになるのです。
今やSNSからのアクセスは無視できない存在になっていますので、アイキャッチ画像を整えることによって、クリック率が上がりアクセス増加に繋がります。
なので、ブログ運営においてアイキャッチ画像はとても重要なものと言えます。
画像作成の部分については、前回ツールを紹介しましたが、今回はアイキャッチに利用するフォントについて触れていこうと思います。
初心者の方はフォントの扱いに慣れておらず、初心者感のあるアイキャッチを作りがちですので、ここで基礎を覚えましょう。
フォントとは?
フォントってなんだぷう?
フォントとは、PCで文字を表示する際の書体を意味します。
意識している方は少ないと思いますが、文字は太さや色だけではなく、微妙に文字の形が違っています。
もしかしたら中学生の授業でレタリングを行ったことはありませんか?
その際にゴシック体や明朝体などの言葉を聞いたと思います。
その「ゴシック体」や「明朝体」がフォントの種類を指しています。
文字の形や雰囲気の違いによってデザインに差をつけることが可能で、アイキャッチ画像の作成ではこのフォントが重要になります。
フォント一つで画像の印象が全く変わり、良い物から悪いものまで差が出てしまいますので、この機会に意識してフォントを見ていきましょう。
フォントは何種類ある?
ここで、フォントは一体どれくらいの種類が存在しているのかと疑問に思う方もいるでしょう。
実はこのフォントですが、無限に存在しています。
和文だけでも2000種類以上ありますし、英語やその他の言語も挙げたら数えきれないほどのフォントがあります。
同じ文字なのに、微妙にその形を崩すことによってこれだけの種類が出てきてしまいますので、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
初心者の方はまずは代表的なフォントから雰囲気を掴んでいけば良いと思います。
フォントの効果
ん〜そんなに文字の雰囲気って大事なのかなぁ…
初心者の方の中には「フォントなんてどれでもいいんじゃないのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
そんな方のためにフォントの重要性について触れておきたいと思います。
フォントを蔑ろにしてしまうと伝えたいことを伝えられないことにも繋がってしまいますので、そういった方にこそフォントの効果について意識を向けていただきたいですね。
フォントの効果は主に以下の4つです。
- 文字を読みやすくする
- デザインの印象を左右する
- デザインのクオリティを左右する
- 個性を出せる
文字を読みやすくする
まずフォントには文字を読みやすくする効果があります。
ブログの本文にはブログの本文に合ったフォントがありますし、道の看板にはそれに適したフォントが存在します。
フォントを適切に選ぶことで、そのシチュエーションにとって一番読みやすい形式にすることが可能ですので、使い分けていく必要があります。
デザインの印象を左右する
そしてフォントは読みやすくするだけではなく、デザイン全体の印象を左右します。
フォントを変えるだけで、それを見た人が感じるデザインのイメージが変わります。
単純に力強い印象や弱々しい印象、お洒落な印象や雑な印象など、それらを意図的に表現することが可能なのがフォントです。
時には画像のクリック率や成約率も左右するのがフォントです。
例えばエヴァンゲリオンのタイトルなどに使用されているフォントは、それを見ただけでエヴァを思い出させるほど印象づけに成功しています。
フォントの印象は鮮明に人の記憶に残りますので、その重要性を認識しておきましょう。
デザインのクオリティを左右する
またフォントはデザインのクオリティを左右する部分でもあります。
いくら背景画像と文字の色に拘っていたとしても、フォントがダサいとそれだけでダサい画像になってしまいます。
フォント選びはその画像をデザインした人のセンスが映ってしまいますので、特に慎重になるべきです。
もし商品のLPを開いて、フォントのダサい素人が作った感のあるページで出てきたら、その瞬間ページを閉じられてしまうこともあります。
それくらい画像の印象は重要ですので、フォント選びは慎重に行っていきましょう。
個性を出せる
フォントは見やすさとデザインの印象、クオリティを決める要素であるのが基本ですが、個性を出す際にも利用されます。
先程のエヴァンゲリオンのフォントのほか、モンスターハンターのフォントも有名です。
こちらもこのゲーム独特のフォントになっており、これだけでも世界観を表現し個性を出すことが可能です。
読みやすく目立つものがフォントの基本ですが、あまり他の人が使っていないフォントで統一することによってデザインを印象づけることにもつながります。
ですので、自分なりのフォントを見つけることができたら、それで統一して個性にするのもアリですね。
代表的なフォント
代表的なフォントについて知りたいぷう
続いては、日本語の代表的なフォントについて紹介しておきます。
おかしなフォントを選ぶくらいでしたら、これらの無難なフォントを使用した方が良いと思います。
代表的なフォントには主に4つの分類があります。
- ゴシック体
- 明朝体
- 楷書体
- 手書き文字
基本的にはゴシック体か明朝体が利用されます。
一つずつ紹介していきましょう。
ゴシック体
まずはゴシック体です。
ゴシック体の特徴としては、「はね」や「はらい」などがなく、ゴツゴツして目立つイメージです。
はっきりと文字が視認でき、とても見やすいフォントで、多くのデザインで多用されています。
基本的に文字を目立たせたい場合は、ゴシック体を利用しておけば問題ありません。
一番無難で一番見やすいフォントになります。
明朝体
続いては明朝体です。
比較してみると、こちらのフォントの方が細めで滑らかな印象がありますね。
どちらかというとこちらの方がオシャレでスマートな印象になるでしょう。
デザインに落とし込む際は、背景色などに気をつけて、文字が埋もれないようにする工夫が必要です。
ただ、活かし方によっては、オシャレなデザインを演出できますので、活用のしがいがあります。
またこのフォントは主に本文で利用されることが多いです。
文字がゴツゴツしていないので、文章として並べた時に視認性が良く、読んでもらいやすくなります。
noteなどでも本文を明朝体にする設定もあるくらい、文章で活用されることが多いフォントです。
ゴシック体:タイトルや見出し
明朝体:本文
このようなイメージです。
楷書体
続いては楷書体です。
こちらは見ての通り、書道のような文字になります。
筆で書いたような日本風の迫力のある文字が特徴的ですね。
これは主に日本語で和風のデザインに使われることがありますが、使い所は難しいでしょう。
デザインの一部でアクセントとして使うことも可能ですが、かなり上級者向けです。
普段のアイキャッチ画像に使うにはかなりハードルが高いので、選択肢として覚えておきましょう。
手書き文字
4つ目は手書き文字です。
これは特殊文字の領域に入ってきますが、まるで鉛筆で書いた文字のようなフォントになります。
これも使い所に迷いますが、手紙風の画像や自分が伝えたいメッセージに利用することが多いです。
例えば商品のLP内では、開発者の想いやユーザーの声など、より「人間が書いている」と思わせたい箇所に使うと感情移入ができるのでおすすめです。
こちらも使い所に迷う箇所でもありますが、ビジネス上、使えるシーンがありますので覚えておきましょう。
アイキャッチ画像への活用方法
アイキャッチ画像への活用方法を知りたいぷう
それでは、アイキャッチ画像作成で活用するポイントについて解説していきたいと思います。
最低限意識するポイント
まずは最低限意識するポイントからです。
主にこれらの4点を守っていれば、それなりのアイキャッチ画像を作ることが可能です。
- 色の彩度と明度を下げる
- 枠線なし
- ゴシック体を使う
- 文字は太く、大きく
色の彩度と明度を下げる
まずは色についてです。
フォントを活用する上では、色も重要になってきます。
ポイントは原色を使わないという点です。
原色の場合
彩度と明度を下げた場合
基本的にはデザインを行う際、真っ赤や真緑のような、そのままの色を使わない方がオシャレに見えます。
色が明るすぎると、旧時代感と安っぽさが出てしまうからです。
明るさを抑えることによって、落ち着いたオシャレな雰囲気になりますので覚えておきましょう。
枠線なし
続いては文字に枠線をつけないという点です。
このように適したフォントを選んでデザインすれば、枠線をつけなくても読みやすくすることは可能です。
基本的には枠線なしで表示した方がスマートに見えます。
初心者の方ほど、必ずと言っていいほど枠線をつけたがりますので、なるべく枠線なしで目立つバランスを考えましょう。
ゴシック体を使う
続いてはゴシック体を使うという点になります。
明朝体よりも文字がはっきりしているので、これを使うだけで目立つテキストを作ることが可能です。
なので他のフォントを使いこなせないうちは、無難にゴシック体を使っておきましょう。
文字は太く、大きく
次に文字の太さ、サイズについてです。
これはテキストを見やすくするために最低限行っておくべきことです。
太字が使える時は、なるべく太くしてスマホからでも見やすいテキストにしましょう。
また文字サイズについても、アイキャッチ画像を作成する際には気持ち大きめにするくらいが視認性も高くなり、インパクトも大きくなりますので意識してみましょう。
アイキャッチ画像作成のポイント
続いては一歩進んだテクニックになります。
ポイントは以下の2つです。
- 文字の場所を空ける
- 文字の下に帯をつける
文字の場所を空ける
これは背景になる画像を選定する時に意識する必要があるのですが、文字の場所を空けることによって、デザインをしやすくなります。
このアイキャッチ画像の場合は、左上にスペースがあり、そこに文字を入れたという流れです。
文字を置く場所を常に意識しておくことによって、背景素材の選定が楽になりますので、この点は意識しておきましょう。
文字の下に帯をつける
先ほどから出ている画像のように、テキストの下に帯を加えると、視認性が格段に向上します。
背景色との関係で文字が見づらい時は、一度「帯」をしっかりと入れることも検討してみましょう。
そのほうがメリハリのあるデザインになって、注目すべきテキストの優先順位が決まります。
基本的に帯の方が目立つので、帯のテキストをメインにしましょう。
フォントを利用してアイキャッチを作る際の注意点
フォントを利用する際の注意点を知りたいぷう
フォントを活用する際に少し注意点がありますので、紹介しておきます。
意識すべき点は以下の5点です。
- 細い文字を使わない
- 視認できるフォントを使う
- 日本語対応かチェック
- 太字や斜め文字対応かチェック
- 利用条件を確認
細い文字を使わない
まずは細い文字を使わないという点です。
細い文字を使ってしまうと、当然ながら視認性が悪くなり、インパクトも薄くなります。
まずは目立つということを優先する必要があるため、細い文字は使わないようにしましょう。
視認できるフォントを使う
フォントの中には、個性が強すぎてなんて書いてあるのか読めないものもあります。
それは個性を出すことはできるのですが、読めないと話になりませんので、あまりにクセの強いフォントを使うのはやめましょう。
日本語対応かチェック
フォントは日本語だけではなく、主にアルファベットを使う前提で配布されているものが多いです。
その場合、日本語で打つとかなり不自然になる可能性が高く、使うべきではありません。
フォントを使うときは日本語に対応しているのかチェックしましょう。
太字や斜め文字対応かチェック
フォントによっては、太字や斜め文字が使えないものがあります。
使えないよりは使えた方がデザインの幅が広がるので、それらが使えるかどうかもチェックしましょう。
利用条件を確認
フリーフォントを使う際など、利用条件が設けられている場合があります。
商用利用不可というものや、クレジットの記載が必要なフォントも中にはありますので、その点は注意しましょう。
おすすめのフォント入手サイト
おすすめのフォントサイトを知りたいぷう
では最後に、おすすめのフリーフォントサイトをいくつか紹介したいと思います。
FONT FREE
まずはフォントフリーです。
このサイトでは、数種類のフォントをダウンロードすることが可能で、綺麗にカテゴリーわけもされています。
サイト自体非常に見やすいので、お好きなフォントを探しやすくおすすめです。
MODI工場
二つ目はMODI工場です。
こちらのサイトは、基本的なフォントも沢山ありつつ、個性的なフォントも用意されています。
フリーでフォントを利用できるので、フォントを探す際に参考にしてください。
FREEフォント検索
3つ目はフリーフォント検索です。
こちらも数多くのフォントが配布されており、基本的なデザインには困らないでしょう。
マニアックすぎるフォントはありませんが、こちらのサイトだけでも十分です。
以上がフォントに関する解説記事でした。
初心者の方もアイキャッチ画像作成に挑戦してみましょう。
これからは使ってるフォントも意識していくトン