この記事では、キーワードによって違う4つの検索意図について解説したいと思います。
収益化ブログの運営で一番気にすべき点は、キーワード選定でしょう。
SEO対策の一環としてキーワードを選定して記事を書いていくのがブログビジネスの基本ですよね。
そのキーワード選定の際に頭に入れておきたいのが、今回の記事で解説するキーワードの検索意図です。
このブログをお読みのあなたは、今まで検索意図について意識したことはありますか?
おそらく、キーワードに秘められている検索意図について意識している方は少ないのではないでしょうか?
検索意図をしっかりと把握しながら記事を書くことによって、より購読されやすく、より成約率の高い記事を書けるようになりますので、この記事で検索意図について学んでいきましょう。
検索意図とは?
検索意図ってなんだぷう?
検索意図とは、その言葉の通り、ユーザーがキーワードを検索した時の目的や感情を意味する言葉になります。
ひとえにキーワードと言っても、そこには様々な検索意図が込められているのです。
その意図に沿った記事を作ることができればユーザーの満足度が高まりますし、成約率も上がるでしょう。
また、逆のパターンもあり得ます。
ユーザーの検索意図を無視して記事を書いてしまうと、当然ユーザーが記事から離れてしまう結果になります。
広告の成約率も大きく下がってしまうでしょう。
ですので、キーワードの検索意図を事前に把握しておき、その意図に応えられるような記事作りを目指していきましょう。
検索意図の種類
まずは検索意図の種類について解説したいと思います。
一般的に言われている検索意図は、以下の4つです。
- Knowクエリ
- Doクエリ
- Goクエリ
- Buyクエリ
これらさえ覚えておけば、大抵のキーワードの検索意図は把握出来るでしょう。
4つのクエリの内容については後ほど一つずつ解説するトン!
キーワードが多いほど検索意図が明確に
そしてこの検索意図というのは、キーワードの数が多いほど明確になります。
例えば、
新宿 薬局
というキーワードでしたら、新宿の薬局を調べたいことはわかりますが、何を目的に調べているのかわかりづらいですよね。
しかし、
新宿 薬局 場所
というキーワードだったら「場所を知りたい、その場所に行きたい」という検索意図がわかります。
このように、検索キーワードを構成する語句が多いほど、検索意図が明確になり、把握しやすくなります。
また、それに伴いライバルも少なくなり、検索上位に上がりやすくなります。
目的が明確なキーワードは広告の成約率も上がりますので、その点でも非常に良いですね。
ですので、キーワードリサーチを行う際は3語以上の複合キーワードを使用することをおすすめします。
キーワードリサーチは3語以上の複合キーワードで!
複数の検索意図の組み合わせも存在する
また、検索意図は「これなら必ずこのクエリ」というように、一つに分類できないケースもあります。
KnowとGoクエリ、両方を兼ね備えた検索意図もありますので、その点はあまり頭を硬くしすぎず柔軟に考えるようにしましょう。
ペルソナ設定との関係性
続いては、検索意図とペルソナ設定の関係性について少し解説します。
以前の記事で、ペルソナ設定について解説したのを確認済みでしょうか?
まだの方はこちらからどうぞ。
簡単にいうと、ペルソナ設定とは、記事を見せたい架空の人物像を設定し、それに最適なコンテンツを作ることを意味します。
基本的にペルソナ設定は、全てのビジネスを行う上で必須の工程です。
どんな人物が自分のコンテンツにアクセスし、どんな意図があってページに訪れたのかという点を考えるのは非常に重要です。
その点、検索意図とかなり密接な関わりがあると言えます。
このペルソナ設定を考えるということは、検索意図を考えることとほぼ同じと思っていいでしょう。
キーワードを元に検索意図を探ることは、同時にペルソナ像を想像することにも繋がります。
ですので、検索意図を考えると同時に、その人の年齢や性別など、より細かいペルソナまで考えることができたら、なお良しです。
あまりに考えることが多いと記事の執筆まで進みにくいと思いますが、なるべく詳細まで考えて記事を作成していきましょう。
書く前の準備が重要なんだトン
4つの検索意図
4つの検索意図について詳細を知りたいとん
それでは、先ほど紹介した4つの検索意図について、詳細を解説していこうと思います。
どれもシンプルな意味になりますので、ここで覚えてしまいましょう。
Knowクエリ
まずはKnowクエリからになります。
このクエリは、ユーザーが「何かを知りたい」という検索意図を表すキーワードになります。
- 言葉の意味を知りたい
- ノウハウを知りたい
- 人物について知りたい
というような、シンプルに、物事を知りたいという欲求が込められています。
このKnowクエリは、キーワードを見れば大抵判別することが可能です。
例えば、
- 〇〇とは
- 〇〇 意味
- 〇〇 出身高校
などは、ひと目でKnowクエリということがわかると思います。
言葉の意味など、情報を知りたいだけのクエリになりますので、このクエリの記事を書く場合はシンプルに情報を記載するだけでOKです。
ユーザーはいち早くその意味を知りたいと思っていますので、まずは結論を書き、その後に詳細を書くのが良いでしょう。
この検索意図を持ったユーザーは、悩みがかなり薄いユーザーです。
記事内に答えがないとわかってしまったらすぐにページを閉じてしまいますし、他の記事を見ることもあまりないでしょう。
また、商品の成約もあまり期待できないため、シンプルに知りたいことの意味を素早く伝えることを意識して記事を書くと良いと思います。
Knowクエリにはシンプルな情報提供でいいんだぶぅ!
Doクエリ
続いては、Doクエリになります。
このクエリは「行動をしたい」という検索意図が込められたキーワードになります。
何かを始めたい方、やりたい方がその方法を調べる際に使うクエリになりますので、Knowクエリよりかは、濃い検索意図になります。
- やり方を知りたい
- 始め方を知りたい
こちらがメインの検索意図になりますので、検索される際は以下のような検索のされ方をします。
- 〇〇 やり方
- 〇〇 方法
- 〇〇 始め方
- 〇〇 作り方
とにかくやり方を知りたいというユーザーが行う検索ですので、記事では、やり方を丁寧に説明することを心がければOKです。
また、そのやり方を実現するために必要な物やサービスをアフィリエイトすることができたら、尚良いでしょう。
この検索意図を持っているユーザーは、そのやり方についてかなり熱心に興味を持っている状態です。
その状態のユーザーに必要なものを紹介することによって、自然と申し込んでくれることもあります。
〇〇の作り方でしたら、それに使う道具などをアフィリエイトすれば、自然と報酬を稼ぐことが出来るでしょう。
アフィリエイトに繋げやすいクエリだとん
Goクエリ
続いてはGoクエリになります。
このクエリは、
- 行きたい
- 見たい
という検索意図が込められているクエリになります。
ある場所に行きたいユーザーやあるブランドサイトに辿り着きたいユーザーが検索しますので、Goクエリと呼ばれています。
Goクエリと聞くと、リアルの場で、どこかに行きたいという検索意図だけと思われがちですが、実はこのGoはリアルの場だけではありません。
例えば、
「Google」と調べるのもGoクエリになります。
「HERMES」と検索するのもGoクエリになります。
“特定のサイトに訪れたい”という検索意図もGoクエリに当たりますので、その点も覚えておきましょう。
基本的にこのクエリは特定のブランドや固有名詞に対して行われる検索ですので、個人のブログでこのニーズを拾うのは非常に難しいです。
しかし、自分のブランドの知名度を上げることによって、自分のブランドがGoクエリで検索されることもあります。
なるほど、検索される側に回ればいいトン
ジャストサーバーも実際、直接検索されてユーザーが訪れていることも多々あります。
ですので、Goクエリを拾うために、自分サイトの知名度を上げるということも目指していきましょう。
また、個人のブログでGoクエリを拾うとしたら、旅行系が一番無難だと思います。
- 〇〇 行き方
- 〇〇 チケット
というキーワードがあったとしたら、「旅行サイト」や「チケットサイト」のアフィリエイトを行えば、行きたいという欲求を利用してアフィリエイトを成約させることが可能です。
ぜひ参考にしてください。
Buyクエリ
4つ目のBuyクエリは、「物やサービスを購入したい」という検索意図があるキーワードになります。
- 商品を購入したい
- サービスに加入したい
こういう検索意図が込められていますので、一番キャッシュになるキーワードと言えるでしょう。
Buyクエリは〇〇を購入というような、直接的なキーワードの他に、このような検索のされ方をされるのが特徴です。
- 〇〇 レビュー
- 〇〇 評判
- 〇〇 クチコミ
- 〇〇 最安値
基本的にユーザーは、何かの商品を買おうと検討している時に、一度ネットで検索することが多いです。
その商品の評判やクチコミを検索することによって、より購入意思を確かなものにする流れがあります。
ですので、このキーワードでブログ記事を書いて、なおかつ購入決定を後押しするような記事の書き方を行えば、直接アフィリエイト商品へ流せるでしょう。
4つの検索意図の中で、一番購買意欲が高く、一番キャッシュにしやすいキーワードになりますので、この検索意図は逃さずにキャッチしていきたいですね。
アフィリエイターにとって一番重要なクエリだトン!
3つに分類される場合もある
別のとこで見た情報と違うのはなんでだぷう?
検索意図は3つに分類されることもあります。
- インフォメーション型:情報型
- ナビゲーション型:案内型
- トランザクション型:購買型
言い方が違うだけで、中身については大差ありません。
ただ、このように呼んで解説しているサイトもありますので、念の為覚えておきましょう。
インフォメーション型:情報型
インフォメーション型は「知りたい」という検索意図があるクエリになります。
Knowクエリがこれにあたります。
意味については同じですが、上記の3項目にはないDoクエリもこのインフォメーション型に含まれているという考え方が一般的です。
ナビゲーション型:案内型
ナビゲーション型は、特定の場所に行きたいという検索意図になります。
つまりGoクエリがこれにあたります。
意味については同じになりますので、先ほどの解説をご覧ください。
トランザクション型:購買型
3つ目のトランザクション型は、物を購入したいという検索意図になります。
先ほどのBuyクエリがこれに当たります。
意味については同じですので、このクエリをなるべく拾えるように、記事を書いていきましょう。
成約までの距離感
検索意図と成約率について教えて欲しいぷう
検索意図の種類と内容については、上記の説明で十分理解できたと思います。
ただ、検索クエリごとに商品を成約するのかどうかの温度感が違ってきます。
先ほどの解説でも成約率の高さやユーザーの濃さについて少し触れましたが、ここではさらに詳細に、成約までの距離感を解説したいと思います。
まずは成約までの距離を、距離感が近い順に並べましたので、ご覧ください。
- Buyクエリ×Goクエリ
- Buyクエリ
- Goクエリ
- Knowクエリ
1が一番成約率が高い検索クエリになります。
先ほど、検索意図は複数の組み合わせもあると解説しました。
それぞれの検索意図が組み合わさることによって、より成約率の上がるキーワードになったり、逆に温度感が下がることもあります。
上の図を見てわかる通り、BuyクエリとGoクエリの組み合わせが一番購買意欲が高く、成約率の高いキーワードになります。
購入したいというBuyクエリが一番なのはもちろんのこと、特定のサイトに行きたいというGoクエリも合わさると、さらに強くなるでしょう。
ただし、この条件を満たせるのは、自身のサイトをブランディングできた後になります。
アマゾンや楽天などは、特定のサイトに行きたいという意図と購入したいという意図を同時に叶えていますので、理想的な状態ですね。
個人のブログで行うには、自分の知名度を上げて「このブログから情報を得て、商品を購入したい」という状態に持っていく必要があります。
ですので、その状態になるために、自身のブランディングも同時に行って行きましょう。
その他の順番については、先ほど解説した通りです。
Knowクエリは一番成約が決まりづらいキーワードですので、アクセス集めのための記事として作っていきましょう。
検索意図を意識した収益化ブログの運営方法
検索意図の活かし方を知りたいぷう
これまでの内容で、検索意図の概要はほとんど掴めたと思います。
では、これをブログ運営に活かすにはどうすれば良いのか?
そちらについて解説したいと思います。
まず、ブログの構造ですが、以下のような構造を意識して作ってみてください。
Goクエリ→トップページ
Knowクエリ→カテゴリー
Knowクエリ・Doクエリ→記事
Buyクエリ→ランディングページ
このように構成すると良いブログになります。
Goクエリについては、先ほども記載した通りブランディングが命になりますので、それはトップページの役割として行います。
ただ、こちらについては長期的に運用していくしかありませんので、普段から意識する必要はないでしょう。
そして、購買意欲の高いBuyクエリは、ランディングページで利用します。
ここでは、特に成約をさせたい商品を専用ページを作成して紹介します。
自分の商品でも良いですし、ブログと一番マッチしたアフィリエイト商品のLPを書いて記事として公開します。
そうすることでBuyクエリに応じた成約率の高いブログになるでしょう。
また、Knowクエリはキーワード全体の8割と言われています。
成約率の低いクエリになりますが、その代わり検索数とキーワード数が多いです。
このクエリは、ブログのアクセスの大半を占めることになります。
ですので、Knowクエリはアクセス集めのためのキーワードという認識を持って、とにかく記事を書いていきましょう。
そしてそれらの記事で集めたアクセスを、BuyクエリのLPへ誘導するという流れになりますね。
Knowで集めてBuyで成約!
もちろん、Knowクエリの中にもDoクエリが含まれたキーワードもありますので、その都度記事内でもアフィリエイトを行います。
先ほど記載した通り、〇〇作り方というキーワードだった場合、それに必要な道具などを紹介したりすると、成約が取れるでしょう。
このように、各クエリに応じたページの役割を設定し、なるべく成約率が高く、収益性の高いブログを目指していきましょう。
クエリを意識してアフィリエイト成約に繋げるブゥー!