この記事では、コンピューターウイルスの種類やワードプレスでの予防策について解説しているとん
今の世の中、ほぼ全ての方が端末をネットに接続して情報を取得していることでしょう。
インターネットは便利ですが、大きな危険性もはらんでいます。
それが、コンピュータウイルスです。
ネットに接続している限り、ウイルスに感染するリスクは少なからずあります。
大半のユーザーはウイルス対策ソフトを入れていたり、そもそもパソコンのOS自体にセキュリティ対策がされていることが大半です。
しかし、それでも自分のミスによってウイルスに感染してしまうことは十分あり得ます。
ウイルスに感染してしまうと個人情報の流出やパソコンが使えなくなるなど、ビジネスにも多大な影響を与えてしまいます。
ですので、今回の記事で、コンピュータウイルスの基礎について学習し、リスクに備えていきましょう。
コンピュータウイルスとは?
コンピュータウイルスってなんだぷう?
コンピュータウイルスとは、第三者のプログラムやデバイスに対して、意図的に被害を被らせるように作られた不正なプログラムのことを指します。
世の中には様々なプログラムがあります。
例えば、ユーザーがアクセスしたページから他の指定したページに自動的に遷移させるリダイレクトと言う仕組みがありますが、これも一種のプログラムです。
このように適切に利用されてるプログラムもありますが、一方で、悪意を持ってユーザーに損をさせるプログラムが世の中には存在しているのです。
それがいわゆるウイルスと呼ばれています。
世に溢れているプログラムもウイルスも、本質的には同じものです。
そこに悪意があってユーザーに害を与えるものなのか、そうでないかが重要になってきます。
明確な線引きはありませんが、ユーザーにとって害のあるプログラムはウイルスとして認識しても良いでしょう。
ウイルスの機能
それではウイルスにはどのような機能があるのか、代表的なものを紹介します。
ウイルスの機能は主に以下の3点です。
- 伝染機能
- 潜伏機能
- 発病機能
伝染機能
伝染機能とは、その名の通り、ウイルスを他の端末へ伝染させる機能になります。
ウイルスを巻いている犯人にとって、手作業で一つ一つパソコンを感染させるよりも、勝手に一つのパソコンから他のパソコンへ伝染させていった方が圧倒的に効率が良いです。
なので、感染したパソコンと同じネットワークに接続している端末や、連絡先に登録されているユーザーにウイルスを伝染させる機能がある場合があります。
アカウントが乗っ取られてしまえば、勝手に他のユーザーにメールが送られるなど、ウイルスをばら撒くことに利用されたりもします。
この伝染機能は自分以外にも被害を与えるので、非常に恐ろしいですね。
潜伏機能
続いては潜伏機能になります。
潜伏機能とは、端末を所有しているユーザーに気づかれないように、ウイルスを潜伏させる機能になります。
気づかないうちに裏でプログラムが作動し、自分のパソコン画面を見られていたり、キーボードの入力を盗み取られることによって、パスワードを見られることもあります。
今、ウイルスを駆逐するソフトはたくさんありますし業者もいます。
ウイルスをばら撒くにあたって、早期に対処されないようまずは潜伏して、気づかれないように害を与えるのが、賢い犯人のやり口でしょう。
ですので、この潜伏状態をいかに早く見つけるのかも、被害を少なくするカギとなっています。
発病機能
3つ目は発病機能です。
発病機能とは、パソコンの動作を乗っ取ったりファイルを破壊したりと、実際にパソコンに害を与える機能になります。
悪質なものですと、パソコンのファイルを全て暗号化し、ファイルを開けなくされます。
それを解除するためには、身代金の支払いが必要なこともあります。
最近ではビットコインを身代金として請求されるケースが多く、しかも払ってもそれが解除されず、さらに多額のお金を要求されるケースもあります。
なので、発病前にウイルスを撃退するのが一番の理想でしょう。
もし発病してしまったらそれを元通りにするのは至難の業です。
コンピュータウイルスも人間が感染するウイルスと似た機能を備えてるんだトン
ウイルスの症状
実際にウイルスに感染してしまった場合どのような症状があるのか、代表的なものを紹介します。
あくまで一例ですが、以下の5つの症状を把握しておきましょう。
- パソコンが重くなる
- 異常なメッセージ画面
- ファイルが壊れる
- ファイルが暗号化されて開けない
- 勝手にメールが送られる
最近のウイルスは巧妙化しており、ユーザーが気づかないうちにパソコンが感染していることもあります。
ただ、ウイルスは不正なプログラムを裏で動作させますので、その分メモリを食ったりします。
プログラムが動いているということは、多少はパソコンの動作に影響が出るものです。
ですので、いつもよりパソコンの動作が重いという場合はウイルスの感染を疑ってみても良いと思います。
また、異常なメッセージが画面に表示されたり、ファイルが破損、もしくは開けないという場合、それは明らかにウイルスに感染していることがわかると思います。
中には、ファイルの暗号化を解除するために、身代金を要求してくるメッセージが表示されることもありますので、そうなってしまったら感染は確実です。
なので、感染後の対処が必要になりますね。
覚えのないメッセージ画面には要注意!
そしてもっと最悪の場合、重要なサイトのパスワードなどを盗み見られることもあります。
最近はどのサイトもセキュリティが高く2段階認証をつけていることが多いですが、銀行やカードなど、お金に関するサイトのパスワードが漏れてしまった場合、かなり致命的です。
気づいた時には遅いと思いますが、パスワードの変更などが必要になりますね。
ともあれ、ウイルスの発見は早いに越したことはありません。
日頃からパソコンの状態をモニターしておくことをおすすめします。
異常に気づけるように普段の状態を知っておくことが重要だブゥ
感染経路は?
そもそもどのような経路でウイルスに感染してしまうのでしょうか?
ウイルスの感染経路は主に以下の4パターンです。
- アダルトサイト等からのダウンロード
- メールの添付ファイルの開封
- 迷惑メールに記載のURLにアクセス
- 無料ソフトと一緒にダウンロード
アダルトサイト等からのダウンロード
ウイルスの感染経路として、アダルトサイトなど怪しいサイトが原因となるパターンが昔から多いです。
アクセスすることで勝手にファイルがダウンロードされ、それを開いてしまった場合などがこれに当たります。
動画を見るために専用ソフトをダウンロードするという名目で、不正なプログラムをダウンロードしてしまうこともありますので注意しましょう。
メールの添付ファイルの開封
続いて多いのが、メールに添付されているファイルの開封によって、ウイルスに感染してしまうパターンです。
迷惑メールなどに添付されているファイルには、不正なプログラムが含まれたファイルが非常に多いです。
ですので、知り合い以外からのメールの添付ファイルは絶対に開かないようにしましょう。
迷惑メールに記載のURLにアクセス
続いては迷惑メールに記載のURLにアクセスした場合です。
迷惑メール系では、この問題も多いです。
基本的に迷惑メールに記載のURLは、不正なプログラムが仕込まれたサイトがほとんどです。
ですので、URLも絶対に開かないようにしましょう。
無料ソフトと一緒にダウンロード
無料ソフトと一緒にウイルスをダウンロードしてしまうパターンもあります。
公式サイトからダウンロードするソフトは、審査もあるので安全な場合がほとんどです。
しかし、公式以外から個別にダウンロードするフリーソフトには、危険が潜んでます。
本体は無料ですが、それと同時に他のソフトが勝手にインストールされ、そこにウイルスが仕込まれていることがありますので、フリーソフトには注意しましょう。
マルウェアとの違いは?
世の中には、ウイルスとは別に「マルウェア」と言う言葉があります。
その違いについて疑問に思っている方もいると思いますので、違いについて軽く触れておきますね。
マルウェアとは、悪意を持って作られたプログラムの総称として使われています。
ですので、ウイルスもマルウェアの中の一つということになります。
基本的には同じ意味という認識で問題ないでしょう。
コンピュータウイルスの種類
ウイルスの種類について知りたいぷう
コンピュータウイルスにはいくつかの種類がありますので、その種類について紹介していきたいと思います。
種類は主に以下の4つです。
- ワーム
- ランサムウェア
- トロイの木馬
- マクロ
ワーム
まずはワーム型についてです。
ワーム型のウイルスは、強い感染力を持っているのが特徴的です。
ネット上で次々と別のパソコンに感染し、自己増殖していくのが一番怖い点です。
自分だけではなく、他人にも迷惑をかけてしまうウイルスですので、タチが悪いですね。
主な感染経路としては、迷惑メールのURLやファイルがもっとも多いです。
また、ウイルスに感染したUSBメモリ等を利用した場合も感染する恐れがありますので、注意が必要です。
ランサムウェア
続いてはランサムウェアです。
この言葉はニュースなどで聞いたことがある方が多いでしょう。
このウイルスは、身代金を要求してくるという点が特徴的です。
自分のパソコンのファイルを暗号化されてしまい、その暗号化を解除するには、犯人へお金を支払う必要があります。
感染してしまうと自分のパソコンのデータが開けなくなってしまいますので、仕事などへの甚大な影響が考えられます。
しかもお金を払わないといけないという点、払っても解除されないリスクもあるため、かなり悪質です。
ですので、お金を要求されても焦って支払わず、冷静になって対処方法を検討しましょう。
トロイの木馬
トロイの木馬も聞いたことがある方が多いと思います。
トロイの木馬は、ユーザーにとって一見便利なソフトを装って、こっそりパソコン内に侵入することが特徴的なウイルスです。
全く知らない間にウイルスに感染してしまい、ネット犯罪に自分のパソコンが利用されたりしてしまうこともあります。
主な感染経路は、画像や文書ファイル、アプリやフリーソフトになります。
ウイルス感染を煽る詐欺広告をクリックして、セキュリティソフトを名乗るプログラムをダウンロードし、そこから感染してしまうこともあります。
感染してしまうと、パスワードを盗み取られたり、パソコン起動時に犯人が指定したサイトへ自動でアクセスするようになったりします。
かなりの被害が見込まれますので、このウイルスにも要注意です。
マクロ
最後にマクロをご紹介します。
エクセルの便利な機能で、マクロという言葉を知っている方は多いと思います。
このウイルスはオフィスソフトのマクロ機能を乗っ取り、ファイルの置き換えや削除を勝手に行います。
作業内容を保存できなかったりウイルス付きのメールを勝手に送ってしまったりと、かなり悪質です。
主な感染経路は、そのようなウイルスが仕込まれたオフィスファイルのダウンロードになります。
なので、信用のおける人物以外からの添付ファイルには十分注意しましょう。
コンピュータウイルスの予防対策
ウイルスの対処方法を知りたいぷう
ではそんなウイルスから端末を守るためには、どのような対策が必要なのか。
そちらについて解説します。
以下の5点をおさえておきましょう。
- 怪しいサイトにアクセスしない
- 迷惑メールを開封しない
- セキュリティソフトを導入する
- パソコンのOSやブラウザを最新にする
- フリーソフトに気をつける
ウイルス対策は基本的には以上の方法が有効です。
そもそも怪しいサイトや迷惑メールを開かないのが基本ですね。
また、フリーソフトをダウンロードする場合は、必ず事前にリサーチしてから行いましょう。
余計なソフトが同時にインストールされていないかの確認も必須です。
そして、パソコンのOSやブラウザなどは、基本的に常に最新の状態しておきましょう。
アップデートによってセキュリティが強化されることが大半ですので、アップデートは必須です。
それでも不安な方は、有料のセキュリティソフトを導入しましょう。
パソコンのバックアップは定期的に
ウイルス感染に備えて、バックアップは頻繁に行っておきましょう。
特にランサムウェアに感染してしまった場合、ファイルの閲覧ができなくなります。
最悪の場合、データを諦めることになるかもしれません。
なので、データのバックアップは頻繁に行っておきましょう。
もし感染してしまったら?
感染してしまったらどうするんだぷう?
では、もしウイルスに感染してしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
感染後の対処法は主に以下の4つです。
- 覚えのないソフトを削除
- セキュリティソフトを稼働
- 初期化
- インターネットから切断
覚えのないソフトを削除
不要なソフトが原因になっている場合もありますので、まずは身に覚えのないソフトを全て削除しましょう。
それで解決できる場合もあります。
パソコンの動作に影響しますので、日頃からソフトの整理は重要です。
セキュリティソフトを稼働
セキュリティソフトには「ワクチン機能」と言って、不正なプログラムを検知し、それを排除する機能がついているものがあります。
それを使用してウイルスを撃退できれば非常に楽ですね。
初期化
初期化も有効です。
パソコンの初期化をすることによって、全てを無かったことにする手段があります。
こちらについてはデータも全てなくなってしまいますので、手段としては最終的なものになります。
ただ、これを行えばウイルスも全て消せるので、簡単と言えば簡単です。
インターネットから切断
外部からの不正な操作については、基本的にはインターネットを介しての操作になります。
インターネットを切断してしまえば、外部からは何もできなくなりますので、不安でしたらひとまず切断するのがいいと思います。
ワードプレスのリスクについて
さて、これまでパソコンのウイルスについて触れてきましたが、ブログアフィリエイトを行っている方にとって、忘れてはいけないのがワードプレスです。
このワードプレスは、実は脆弱性をたびたび指摘されていて、狙われやすいシステムになっているのです。
ワードプレスはターゲットになりやすい
ワードプレスというシステムは便利な反面、セキュリティが脆弱な部分があり、狙われることが多いです。
その理由として、
- 世界中に多くのユーザーがいる
- 構造がわかりやすい
- オープンソースで脆弱性が発見されやすい
以上の3つの要因があります。
単純にユーザーが多いという点と、構造が誰でも見れるオープンソースという仕組みによって弱みを見つけやすいという点があります。
日頃ワードプレスはターゲットにされていますので、ブログ運営者は注意が必要です。
スパムコメントが大量に届く
これは経験のある方が多いと思いますが、ワードプレスでブログを運営していると、かなりのスパムコメントがきます。
画像のようにURLが記載されていることがよくありますので、絶対にクリックしないようにしましょう。
そしてスパム設定を行って、必ずゴミ箱に入れることをおすすめします。
ワードプレスのウイルス予防策
ワードプレスのウイルス対策を知りたいぷう
最後に、普段利用しているワードプレスのセキュリティを高める方法について解説していきます。
セキュリティ強化のポイントは以下の4つです。
- パスワードの強化
- 最新バージョンにアップデート
- 信頼性のないプラグインの削除
- 対策プラグインの導入
パスワードの強化
まず基本的なことですが、管理画面のパスワードを強化することをおすすめします。
簡単に推測できそうなパスワードではすぐに突破されてしまうことがあるからです。
どんなサイトでも、パスワードの強化は基本ですので、行っておきましょう。
複雑なパスワードを自動で生成してくれるウェブサービスもありますので、こういったサイトもうまく使っていきましょう。
最新バージョンにアップデート
こちらも基本的な対策方法になります。
ワードプレスは頻繁にバージョンアップされますので、必ず最新バージョンにするようにしましょう。
そうすることによって、脆弱性が改善されていきます。
また、テーマやプラグインもなるべく最新の状態を保っておきましょう。
信頼性のないプラグインの削除
もしかすると、プラグインが原因でウイルスに感染している可能性もあります。
信頼性のないマイナーなプラグインですとそのような危険もありますので、使っていないプラグインは削除しましょう。
対策プラグインの導入
4つ目は対策プラグインの導入です。
スパムメールやコメントは、「reCAPTCHA」という仕組みを導入することによって改善されます。
大抵のスパム攻撃は、ロボットが機械的に行っています。
ですので、機械的な動きをブロックする仕組みを導入して、スパムを防止していきましょう。
reCAPTCHAの詳細については以下の記事でご確認ください。
ワードプレスのセキュリティ対策については以上になります。
セキュリティはブログ運用を行う上で非常に重要ですので、万全の対策を心がけましょう。