この記事ではApple製品に標準インストールされているiCloudについて解説しているとん
ネットビジネスを実践している方にはなぜかApple製品の利用者が非常に多いです。
実際、Macは標準装備されているアプリが高性能ですし、Windowsのように重くなることもあまりないのでストレスなく作業できるのも大きいでしょう。
また、日本はiPhoneの所有率が世界と比べてかなり高く、iPhoneを利用しているユーザーも相当数います。
その結果、ネットビジネスを行っている方はApple製品を利用しているユーザーが多いのです。
Apple製品を持っている方であればわかると思いますが、どの端末にもiCloudというアプリが標準インストールされています。
普段あまり使わない方もいると思いますが、このiCloudはApple製品を利用する上で欠かせないアプリです。
ネットビジネスを行う上で、オンラインストレージサービスとして利用することも可能ですし、日常でも役に立つシーンがありますので、特にAppleユーザーの方はiCloudについて改めて学んでいきましょう。
iCloudとは?
iCloudってなんだぷう?
iCloudとは、Apple社が提供しているクラウドサービスです。
クラウドとは簡単にいうと、ネット上のサービスという意味になります。
Appleが管理しているiCloudでは、所有しているApple製品をネット上で繋ぎ、より便利に利用できるように用意されたアプリになります。
オンラインストレージサービスというのが一番簡単ですが、オンラインストレージにプラスして、Apple独自の機能が備わっていますので、そちらについて解説していきます。
特徴やメリット
まず、主な特徴やメリットは以下の5つです。
- Apple製品との相性が良い
- 端末の乗り換えがスムーズ
- 超大手企業なので安心
- アップル版オフィスを編集可能
- iPhoneを探せる
Apple製品との相性が良い
まず一番の特徴としては、Apple製品との相性が良いです。
基本的にMacやiPad、iPhoneにはiCloudが標準インストールされています。
特別な設定は特に必要なく、最初の初期設定だけでiCloudを活用することが可能なのも特徴的です。
iCloudはWindows端末でも利用できますが、Apple製品との連携力が強いので、iCloudを利用する際はApple製品で利用するのがオススメです。
端末の乗り換えがスムーズ
端末の乗り換えがスムーズという特徴もあります。
基本的にApple製品を前提にしたお話ですが、iPhoneを乗り換える際、iCloudを活用することによって端末のデータなどを簡単に移行することが可能です。
写真や動画の引き継ぎはもちろんのこと、連絡先のデータなどもiCloud経由で簡単に引き継ぐことができます。
iCloudはAppleのアカウント一つあれば全て共有して利用できますので、移行作業も非常に簡単です。
iPhoneを利用しているユーザーの方は、このメリットも活用していきましょう。
超大手企業なので安心
続いて、Appleは超大手の企業になりますので、クラウドサービスとしての安心性があります。
やはりマイナーなストレージを利用するよりも、このような大手のサービスの方が安心して利用できるので、その点がメリットと言えますね。
今のところ目立ったトラブルも特になく、安全に利用できる環境が整っていますので、Apple製品で統一している方はまずは使ってみるのが良いと思います。
アップル版オフィスを編集可能
続いて、Apple版のオフィスとも呼べる下記のアプリをiCloud上でいつでも編集することが可能です。
- Pages
- Numbers
- Keynote
これらのソフトはそれぞれが、マイクロソフトオフィスの
- Word
- Excel
- PowerPoint
の類似ツールになります。
Macには標準で搭載されているこのツールですが、iCloud上で編集し、他の端末にリアルタイムで共有することが可能になっています。
利便性については個人的にはGoogleドライブには少し届かないと思いますが、Apple製品の愛好者はこれらのツールを普段から利用している方も多いでしょう。
なので、これらのツールの利便性においてiCloudが一番ですので、大きなメリットになるでしょう。
iPhoneを探せる
続いて、iCloudには自分のiPhoneを探せるという独自の機能が備わっています。
もし自分のiPhoneをなくしてしまった場合でも、iCloudから自分の端末を検索することによってGPSで簡単に位置を割り出すことが可能なのです。
盗難や紛失時のリスクに対応することができますので、このメリットは非常に大きいでしょう。
iCloud独自の機能ですので、万が一の際は活用していきましょう。
バックアップと同期の違い
ちなみに、iCloudでは「バックアップ」と「同期」という2種類のデータの扱いが存在しています。
この意味について混同している方が稀にいますので、その違いについて解説したいと思います。
まずバックアップですが、これは端末の設定やアプリなどを定期的にiCloudに保存し、万が一の際に呼び出せる機能になります。
バックアップですので、任意のタイミングで記録した情報がネット上に保存され、好きな時にそれを呼び出すことが可能です。
もしネット上からこのデータを消したとしても、現在の端末には影響はありません。
それに対して同期とは、端末間で連動するデータを作成することになります。
一見バックアップと似ていますが、同期の場合、どこか1箇所でデータを削除すると、他の端末でもデータが削除されます。
iCloudに保存しているからと安心してiPhoneの写真を消すと、iCloudにある画像も同時に消えますので注意が必要です。
これが同期になります。
これを防ぐには、削除する前に同期を解除する必要がありますので、これらの違いについて覚えておきましょう。
バックアップ→片方のデータを消してももう片方は残る
同期→データが連動していて、どちらかを消すともう片方も消える
iCloudで同期すると便利な項目
iCloudには何を同期したら良いんだぷう?
次に、iCloudと同期すると便利な項目について紹介します。
こちらはMacの設定画面ですが、このように様々なファイルを自動的に同期することが可能です。
全てを同期しても良いのですが、容量を圧迫しますので、なるべく利用頻度と利便性が高いものだけを同期しておきましょう。
以下の6点がオススメです。
- 写真
- メモ
- 連絡先
- Safari
- キーチェーン
- iCloudドライブ
写真
まずは写真です。
写真や動画は日常生活で最もよく使うデータだと思います。
そのためiCloudと連動しておくと非常に便利です。
特にスマホで撮った写真をパソコンに送る作業が不要になりますので、ビジネスでも活用できるでしょう。
昔はパソコンとスマホとUSBでつないでデータを転送するというやりとりが一般的でしたが、昨今はクラウドに同期するのが普通です。
パソコンでiCloudにログインして、そこから写真をダウンロードすれば、面倒な作業は一切不要で、そのままデータを利用することが可能です。
非常に便利ですので、活用していきましょう。
メモ
続いては、メモという機能になります。
この機能はMacなどのApple製品に標準搭載されているツールになります。
このツールは、シンプルに自分が忘れないようにちょっとしたメモを保存するアプリです。
これを同期しておくことによって、パソコンでメモした内容がiPhoneにも自動的に表示されます。
こうすれば忘れることなくメモの内容を確認できますので、この点も地味に便利になると思います。
連絡先
続いては連絡先です。
iPhoneに登録してある連絡先をパソコンに同期することによって、パソコン上で簡単に連絡先にアクセス可能です。
ほとんどの方は、スマホの連絡先とパソコンの連絡先は分離されているでしょう。
しかしこの機能を利用すれば、連絡先をどちらかに統一することが可能ですので、スムーズに連絡を行うことができます。
この点も非常に便利になりますので、ぜひ活用しておきましょう。
同じ情報を再入力する手間が省けるトン!
Safari
続いてはSafariです。
Safariとは、Apple製品に標準搭載されているウェブブラウザです。
このブラウザを日常的に利用しているユーザーは多いと思いますが、ここで保存したブックマークなどのデータをそのまま別端末で利用することが可能になります。
閲覧履歴やCookieも引き継がれますので、よりスムーズにログインを行うことができたり、ページの表示が速くなります。
どうせSafariを使うのであれば同期した方が便利ですので、この点も忘れないようにしておきましょう。
キーチェーン
続いてはキーチェーンになります。
キーチェーンとは、保存したパスワードのことを指します。
昨今、ほとんどのサイトにはログインが必要で、そのたびアカウントが必要です。
いちいち覚えていられないので、ほとんどの方は端末にパスワードを保存しているでしょう。
そのパスワードも端末を跨いで同期した方が、スムーズにログインができ便利です。
パソコンでは自動でログインしていたのに、iPhoneでログインしようとした時、パスワードが分からなくてログインできないというトラブルを防ぐことができます。
ビジネスでも活用できますので、この点も覚えておきましょう。
iCloudドライブ
そしてiCloudドライブもオススメです。
これはこの記事のメインとなる部分ですが、iCloudドライブがオンラインストレージのメインの機能になります。
端末上のデータをiCloudに自動で同期することによって、それを別の端末でも確認することが可能になりますので、覚えておきましょう。
iCloudのプラン一覧
iCloudのプランを知りたいぷう
続いてはiCloudのプランについて解説します。
iCloudのプランは非常にシンプルで、容量の違いしか変化がありません。
ですので、ここで軽く表で解説したいと思います。
容量 | 特徴 | |
無料プラン | 5GB | お試し用 |
月額130円プラン | 50GB | 画像の保存向き |
月額400円プラン | 200GB | 家族と共有も可能 |
月額1300円プラン | 2TB | ヘビーユーザー向け |
このような価格設定と容量になっています。
200GB以上になると家族と容量を分けることが可能になるくらいで、そのほかの機能については変わりません。
他のオンラインストレージに比べて機能は少ないのですが、逆にシンプルなところがAppleらしいです。
価格もかなり良心的ですので、問題なく利用することが可能でしょう。
何よりも新規に契約しなくてもAppleのアカウントでそのまま利用できますので、非常に楽ですね。
まずは無料で試して、容量が足りなくなるに従ってプランを上げていくことをオススメします。
iCloudの使い方
iCloudの利用方法について知りたいぷう
続いては基本的なiCloudの使い方について解説していきます。
主にiCloudドライブについてですが、利用方法はかなり簡単です。
操作できる項目が非常に少ないので、初心者でも扱いやすいです。
ログイン
まずはこちらからログインしましょう。
ログインはお持ちのApple IDで行います。
iPhoneをやMacを利用していれば、必ず持っているはずです。
セキュリティが高いのでログインに苦労するかもしれませんが、そこは気をつけましょう。
特に秘密の質問を忘れやすいので、どこかにメモしておくことをオススメします。
同期設定
続いては同期設定についてです。
Mac端末を基準に解説しますが、まずは左上のりんごマークをクリックします。
続いて、Apple IDをクリックします。
メニューのiCloudをクリック後、出てくる項目にチェックを入れれば、同期の設定が完了します。
必要なものだけ同期しましょう。
ファイルのアップロード
続いてはiCloudドライブにファイルをアップロードする方法です。
こちらもかなり簡単で、上のアップロードボタンをクリックして選択するか、この画面に直接ファイルをドロップしましょう。
データの共有
続いて、iCloudドライブでファイルを共有する方法について解説します。
該当のファイルをクリックした状態で、上のマークをクリックします。
続いての画面で相手のメールアドレスを入力するだけです。
下のオプションで、権限を変更可能です。
共有リンクを出せないのは不便ですが、簡単に共有できますので参考にしてください。
プランのアップグレード
容量を増やしたい時はプランのアップグレードを行いましょう。
先程のMacの設定画面で「管理」をクリックします。
続いての画面で右上の購入ボタンをクリックします。
次の画面でお好きなプランを選択することが可能になります。
iCloudの利用料金は基本的に月額制なので、ご自身の利用状況に応じて最適なプランを選びましょう。
以上がiCloudの基本的な利用方法でした。
オンラインストレージの中ではかなり特殊な構造ですが、Appleユーザーにとって最適なツールですので、ぜひ利用してみましょう。
Appleユーザーは絶対チェックするトン