この記事では、ブログサイトが表示されない時に出てくるエラーコードについて解説しているとん
ブログサイト運営者なら誰もが経験するかもしれない嫌なことがあります。
それは、ページが表示されないといったトラブルです。
ブログを運営している方にとって、自分のブログが表示されないという状態はかなり致命的です。
その間収益はストップしますし、場合によっては検索順位にも影響を与えてしまいます。
そしてページが表示されない時は、何かしらのエラーが表示されていることがほとんどですよね。
ただ、そのエラーの内容はよくわからないアルファベットで、なにがなんなのかわからないことがほとんど。
初心者の方は余計に焦ってしまいますので、この記事でエラーの内容を把握して、焦らずに対処を行っていきましょう。
HTTPエラーコードとは?
HTTPエラーコードってなんだぷう?
インターネットで自分のページを開こうとして表示されない時に、よくわからないエラーコードが出ていたことはありませんか?
もしくは他者のページを開こうとしたら、ページが表示されずにこのようなコードが表示されることがあります。
404 Not Found
このように、数字プラス英単語が記載されるものは「HTTPエラーコード」と呼ばれています。
このコードはサーバー側から送られているエラーの原因を表す表示で、その数字を見ることである程度の原因を特定することが可能です。
サーバー側の問題なのか、それ以外の原因なのかを把握するだけでも、自分がやるべきことがわかってきます。
ですので、これらのコードを暗記する必要はありませんが、メジャーなものだけでも知識として覚えておきましょう。
サーバーとブラウザの仕組み
すでにブログを立ち上げている方は、ドメインとレンタルサーバー、そしてそこにワードプレスをインストールして利用していると思います。
サイトを表示するためには、これらが必要ということは概ね理解しているでしょう。
ウェブサイトというのはネットを開くときに使っているブラウザというソフトが、サーバー側から情報を取得することによってページを表示しています。
この時、サーバー側はHTML形式でブラウザに情報を送信し、それをブラウザがユーザーに見やすいように表示してくれることによって、サイトとして表示されるのです。
ブラウザがなかったら、サーバーから表示される情報はただのテキストです。
さらにこの時、サーバー側からHTTPステータスコードも同時に送信されており、これはページが正常に表示できた時はユーザー側には表示されません。
ただ、ページの表示に問題があった場合、HTMLと同時に送られてきたステータスコードが画面に表示され、ユーザーに知らせるようになっているのです。
基礎知識ですのでぜひ覚えておいてください。
HTTPSステータスコード一覧
HTTPステータスコードを全部知りたいぷう
それでは早速ですが、HTTPのステータスコードについて紹介していきます。
基本的にステータスコードは、100番台〜500番台まであります。
それぞれ100個あるわけではなく、数個の番台もありますし、必ずしも連番とは限りません。
これを暗記する意味はありませんので、よく出てくるものだけ把握しておけば良いでしょう。
100番台(情報案内)
まずは100番台からです。
こちらは主にサーバーにリクエストした情報が問題なく処理され、継続されている時のコードになります。
エラーのような内容ではないため、ネットを触っていて見かけることはほぼないでしょう。
100 Continue
リクエストを継続中という意味になります。
ページの読み込みに時間がかかっている時に、表示される可能性があります。
エラーではないので待っていればページが表示されるはずです。
101 Switching Protocols
こちらはサーバーがリクエストに対して、プロトコルの切り替えを行っているという意味のコードになります。
プロトコルとは、情報通信の規格のようなもので、かなり難しい内容になるので特に覚える必要はありません。
このコードもほとんど見ることはないでしょう。
102 Processing
こちらのコードは、処理中を意味します。
Processingという単語はたまに見かけますので、この単語を見たら情報を処理している最中と認識しましょう。
この表記はページの読み込みに時間がかかっている時に稀に見ることがあるかもしれません。
このあたりはサクッといっちゃってOKだトン!
200番台(処理成功)
200番台については、リクエストが成功したことを表す表示になります。
基本的に成功したときはブラウザはページを表示するだけですので、この表示を見ることはないでしょう。
ただ、裏ではこのコードが送信されているということだけなんとなく知っておきましょう。
以下200番台が続きますが、ざっくり把握する程度で大丈夫です。
200 OK
サーバーに対するリクエストが成功し、正常にページが表示された場合に表示されます。
ほとんどの場合、裏でこのコードが送信されています。
201 Created
リクエストが完了し、新たに作成されたデータのURLが返されます。
リダイレクトなどが行われた後の処理になります。
202 Accepted
リクエストは受理されたものの、処理はまだ完了していない場合に送られるコードになります。
203 Non-Authoritative Information
実際の情報ではなく、ローカルまたはプロキシからの情報の場合に返されるコードになります。
こちらについては、日常では使わないので覚える必要はありません。
204 No Content
リクエストが受理されたものの、返す情報がない場合に出るコードになります。
こちらも滅多に起こりませんので気にする必要はないでしょう。
205 Reset Content
リクエストが受理され、ユーザーのエージェント画面をリセットする場合に送られるコードになります。
こちらもかなり稀な状況ですので、普通に利用していて行われることはありません。
206 Partial Content
レジュームと呼ばれる作業をした際、部分的GETリクエストを受理したときに表示されるコードです。
こちらもかなり専門的な内容ですので、遭遇することはないでしょう。
207 Multi-Status
複数のステータスが存在している時に送られるコードになります。
226 IM Used
IMを使用している場合。
拡張ステータスコードです。
こちらもエンジニア以外遭遇しないコードになります。
300番台からは見たことあるコードが出てくるブゥ
300番台(リダイレクト)
続いては300番台になります。
300番台はリダイレクトに関わるコードです。
リクエストを完了させるためには追加で処理が必要な状態になります。
以前公開したこちらの記事で、3から始まるコードに見覚えがある方も多いと思います。
300 Multiple Choices
リクエストしたソースが複数存在してしまい、どれかを選択しないといけない状態を表します。
301 Moved Permanently
リクエストされたリソースが恒久的に移動されている状態です。
302 Found
リクエストされたリソースが一時的に移動されている状態です。
303 See Other
リクエストに対する返しが他のURLですでに存在してしまっている時に表示されます。
304 Not Modified
リクエストしたリソースが更新されていないことを表しています。
jsや画像のキャッシュを変更できなかった場合によく表示されます。
305 Use Proxy
プロキシを利用してリクエストを行う必要がある時に表示されるコードです。
306 (Unused)
未使用の状態を表しています。
307 Temporary Redirect
リクエストしたリソースが一時的に移動されている状態です。
308 Permanent Redirect
現在提唱されている新しいステータスコードです。
400番台(処理の失敗)
続いての400番台は処理の失敗を表しているコードになります。
この400番台というのが、ネット検索をしていて一番見かけるエラーになります。
たしかに見覚えがあるぶぅ〜
よく見るものが混じっていますので、改めて意味を理解しておきましょう。
400番台は主に自分のサイトに問題がある時に表示されます。
何かしらの操作をしてしまった場合、その操作を戻すことによって解決できることが多いので注意しましょう。
400 Bad Request
間違ったメソッドを使うなど、リクエストに異常がある場合に表示されるコードです。
401 Unauthorized
Basic認証などを行う時に使用されるコードです。
402 Payment Required
支払いが必要な場合に表示されるコードです。
403 Forbidden
ページにアクセスすることを拒否された状態です。
主にアクセス権限のないページにアクセスしようとして表示されることが多いです。
404 Not Found
ページ自体が存在していない時に表示されるエラーコードです。
すでに削除されたページなのに検索結果に残っている場合によく見かけます。
405 Method Not Allowed
許可されていないメソッドを使用しようとした場合に表示されるコードです。
406 Not Acceptable
言語などブラウザが受理できないデータが含まれている時に表示されるコードです。
407 Proxy Authentication Required
プロキシの認証が必要な時に表示されるコードです。
408 Request Timeout
リクエストが時間内に完了しない時に表示されるコードです。
ネット回線やサーバーの混み具合などが原因の場合が多いです。
409 Conflict
リクエストがリソースと矛盾しているため実行できないエラーです。
410 Gone
リソースが消滅し2度と戻ってこない場合に使われるコードです。
411 Length Required
Content-Lengthヘッダがないことによって、サーバーがアクセスを拒否した場合に使われるコードです。
412 Precondition Failed
前提条件が間違っていた場合に使われるコードです。
413 Request Entity Too Large
サーバーの制限よりも大きなデータを送信した時に表示されるエラーです。
414 Request-URI Too Long
URLが長すぎるため、サーバーが処理を拒否した場合に表示されるエラーです。
415 Unsupported Media Type
指定されたメディアのタイプがサーバーでサポートされていない場合に起きるエラーです。
416 Requested Range Not Satisfiable
実際のリソースのサイズよりも大きなサイズのデータを要求した時に表示されるコードです。
417 Expectation Failed
拡張ステータスをサーバーが使えない時に表示されるエラーです。
418 I’m a teapot
拡張ステータスコードです。
ティーポットにコーヒーを淹れることを拒否された場合に表示されるネタ的なコードになってます。
422 Unprocessable Entity
WebDAVの拡張ステータスコードです。
423 Locked
リクエストしたリソースがロックされている場合に表示されるコードです。
424 Failed Dependency
依存関係によるエラーコードです。
426 Upgrade Required
アップグレードが必要な場合に表示されるコードです。
500番台(サーバーエラー)
最後が500番台になります。
こちらはサーバー側のエラーを表すコードになります。
多くの場合レンタルサーバー側でトラブルが起きている時に表示されますので、サーバーのお知らせを確認したり、サポートに確認を行いましょう。
500 Internal Server Error
サーバーの内部でエラーが発生した時に表示されるコード。
サーバー上で動作しているプログラムに間違いがあった場合などに表示されます。
基本的には復旧を待つしかないでしょう。
501 Not Implemented
WebDAVが使用されていないサーバーに対して、WebDAVを使用しようとした時に表示されるコードです。
502 Bad Gateway
不正な要求を受け取り拒否した場合に表示されるコード。
こちらは一時期、仮想通貨の取引所でよく出ていたコードです。
主にサーバー側のエラーによるトラブルなので、待つしかないです。
503 Service Unavailable
サーバー側の負荷が増えてメンテナンスなどで一時的に利用できない状態を表しています。
アクセス集中によるエラーが一番多いです。
504 Gateway Timeout
処理の制限時間内に完了しなかった場合に表示されます。
ページの読み込みに時間がかかりすぎた場合などに表示されます。
505 HTTP Version Not Supported
サーバー側でサポートされていないHTTPのバージョンだった場合に出るエラーです。
506 Variant Also Negotiates
ネゴシエートを試みてエラーになった場合に表示されます。
507 Insufficient Storage
リクエストを処理するために必要なストレージの容量が足りない場合に起きるエラーコードです。
508 Loop Detected
サーバー内でリダイレクトの無限ループに入った時に表示されるコードです。
509 Bandwidth Limit Exceeded
サーバー側で設定されている転送量を使い切った場合に表示されるコードです。
510 Not Extended
拡張コードで拡張できない場合に表示されるコードです。
以上が今存在してるコードだトン!
こんなにあるトンね〜
ページが表示されない時のステータスコードまとめ
ステータスコードはかなりの数がありますし専門用語も多いので、初心者の方にとっては意味不明だったと思います。
ただ、もしエラーが表示された時に参考になると思いますので、そのときはこのページのことを思い出してくださいね。
特に重要な点は以下の2つです。
- 400番台は自分のサイトの問題
- 500番台はサーバー側の問題
この2つを覚えておけば対処方法がわかると思います。
サイト側の問題の場合、直前に何かサイトに変更を加えていないか確認しましょう。
心当たりがある場合は設定を戻すことによって大抵改善します。
500番台が出てしまった場合、サーバー会社側でトラブルが起きていますので、そのまま待つか、問い合わせを行うようにしましょう。
それによって大抵の場合は問題が解決します。
このページが参考になれば幸いです。